a. 一般に用いられる鼻カニューラでは、呼気時には酸素は吸入されずに流れているので無駄になります。そこで呼気時には、弁式のものが閉じて、両側の小さな袋状のところに流入してきた酸素を一時とどめるようになっていて、呼気時には弁が開いて流れてくるといった、酸素の経済的使用を考えた器具もあります。
b. 美容上のことを工夫したものとしては、眼鏡に力ニューラを付属させであるもの、また、経気管酸素吸入(TTO)といって、咽頭下穿刺孔に、細いビニール管を挿入しておき、それに酸素の導管を接続しておくもので、頸部をスカーフなりカラーで隠しておくと目立たないというものです。これからはさらにこのような患者のニーズに応じた方法が