酸素吸入の理解と適用 在宅酸素療法のよりよい実践のために
ライフ・プランニング・センター
平成8年度
目 次
改訂にあたって
I.酸素吸入の原理
1. 空気から組織への02の輸送
2.低酸素血症(PaO2)はどうして起こるか
1)吸入気酸素濃度の低下
2)肺胞低換気
3)拡散の障害
4)換気と血統の不均等分布
5)シャント
3.酸素吸入の効果の病態生理学的理解
1)吸入気酸素濃度(FIO2)を高めて肺胞気酸素濃度(PAO2)を上昇させる
2)酸素吸入が必要になる低酸素血症の程度の状態
3)拡散障害と酸素吸入
4)貧血患者と酸素吸入
II.酸素吸入の方法
1.酸素流量と吸入法
1)高流量と低流量がある
2)吸入の方法
?マスク
?ベンチュリーマスク
?鼻カテーテルおよび鼻カニューラ
?その他の吸入法
2.酸素供給源とその種類
1)酸素ボンベ
2)配管酸素
3)酸素濃縮器
4)液体酸素装置
5)携帯用酸素
3.加湿器とネブライザー
4.O2吸入の悪影響と対策
1)肺障害
2)C02ナルコーシス(低換気のある場合)
III.長期酸素吸入・在宅酸素療法の利点と問題点
1.利点
1)生存率の向上
2)生活の質の向上
2.問題点
1)管理上の問題点
2)保険適用の基準
3)酸素供給源の選択
4)経済上の問題
IV.低酸素血症のアセスメント
1)自覚症から
?呼吸困難
?せき・たん
?動悸・めまい・頭痛・四肢冷感
?その他
2)他覚所見(フィジカル・エグザミネーション)
?呼吸数の増加と頻脈
?努力呼吸
?体位
?チアノーゼ
?ばち(撥)状指
3)検査所見
?動脈血ガス分析
?経皮的動脈血酸素飽和度検査(オキシメーター)
4)酸素療法の効果のアセスメント
むすび
付)社会保険・老人保健診療報酬(平成8年4月版)