(3) 各職種(現図、取付、船台溶接)ごとの計画工数等である。
1.2.10 工事量の山積み
工事日程計画に従って山積み表を作成する。工事量を旬間または月間ごとに集計して数字で表わすことを山積みという。鋼材重量、溶接長、工数についての山積みがある。仕事量の多いところを山、少ないところを谷と呼ぶが、これには能力線(旬又は月間で、現在の人員で消化できる能力)を記入しておくと山と谷が良くわかる。
山積み表を作成する意義は下記のごとくである。
(1) 仕事量の多い期間、少ない期間がはっきりわかる。
(2) 工事能力と計画量とを比較できる。
(3) 必要人員がはっきりつかめる。
(4) 山、谷が起こらないように、逆に日程を調整できる。
工事能力を超えた場合の対策
(1) 計画を早めたり、遅くしたりする。
(2) 設備拡張、人員の補充をして工事能力を上げる。
(3) 一部分を加工外注に出す。
(4) 残業、休日操業等で操業度を上げる。