日本財団 図書館


従来から、中小型船から大型船に至るまで広く一般に彩用されている方法である。進水性能は良いが、手間を要し資材費が大きく、気温に左右される等の難点がある。

6.2.4 ボール進水

ヘッド、軟石ケンの代りに、直径90mのボールベアリング(鋼球)を無数に使用する方法である。ヘッド進水の難点を補うために考え出された最良の方法であり、現在、大型船にまで広く採用されている。設備費は最も高いが、消耗度は少なく、進水性能も安定している。進水台構造等はヘッドの場合と全く同じである。

115-1.gif

6.2.5 ローラー進水

コロ進水とも言い。ボールの代りにロ一ラーを使用し、それの回転により滑走、進水させる方法である。進水台はボール以外は、ボール進水と同じ構造であり、ローラーは一般に鋼管製のものが使用される。設備費は大きく進水作業量も多いので、進水性能は良い方であるが、中小型船以外には余り採用されていをいない。

115-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION