通信教育造船科講座 船体工作法
財団法人 日本小型船舶工業会
平成8年度
目 次
まえがき 鋼 船 工 作 法 第1章 一 般 1.1 建造を始めるに当たって 1.1.1 建造の計画 (1)事前の検討 1.1.2 大日程の決定 1.1.3 ブロック分割の検討 1.1.4 ブロック分割 1.2 ブロック建造法 1.2.1 ブロック建造法の利点 1.2.2 ブロック建造法の種類 1.2.3 層式建造法の利点と欠点 1.2.4 コッキングダウン 1.2.5 伸しについて 1.2.6 ライン及び板逃げ 1.2.7 船殻工事の職種と仕事 1.2.8 工事量の把握 1.2.9 計画工数 1.2.10 工事量の山積み 1.3 船殻工事の日程表の作り方 (1)ブロック搭載日程 (2)ブロック組立日程 (3)加工工程とカッティングプラン (4)現図日程 (5)日程上の重要点 1.3.1 計画遅れに対する処理の仕方 練習問題 第2章 現 図 2.1 現図作業の概要 2.2 線図作業 2.3 展開の基本的な考え方 2.3.1 平行線法 2.3.2 放射線法 2.3.3 三角形法 2.3.4 船体への応用 2.4 型取り作業 2.4.1 型作業の選定 2.4.2 型材の材質 練習問題 第3章 加 工 3.1 加工作業の概要 3.1.1 加工作業の船殻工事における位置 3.1.2 加工作業における職種 3.1.3 加工作業の今後の方向 3.2 罫書という作業の性質 3.2.2 建造要領の引き出し 3.2.3 精度について 3.3 ガス切断作業 3.3.1 使用ガス 3.3.2 ガス切断のための装置 3.3.3 ガス切断の機構 3.3.4 ガス切断の品質 3.3.5 切断条件 3.4 線状加熱による曲げ作業 3.4.1 線状加熱による曲げ加工の機構 3.4.2 線状加熱による材質の変化 3.4.3 最適の曲げ条件 3.5 冷間曲げ加工 3.5.1 冷間曲げ加工の機構 3.5.2 冷間曲げ加工における注意事項 3.6 部材の揃え方 3.6.1 部材リスト 3.6.2 運搬、仕分け用の器具について 練習問題 第4章 組 立 作 業 4.1 組立作業の概要 4.1.1 組立工程とは 4.1.2 組立工程の概要 4.1.3 小組立 4.1.4 組立工場配置 4.1.5 組立定盤 4.2 組立作業 4.2.1 組立作業の内容 4.2.2 治具作製作業 4.2.3 板継作業 4.2.4 マーキング及び切断作業 4.2.5 取付け作業 4.2.6 溶接作業 4.2.7 その他の作業 4.3 工程、品質管理 4.3.1 工程管理 4.3.2 品質管理 練習問題 第5章 船 台 作 業 5.1 船台作業の概要 5.2 船台準備作業 5.2.1 船体据付け位置 5.2.2 船台基準線 5.2.3 盤木作業 5.3 船型保持 5.3.1 船型保持の基本 5.3.2 基準線 5.3.3 ブロック決めかたの基本 5.3.4 計測の仕方 5.3.5 格点寸法表の作成 5.3.6 一般的事項 5.4 取付け作業 5.4.1 一般的事項 5.4.2 取付け順序 5.4.3 拘束 5.4.4 開先 5.4.5 目違 5.4.6 仮付け 5.5 軸心見透し 5.5.1 軸心見透しの種類と方法 5.5.2 軸心見透しの日程 5.6 キール見透し 5.7 裏掘り作業 5.8 歪に対する処理方法 5.8.1 一般事項 5.8.2 歪防止法 5.8.3 拘束法 5.8.4 歪除去法 5.8.5 歪取りにあたって 5.9 足場作業 5.9.1 足場作業工程 5.9.2 足場の種類 5.10 船体塗装 練習問題 第6章 進水作業 6.1 進水作業の概要 6.2 進水方法の種類 6.2.1 縦進水 6.2.2 進水の仕方 6.2.3 ヘッド進水 6.2.4 ボール進水 6.2.5 ローラー進水 6.2.6 台車進水 6.3 進水計算 6.3.1 進水台の中心間距離 6.3.2 進水重量及び重心 6.3.3 進水始動力 6.3.4 平均圧力 6.3.5 船尾浮揚時の圧力 6.3.6 船尾沈下 6.3.7 船首沈下 6.3.8 潮高の影響 6.3.9 船台のキャンパー 6.3.10 制動装置 6.3.11 台車配置 6.3.12 レールと台車 6.4 進水準備作業 6.4.1 盤木差替え作業 6.4.2 台車引込み作業 6.4.3 進水台工事 6.4.4 進水装置 6.4.5 進水前の点検 6.4.6 進水式 6.4.7 進水作業の注意事項 練習問題 第7章 検査及び手直し方法 7.1 一般事項 7.2 自主検査 7.2.1 品質管理 7.2.2 各工程における品質管理 7.3 製造検査 7.3.1 立会検査 7.3.2 社内検査 7.3.3 検査の種類 7.3.4 検査に対する注意事項 7.4 手直し方法 7.4.1 取付け欠陥の手直し 7.4.2 水漏れ、エアー漏れの手直し 7.4.3 小径孔の穴埋め法 7.4.4 その他の手直し 7.4.5 材料欠陥の手直し 練習問題 練習問題のヒント及び解答 あとがき 溶 接 工 作 法 第1章 溶接について 1.1 溶接の性質 1.2 溶接用鋼材 1.2.2 溶接性 1.2.3 使用鋼材の規定 第1章 練習問題 第2章 溶接法の種類 2.1 溶接法の分類と適用性 2.2 アーク溶接 2.2.1 被覆アーク溶接 2.2.2 サブマージアーク溶接 2.2.3 MIG・TIG溶接 2.2.4 炭酸ガスアーク溶接 2.3 簡易自動溶接法 2.3.1 簡易自動隅肉溶接装置 2.3.2 多目的ガスシールド自動溶接装置 第2章 練習問題 第3章 溶接機と溶接棒 3.1 溶接機の構造 3.2 溶接機の接続と保守 3.2.1 溶接機の接続 3.2.2 溶接機の保守 3.3 溶接棒 3.3.1 溶接棒の種類 3.3.2 溶接棒の乾燥と管理 第3章 練習問題 第4章 溶接による熱影 4.1 溶接冶金 4.1.1 鉄−炭素平衡状態図 4.1.2 溶接部の温度と性質 4.1.3 冷却速度に及ぼす要素 4.2 残留応力と変形 4.2.1 応力と変形 4.2.2 残留応力と変形が船体に及ぼす影響 4.2.3 変形 第4章 練習問題 第5章 溶接施工法 5.1 溶接記号 5.1.1 溶接記号 5.1.2 溶接記号の図示例 5.2 溶接設計 5.2.1 設計にあたっての注意事項 5.2.2 溶接強度の計算法 5.3 溶接作業 5.3.1 一般的注意事項 5.3.2 溶接順序他 5.3.3 溶接作業における安全と障害 5.3.4 変形防止と応力除去 5.3.5 溶接長と換算溶接長 第6章 溶接の検査と技量検定 6.1 溶接部の検査方法 6.1.1 検査方法の種類 6.1.2 代表的な破壊検査法 6.1.3 代表的な非破壊検査法 6.2 溶接部の欠陥とその原因及び対策 6.2.1 溶接欠陥と原因の一覧表 6.2.2 検査の基準の例 6.3 技量検定 第6章 練習問題 第7章 薄板構造の歪防止 7.1 歪の発生形状 7.2 歪発生の要因分析と特性要因図 7.3 素材の歪防止 7.4 切断 7.5 板継溶接 7.6 小組立、大組立工程の溶接 7.7 搭載工程の歪防止 第7章 練習問題 第7章 練習問題解答 付録 アルミニウム合金の溶接
まえがき
鋼 船 工 作 法
第1章 一 般
1.1 建造を始めるに当たって
1.1.1 建造の計画
(1)事前の検討
1.1.2 大日程の決定
1.1.3 ブロック分割の検討
1.1.4 ブロック分割
1.2 ブロック建造法
1.2.1 ブロック建造法の利点
1.2.2 ブロック建造法の種類
1.2.3 層式建造法の利点と欠点
1.2.4 コッキングダウン
1.2.5 伸しについて
1.2.6 ライン及び板逃げ
1.2.7 船殻工事の職種と仕事
1.2.8 工事量の把握
1.2.9 計画工数
1.2.10 工事量の山積み
1.3 船殻工事の日程表の作り方
(1)ブロック搭載日程
(2)ブロック組立日程
(3)加工工程とカッティングプラン
(4)現図日程
(5)日程上の重要点
1.3.1 計画遅れに対する処理の仕方
練習問題
第2章 現 図
2.1 現図作業の概要
2.2 線図作業
2.3 展開の基本的な考え方
2.3.1 平行線法
2.3.2 放射線法
2.3.3 三角形法
2.3.4 船体への応用
2.4 型取り作業
2.4.1 型作業の選定
2.4.2 型材の材質
第3章 加 工
3.1 加工作業の概要
3.1.1 加工作業の船殻工事における位置
3.1.2 加工作業における職種
3.1.3 加工作業の今後の方向
3.2 罫書という作業の性質
3.2.2 建造要領の引き出し
3.2.3 精度について
3.3 ガス切断作業
3.3.1 使用ガス
3.3.2 ガス切断のための装置
3.3.3 ガス切断の機構
3.3.4 ガス切断の品質
3.3.5 切断条件
3.4 線状加熱による曲げ作業
3.4.1 線状加熱による曲げ加工の機構
3.4.2 線状加熱による材質の変化
3.4.3 最適の曲げ条件
3.5 冷間曲げ加工
3.5.1 冷間曲げ加工の機構
3.5.2 冷間曲げ加工における注意事項
3.6 部材の揃え方
3.6.1 部材リスト
3.6.2 運搬、仕分け用の器具について
第4章 組 立 作 業
4.1 組立作業の概要
4.1.1 組立工程とは
4.1.2 組立工程の概要
4.1.3 小組立
4.1.4 組立工場配置
4.1.5 組立定盤
4.2 組立作業
4.2.1 組立作業の内容
4.2.2 治具作製作業
4.2.3 板継作業
4.2.4 マーキング及び切断作業
4.2.5 取付け作業
4.2.6 溶接作業
4.2.7 その他の作業
4.3 工程、品質管理
4.3.1 工程管理
4.3.2 品質管理
第5章 船 台 作 業
5.1 船台作業の概要
5.2 船台準備作業
5.2.1 船体据付け位置
5.2.2 船台基準線
5.2.3 盤木作業
5.3 船型保持
5.3.1 船型保持の基本
5.3.2 基準線
5.3.3 ブロック決めかたの基本
5.3.4 計測の仕方
5.3.5 格点寸法表の作成
5.3.6 一般的事項
5.4 取付け作業
5.4.1 一般的事項
5.4.2 取付け順序
5.4.3 拘束
5.4.4 開先
5.4.5 目違
5.4.6 仮付け
5.5 軸心見透し
5.5.1 軸心見透しの種類と方法
5.5.2 軸心見透しの日程
5.6 キール見透し
5.7 裏掘り作業
5.8 歪に対する処理方法
5.8.1 一般事項
5.8.2 歪防止法
5.8.3 拘束法
5.8.4 歪除去法
5.8.5 歪取りにあたって
5.9 足場作業
5.9.1 足場作業工程
5.9.2 足場の種類
5.10 船体塗装
第6章 進水作業
6.1 進水作業の概要
6.2 進水方法の種類
6.2.1 縦進水
6.2.2 進水の仕方
6.2.3 ヘッド進水
6.2.4 ボール進水
6.2.5 ローラー進水
6.2.6 台車進水
6.3 進水計算
6.3.1 進水台の中心間距離
6.3.2 進水重量及び重心
6.3.3 進水始動力
6.3.4 平均圧力
6.3.5 船尾浮揚時の圧力
6.3.6 船尾沈下
6.3.7 船首沈下
6.3.8 潮高の影響
6.3.9 船台のキャンパー
6.3.10 制動装置
6.3.11 台車配置
6.3.12 レールと台車
6.4 進水準備作業
6.4.1 盤木差替え作業
6.4.2 台車引込み作業
6.4.3 進水台工事
6.4.4 進水装置
6.4.5 進水前の点検
6.4.6 進水式
6.4.7 進水作業の注意事項
第7章 検査及び手直し方法
7.1 一般事項
7.2 自主検査
7.2.1 品質管理
7.2.2 各工程における品質管理
7.3 製造検査
7.3.1 立会検査
7.3.2 社内検査
7.3.3 検査の種類
7.3.4 検査に対する注意事項
7.4 手直し方法
7.4.1 取付け欠陥の手直し
7.4.2 水漏れ、エアー漏れの手直し
7.4.3 小径孔の穴埋め法
7.4.4 その他の手直し
7.4.5 材料欠陥の手直し
練習問題のヒント及び解答
あとがき
溶 接 工 作 法
第1章 溶接について
1.1 溶接の性質
1.2 溶接用鋼材
1.2.2 溶接性
1.2.3 使用鋼材の規定
第1章 練習問題
第2章 溶接法の種類
2.1 溶接法の分類と適用性
2.2 アーク溶接
2.2.1 被覆アーク溶接
2.2.2 サブマージアーク溶接
2.2.3 MIG・TIG溶接
2.2.4 炭酸ガスアーク溶接
2.3 簡易自動溶接法
2.3.1 簡易自動隅肉溶接装置
2.3.2 多目的ガスシールド自動溶接装置
第2章 練習問題
第3章 溶接機と溶接棒
3.1 溶接機の構造
3.2 溶接機の接続と保守
3.2.1 溶接機の接続
3.2.2 溶接機の保守
3.3 溶接棒
3.3.1 溶接棒の種類
3.3.2 溶接棒の乾燥と管理
第3章 練習問題
第4章 溶接による熱影
4.1 溶接冶金
4.1.1 鉄−炭素平衡状態図
4.1.2 溶接部の温度と性質
4.1.3 冷却速度に及ぼす要素
4.2 残留応力と変形
4.2.1 応力と変形
4.2.2 残留応力と変形が船体に及ぼす影響
4.2.3 変形
第4章 練習問題
第5章 溶接施工法
5.1 溶接記号
5.1.1 溶接記号
5.1.2 溶接記号の図示例
5.2 溶接設計
5.2.1 設計にあたっての注意事項
5.2.2 溶接強度の計算法
5.3 溶接作業
5.3.1 一般的注意事項
5.3.2 溶接順序他
5.3.3 溶接作業における安全と障害
5.3.4 変形防止と応力除去
5.3.5 溶接長と換算溶接長
第6章 溶接の検査と技量検定
6.1 溶接部の検査方法
6.1.1 検査方法の種類
6.1.2 代表的な破壊検査法
6.1.3 代表的な非破壊検査法
6.2 溶接部の欠陥とその原因及び対策
6.2.1 溶接欠陥と原因の一覧表
6.2.2 検査の基準の例
6.3 技量検定
第6章 練習問題
第7章 薄板構造の歪防止
7.1 歪の発生形状
7.2 歪発生の要因分析と特性要因図
7.3 素材の歪防止
7.4 切断
7.5 板継溶接
7.6 小組立、大組立工程の溶接
7.7 搭載工程の歪防止
第7章 練習問題
第7章 練習問題解答
付録 アルミニウム合金の溶接