

心学が拓く二十一世紀の日本
宗教的な行動とは何か
心学などの社会運動も含めて、私が使う広い意味での宗教は、社会資本の減少を食い止め、グループ内での結束力を高めると同時に大きな社会の一員としての意識も高めるものです。しかしここまでで述べてきたように、宗教団体は偏狭な考えをもち反社会的になる可能性があることを忘れてはなりません。そこでグループが宗教的であるかどうかということ以上に、宗教的な教えとは何か、そして宗教的な行動とは何かを考えてみる必要があるでしょう。私たちが通常考えるのは、経済や政治的な団体とは異なり、宗教団体は利他的で自己よりも他者を考える性質をもつということでしょう。それでも実際には、それぞれの団体の教義の内容によって異なる部分はあるかもしれません。
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集計期間:成果物公開〜現在 更新日:
2022年5月14日 |
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