平面ブロック専用:屋内で、加工、小組立場と直結し、クレーン密度の高い場所。
曲りブロック専用:治具制作上、格子定盤が便利で、移動屋根があれば理想である。
立体ブロック専用:屋外の船台横で、クレーン密度よりも、ブロックの運搬、搭載を重視する。
〇十分な広さのブロック置場を必要とする。
4.1.5 組立定盤
組立定盤は、その性能、面積が生産量と組立精度に決定的な影響を与える。
組立定盤は次の条件を有する必要がある。
(1)基礎が堅固で、耐久力が十分であること。
(2)平面精度と剛性が十分であること。
(3)作業性上、地面より余り高くないこと、定盤の基礎はコンクリート打込み、又はコンクリートブロックの並列が望ましい。一般に便用される定盤には4種類ある。
(1)蜂の巣定盤(箏4.1図)
鋳鉄製で蜂の巣状に小円形孔を多数有する定盤である。床面に敷き詰める。小物、薄板の組立、小組材の歪取り、板継ぎ、平面ブロックの組立に適する。設備費は高いが、平面精度も高い。
(2)平板定盤(第4.2図)
基礎上に型鋼等を並べ、その上に鋼板を敷き詰めた定盤である。表面が平担であるので、板継ぎや基準線を出す必要のあるものに便利である。