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3.3 繊維含有率とバーコル硬さ測定の結果

1) 繊維含有率の測定

繊維含有率の測定は、ヤマハ発動機(株)において焼却法で行った。ショートスパンシリーズは、計算で求めた。

2) バーコル硬さ測定

バーコル硬さ測定は、東大(工)金原研究室で行った。結果を表3-4に示す。

 

表3-4 繊維含有率(%)バーコル硬さの測定結果

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4. 考 察

 

4.1 二次接着面のせん断強さについて

各層が積層計画とおりの積層厚さであれば、二次接着面のせん断力は最大せん断力の約94%となる。

今回の実験(静的試験)では二次接着面で破壊するものは無かった。

全試験片40本のせん断強さの標準偏差は2.86%であったので、せん断力の6%低い二次接着面では破壊されなかったものである。

 

4.2 二次接着継手の曲げ強さ

変形量が大きく、計算上の曲げ剛性、曲げ強さとも、かなり小さく出ている。

母材は、試験装置の変形許容量では破壊しなかった。

継手部厚さはテーパー底の厚さ(切断面の削り残り厚さ)だけ母材より厚くなる。母材試験では白化等破壊の初期と見られるものもあったが、破断しなかった。

在来の材料試験と対比するため、試験材に残りがあれば3点曲げ試験を実施する方向で検討する。

Wet on Wetで積層した継手はWet on Greenで積層した継手より厚さが薄くなり、破壊荷重も低くなる。しかし、二次接着積層のガラス含有率が高くなるので、厚さに対応する曲げ強さは若干高くなる。

 

4.3 疲労試験による評価の必要性

疲労試験では潜在的小欠陥の影響が大きいと考えられるし、実船の部材は当然繰り返し外力を受けているのであるから、疲労試験を行って評価する必要がある。

 

 

 

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