る。
4)被包ガス流量が少ない又は風が強いと気孔が発生する。
5)ノズル高さが高すぎるとブロホールが発生し・低いとスパッターでつまりやすい。
6)溶接電流が大きくなるとビード幅広くなり余盛高く、溶け込み深くなる
7)アーク長が長くなるとビード幅広くなりスパッター粒大きく、溶け込み浅くなる。
8)溶接速度は速くなるとビード幅狭く、溶け込み浅く、余盛り低くアンダーカットが発生しやすい。
9)母材表面に油、サビが多量に付着すると気孔が発生しやすい。
安全衛生について
2.3 簡易自動溶接法
前述したように、炭酸ガス溶接は溶接能率が良く、かつ全姿勢溶接が可能なため、最近著しく普及し、全溶接の約60%も炭酸ガス溶接で施工されている造船所もある。この炭酸ガス溶接は、通常作業者がトーチを保持し運棒(ウィービング)する半自動溶接として使われるが、トーチを走行台車に搭載した自走式の簡易自動溶接法も、グラビィテーに変わって普及しだしたので2〜3の例を紹介する。
2.3.1 簡易自動隅肉溶接装置
走行レールのあるものとレール無しの無軌条式のものがあるが、無軌条式のものは鋼板にマグネットローラーを吸着させるタイプのものと、溶接線をガイドローラーで機械的に倣うものがある。これらのものは装置重量が20kg以下と軽量でハンドリング性が良いため、1人で複