はじめに
委員名簿
1. 各種装着方式と海中データ収集に関する実状
1-1. 対象生物と装着方法
1-1-1. くじら
(1) セミクジラ:装着・針挿入方式/クロスボウ打ち込み方式
(2) シロナガスクジラ:クロスボウ打ち込み方式
(3) セミクジラ:浮上検知器付きタグ装着の例
(4) トックリクジラ:サクションカップ方式によるTDR装着事例
(5) キタトックリクジラ:サクションカップ方式によるTDR装着事例
1-1-2. クジラ以外の海産哺乳類
(1) イルカ:ハーネス装着方式
1) VHF方位測定方式
2) 人工衛星による自動位置決定方式
3) VHF/衛星両方式同時利用
(2) オットセイ
1) VHF方位測定方式
2) 人工衛星による自動位置決定方式
(3) トド
(4) アザラシ
(5) ベルーガ
(6) アメリカマナティ:ベルト曳航方式
1-2. 今後の方向
2. 海中立体データ収集の意義と装着方法に対する技術的要請
2-1. 期待される海中立体データの内容と収集の意義
2-1-1. 海中立体データの項目と精度
(1) 位置の計測と精度
(2) 深度の計測と精度
(3) 水温の計測と精度
(4) 塩分の計測
(5) その他の項目の計測
2-1-2. 海洋情報収集上の積極的意義
(1) 海洋立体構造とくじら生態挙動との関連性の解明
(2) プランクトン発生海域や湧昇域、海流変動点、流氷変動域の解明への寄与
2-1-3. 漁業に関する海洋情報への貢献
2-2. くじらの生態挙動特性と装着方式に対する技術的要請
2-2-1 鯨類の回遊・行動パターンの特徴
2-2-2 装着方式に対する技術的要請
(1) 曳航体のサイズと曳航ロープ長
(2) 曳航体の耐圧性能
(3) ピンの構造と保持能力
2-2-3. システム稼働上の技術的要請
(1) エネルギー補充貯蔵技術
(2) データ送信技術
(3) 維持・管理技術
3. 既往の装着方式に関する検討
3-1. 各種装着方式の種類と特徴
3-2. わが国でのピン打ち込み方式に関する既往実績
(1) 曳航体への内挿機能および形状の開発検討
(2) 鯨体へのピン打ち込み方式の開発
4. モデル装着方式の選定と設計・試作
4-1 有力装着方式の選定
4-1-1 「ピン打ち込み方式」と「サンション・カップ方式」
4-1-2. ポリウレタン・アンカー方式
4-2. サクション・カップ(吸盤)方式の設計と試作
4-3. ポリウレタンアンカー方式の設計と試作
4-3-1 ポリウレタンアンカー方式の設計
4-3-2 ポリウレタンアンカー方式の試作
5. 小型鯨類および模擬鯨肉への装着実験
5-1. サクション・カップ方式の装着実験
5-2. ポリウレタンアンカー方式の装着実験
5-2-1 実験装置の概要
5-2-2. 2液混合ポリウレタンシステムの衝突混合の概要
5-2-3. 実験とその結果
むすび
<付属資料>
(1) くじら等に装着する海洋データ収集・送信システムに関する調査研究海外視察報告
(財)日本鯨類研究所調査部 西脇茂利
(2) ポリウレタンフォームDRN-3071/DC-9511システムのご紹介