7.5 板継溶接
板継工程において、開先部の精度(特に直線度)を良くして溶接入熱をできるだけ少なくし、溶接線近傍を拘束し母材が冷却するまでは拘束を除却しないようにする。
(1)溶接法の選択
板継溶接においては、両面溶接の方が発生する歪は少ないが、工程、設備等により片面溶接法を採用している造船所も少なくない。第7.6表に片面溶接法、両面溶接法の特徴を示す。
第7.7表に薄板板継溶接条件の例を示す。
(2)拘束方法の例
板継溶接では溶接歪の発生を少なくするために、拘束を行うことが望ましい。第7.1 6図に2〜3の例を示す。