巻頭言 「補聴援助システムとリハビリテーション」冊子刊行にあたって
第1章 補聴器・リハビリテーションの現在と将来
1-1 補聴器の知識
1) 補聴器とは
2) 補聴器の適応と限界
3) 補聴器のフィッティング
4) 新しい補聴器
5) 人工中耳
6) 今後の開発課題
1-2 補聴器購入に際して知っておくべき予備知識
1) はじめに
2) 補聴器供給体制の現状
3) 補聴器購入に際してのアドバイス
4) むすび
1-3 補聴器装用者へのアドバイスー耳鼻咽喉科医から
1) 耳鼻咽喉科医への受診のすすめ
2) 自分の難聴を知ろう
3) 定期的な聴力検査のすすめ
4) 補聴器は何故役に立ちにくいのか
5) 難聴への福祉補償制度を知ろう
6) 難聴者への耳鼻咽喉科医の支援体勢
1-4 高齢者に対する補聴器のフィッティング
-補聴器を利用して豊かなコミュニケーションを-
はじめに
1) 高齢者の難聴
2) 補聴器を手にいれるには
3) 補聴器の相談には時間がかかる
4) 補聴器のフィッティングには検査が必要
5) 補聴器の効果は家庭で確かめることが必要
6) 補聴器装用は聞こえのリハビリテーションン
7) 大切な家族の協力
8) 要介護難聴高齢者の補聴援助
第2章 人工内耳の適応と課題
2-1 人工内耳
1) コトバの聞こえのしくみ
2) 人工内耳の原理と聞こえの回復
3) 成人の人工内耳:手術をすすめられる人、すすめられない人
4) 小児の人工内耳
2-2 人工内耳マッピングの実際
1) 成人のマッピング
2) 幼児のマッピング
第3章 聴能訓練、難聴者のリハビリ・メンタルケア
3-1 幼児期に於ける難聴児の聴覚リハビリテーション
1) はじめに
2) 幼児におけるコミュニケーション過程
3) 難聴の発見と原因
4) 聴力検査と難聴の判定
5) 難聴が幼児の発達に及ぼす影響
6) 幼児期の聴覚言語リハビリテーション
7) 幼児期以降の聴取環境の整備
8) おわりに
3-2 成人難聴者(中途失聴・難聴者)のリハビリテーション-真の障害受容を目指して-
1) 難聴者と一言で言うけれど
2) 難聴がもたらす悪循環
3) 障害受容のプロセス
4) 補聴器適応と障害受容
5) 同障者との交流と障害受容
6) 真の障害受容を支えるネットワーク
3-3 難聴者・中途失聴者のメンタルケア
1) はじめに
2) 聴覚障害者の精神心理的問題の考え方
3) リハビリテーションに於けるメンタルケア
4) 事例検討
5) おわりに
第4章 補聴援助システム
4-1 補聴援助システム
0) 補聴器の周辺部品
1) 磁気誘導ループシステム
2) FM補聴システム
3) 赤外線を利用したシステム
4) 有線マイクを利用する方法
5) テレビ関連のシステム
6) 電話コミュニケーション
7) 感覚代行装置
4-2 補聴のためのPA入門
1) はじめに
2) 情報伝達手段としてのPAシステム
3) PAシステムの基本構成
4) 代表的機器の役割
5) 会館やホールなどのPAシステム
6) 会議室などのPAシステム
7) 難聴者にとってのPA
4-3 補聴援助システム(ALDS)等の法制化が絶対に必要である
-難聴者の「完全参加と平等」を実現するには-
1) 補聴援助システムの現状と課題
2) 聞こえを確保し社会参加を促進するために訴えたいこと
3) 「PA(電気音響システム」なかに「ALDS(補聴援助システム」を含めさせよう
4) 補聴環境を整えよう
5) 会議での聞こえの確保について
6) 銀行などの窓口、病院の受付など
7) 難聴者協会は、会員の聞こえを援助できる集団でありたい
第5章 補聴器・橋雅援助システム・福祉の街つくりへの提言-全難聴ユーザから-
5-1 補聴器の普及のために
5-2 補聴器とフィッティング
5-3 FM補聴器を利用して
5-4 補うことの効用
5-5 補聴援助システムを身近に
5-6 補聴援助の問題点
5-7 機器の効果を上げるために
5-8 磁気誘導ループと赤外線システムに助けられて
5-9 難聴者のための福祉のまちづくり
認定補聴器店一覧
あとがき