3.1.2 試験結果
1) 曲げ試験
疲労強度一覧表を表3-1-2〜表3-1-9に示す。各表において、静的試験とは疲労試験前に行った静的曲げ試験のことで、試験片番号1から10までを使って行った。また、各表で静的試験値が記載されていないところは、ロングスパンでは変形が大きく、試験片が外スパンの中に入ってしまい、破壊に至らなかったためで、破壊荷重が計測できなかったためである。さらに、残り試験片を使って工夫しながら試験したが、どうしても破壊させることができなかった。
一方、L-1などは大きな荷重を加えると変形が大きくなり破壊させることができなかったが、疲労試験では荷重が小さくなるため、試験片が外スパンの中に入りこまず、疲労破壊までもって行くことができた。
これら8種類(L-1〜4、表裏)の疲労試験結果を荷重-疲労曲線で示すと図3-1-2〜図3-1-5のようになる。