2.3 使用試験機
本試験に使用する試験機は、島津製作所製のオートグラフDCS-10T型・速度制御型試験機であり、従来の荷重制御のものではない。秤量は、最大10tまで計量することが可能である。
3. 試験成績
二次接着の施工法の違いによるFRP積層板の材料強度及び継手の施工方法の違いによるFRP積層板の材料強度を確認するために、継手の施工法としてロングスパンの4点曲げ試験を、二次接着の施工法としてショートスパンの層間せん断強度試験を行った。
3.1 ロングスパン
GFRPのロングスパンの4点曲げによる曲げ試験を行った。試験方法はJIS K7055(ガラス繊維強化プラスチックの曲げ試験方法)に準拠した。
1) 試験片及び試験方法
(1) 試験片
試験片種類は、継手接着の種類によりL-1、L-2、L-3、L-4の4種類、試験片の表(U)と裏(L)による2種類の計8種類とした。各試験片の施工法は次のとおりである。