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心学が拓く二十一世紀の日本

社団法人 心学参前舎

平成12年度

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目    次

石田梅岩肖像画(明倫舎蔵)

石田梅岩の著書

心学講座(明倫社蔵)

梅岩講釈の図(『石田勘平一代記』明倫舎蔵/挿入図)

掛行灯招牌(明誠舎蔵)

石田梅岩の生家(亀岡市東別院町東掛)

石田梅岩の墓(京都市洛東鳥辺山)

 

はじめに

序 心学への道 ―石田梅岩に見る日本人の倫理観― 心学参前舎舎主 小山止敬

 

第1部 心学開講二七〇年記念シンポジウム

開会にあたって 心学開講二七〇年記念シンポジウム実行委員長 上田正昭

ご挨拶 亀岡市長 田中英夫

 

【記念講演】

心学と二十一世紀の日本 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授 ロバート・N・ベラー

はじめに

心学が生まれた時代背景

徳川時代の創造的精神

経済発展と宗教の関連性

「選ばれた民」と考えるアメリカ

独自性を強調する国・日本

「外国語」を極度に恐れるアメリカと日本

アメリカ型個人主義の弊害

解決のモデルはない

目的と手段を取り違える近代化の危険性

社会と経済の新しい関係を

心学が与えてくれるもの

 

【シンポジウム】

取り戻そう!日本人の忘れている心と知恵 ―新しい資本主義と新しい個人主義 

石田梅岩と商人道

人生の指針としての石門心学

伝統の中から新しい方向性を見出す

「宗教」と「道」

今、なぜ石田梅岩か

近代化の促進による心学の衰退

権力との癒着が心学を衰えさせた

倫理観を伴った新しい個人主義

戦後教育の問題点

 

お礼の言葉  石田梅岩先生顕彰会会長(前亀岡市長) 谷口義久

 

第2部 新しい倫理の確立

心学の未来 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授 ロバート・N・ベラー

心学と宗教

心学に未来はあるか

パットナムの問題提起

アメリカ社会に見る“社会資本”の減少

社会に対する信用度の低下

テレビ視聴時間と社会参加の相関関係

経済主義がもたらしたもの

日本も同じ方向に進んでいる

“絆”としての社会資本の問題点

宗教的な行動とは何か

石田梅岩と稲盛和夫氏

倹約は普遍の経営哲学である

京セラの基盤となる独自の倫理観

真の民主主義国・日本に

人類共生の道を歩むために

今、心学から学ぶこと

 

古き心学をたずね、新しき日本を拓く 京セラ株式会社名誉会長 稲盛和夫

アメリカ社会がもつ多様な価値観

自由経済に倫理・道徳を

企業経営は立派な社会活動である

経済成長至上主義から、「足るを知る」心への転換を

今こそ倫理・道徳の重要性を再認識するとき

世界の素封家・日本を目指して

 

「正直・倹約・勤勉」の商い 株式会社イセトー会長 小谷隆一

「真情」を商いの姿勢に

祖父の教育

生きていた心学

自律的な社会への努力を

アメリカの心

環境問題の鍵を握る倹約の精神

これからの心学

 

石門心学の再発見 京都大学名誉教授 上田正昭

梅岩のこころざし

学問の背景

ベラー名誉教授の問題提起

個と普遍

心学と明治維新

心学の再生

 

―結びに代えて― 小山止敬氏の「心学への道」を読んで ロバート・N・ベラー

 

 

 

 

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