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こうした状況と宗教とはあまり関係がないと、長い間私たちの多くは思っていました。一九五〇年代に不規則だったことを除けば、教会に所属する人々も参列する人々の数も非常に安定していると考えていたわけです。しかし実際には所属する人も参列する人も、他の社会活動と同じように前述の時期には減少していたのです。つまり一九六〇年以降、減少の傾向は緩やかではあったものの、長期的に見れば減少が明らかになっていきました。実際のところ教会での慈善献金は、所属率や参列率よりもはるかに急激に減っています。

 

テレビ視聴時間と社会参加の相関関係

ここまで私は社会活動参加の量的なことだけで、質的な部分については触れていません。それは、社会の全体的な様子を明らかにしてくれるのが量的なデータだからです。しかし私は思うのですが、宗教上のコミュニティでの様子を見れば、社会全般の中で起きていることについてもわかるのではないでしょうか。

 

 

 

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