まえがき
1. 総 則
1.1 目 的
1.2 適 用
1.3 管理技術者
1.4 標準工作法の使い方
1.5 注意事項
2. 修理に関する一般事項
2.1 損傷調査の重要性
2.2 修理計画と作業管理
2.3 修理積層を行う場所
2.4 修理用材料
2.4.1 一 般
2.4.2 ガラス繊維基材
2.4.3 積層用樹脂
2.4.4 ゲルコート用樹脂・トップコート用樹脂
2.4.5 樹脂パテ・充填材
2.4.6 補助材料
2.5 修理に必要な機器・工具
2.5.1 一 般
2.5.2 計測器類
2.5.3 穿孔・切断・切削工具類
2.5.4 積層作業工具
3. 表面の修理
3.1 ゲルコート面の修理
3.1.1 汚れの修理
3.1.2 変色・退色・粉ふき等の修理
3.1.3 ゲルコート面の傷の修理
3.2 表面傷の修理
3.2.1 浅い傷
3.2.2 中程度の深さの傷
3.2.3 深い傷
3.3 外板内面及び骨部材表面の修理
3.3.1 白化の修理
3.3.2 二次接着剥離の修理
3.4 積層面の劣化・ガラス繊維の露出の修理
3.4.1 船内積層面の修理
3.4.2 直射日光のあたる積層面の修理
4. 外板の修理
4.1 修理一般
4.1.1 損傷調査
4.1.2 損傷調査記録の作成
4.1.3 修理計画
4.1.4 積層工事
4.2 小規模な修理
4.2.1 陥没した外板の修理
4.2.2 破口部の修理
4.3 外板の割れの修理
4.3.1 一般
4.3.2 内側から修理する場合
4.3.3 外面から修理する場合
4.4 修理用成形型
4.4.1 一般
4.4.2 新造時の成形型利用
4.4.3 同型船をおす型として利用
4.4.4 ウレタンブロック法
4.4.5 損傷範囲が大きく、同型船も利用できない場合の修理
4.5 外板剥離の修理
4.5.1 原因
4.5.2 修理
5. 内部構造部材の修理
5.1 損傷調査
5.2 修理計画
5.2.1 ハットガーダーの修理
5.2.2 水漏れ・油漏れの修理
5.2.3 変形の修理
5.2.4 床構造・内装等との取付部の修理
6. 木部FRPカバーリングの修理
6.1 損傷調査
6.1.1 損傷の原因
6.1.2 損傷部の調査
6.2 カバーリングの修理
6.2.1 カバーリングのふくれの修理
6.2.2 カバーリングのはがれ・割れの修理
6.2.3 木材の腐朽部の修理
7. 金物取付部の損傷の修理
7.1 一般
7.2 取付ボルト
7.2.1 衝撃・振動等によるボルトの緩み
7.2.2 木座・補強用の裏当木材の乾湿によるボルトの緩み
7.2.3 ボルト穴の周辺の白化クラックの修理
7.2.4 穴加工が必要な場合
7.3 取付ねじ
7.3.1 取付ねじの緩み・抜け
7.3.2 取付ねじの強度不足
7.4 タンク類の配管取出口の修理
7.5 取付座の割れ、はがれの修理
8. 特殊な位置の修理
8.1 二重底外板の修理
8.1.1 比較的せまい範囲の修理
8.1.2 広範囲の修理
8.2 外板・甲板取合部の修理
8.2.1 一般の場合
8.2.2 修理する甲板面積が広い場合
9. その他の損傷
9.1 切りあけ部の損傷
9.2 コックピットコーナー・モーターウェルの損傷
9.3 内部発泡材(浮体)の修理
9.4 サンドイッチ構造の損傷
9.4.1 バルサコアサンドイッチの修理
9.4.2 フォーム材サンドイッチの修理
9.5 火災による損傷
9.5.1 原因
9.5.2 修理
10. 損傷修理のチェックポイント
10.1 一般
10.2 積層前検査
10.3 型検査
10.4 原材料の検査
10.5 積層中検査
10.6 完成検査
付 録
I スカーフ継手の評価試験・その1
1. 概要
2. スカーフ継手の試験板製作要領
2.1 概要
2.2 母材の積層板の製作
2.3 母材の切断
2.4 継手部のスカーフ加工
2.5 継手の積層
2.5.1 A1の積層
2.5.2 A2の積層
2.5.3 B1の積層
2.5.4 B2の積層
2.6 試験片の加工
2.7 樹脂の試験片
3. スカーフ継手の評価試験
3.1 試験方法
3.1.1 引張試験(JIS-K-7054 1987)
3.1.2 4点曲げ試験(JIS-K-7055 1987)
3.1.3 解 析
3.2 試験結果
3.2.1 ヤング率の計算結果
3.2.2 引張試験結果
3.2.3 4点曲げ試験結果(表曲げ)
3.2.4 4点曲げ試験結果(裏曲げ)
3.3 結果の考察
II スカーフ継手の評価試験・その2
1. 概要
2. 試験結果
2.1 引張試験結果
2.2 4点曲げ試験結果
2.3 破壊様式
3. 結果の考察
III 工作法の相違によるFRP二次接着継手の強度に関する研究・その1
1. 概要
2. 試験板の製作
2.1 試験板の種類
2.2 試験板の積層構成及び積層要領
2.3 使用試験機
3. 試験成績
3.1 ロングスパン
3.2 ショートスパン
3.3 繊維含有率とバーコル硬さ測定の結果
4. 考察
4.1 二次接着面のせん断強さについて
4.2 二次接着継手の曲げ強さ
4.3 疲労試験による評価の必要性
IV 工作法の相違によるFRP二次接着継手の強度に関する研究・その2
1. 概要
2. 実験計画
2.1 試験板の仕様
2.2 使用試験機
3. 試験成績
3.1 ロングスパン疲労試験
3.1.1 試験片及び試験方法
3.1.2 試験結果
3.2 ショートスパン層間せん断疲労試験
3.3 静的試験
4. 考察
4.1 二次接着面のせん断強さについて
4.2 二次接着継手の曲げ強さについて
4.3 今後行う試験の必要性について
5. 結論
5.1 二次接着工作法
5.2 二次接着継手工作法