整備・修理作業と貨物倉のクリーニング作業中の災害防止を −内航船の作業の標準化による安全作業−
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目次
はじめに
[I]内航船の整備・修理作業と貨物倉のクリーニング作業中の災害
1.(1) 対象作業中の災害
災害の3割は整備・修理と貨物倉クリーニング中に発生
1.(2) 船種別と総トン数別の災害発生構成比
貨物船やケミカル・タンカーなどが多い300〜699型の災害が4割に
1.(3) 年齢別災害発生状況
55歳以上の被災率は20〜30代の2倍に
1.(4) 休業日数別と起因物別の災害発生状況
被災者6人に1人が休業3か月以上甲板と用具・工具が二大起因物
1.(5) 態様別の災害発隼状況
「転落・墜落」、「はさまれ」と「転倒」が多発
1.(6) 対象作業中の死亡災害
対象作業中に3年間で5件の死亡災害
1.(7) 対象作業中の死亡災害(2)
「転落」3件「はさまれ」1件「酸欠」1件 類似死亡災害の絶無を
2.(1) 機関部作業中の姿勢
機関室内作業に多い無理な姿勢を軽減しよう
2(2) 機関部作業中の姿勢
せまい場所では、足場の整頓十分な証明と作業台の利用を
3.(1) 「転落」の災害事例
パイプ修理中にセットリング・タンクのトップからうねりで転落
3(2) 「転落」の災害事例
カーゴ・フックがビームをひっ掛けハッチ・ボード上から転落
3.(3) 「激突」の災害事例
燃料油タンク中間弁のハンドルに頭を激突
3.(4) 「落下」の災害事例
マストの上からチッピング・ハンマーの頭部が落下
3.(5) 「激突され」の災害事例
ナットを増し締め中にハンマーがくるぶしを直撃
3.(6) 「巻き込まれ」の災害事例
発電機の軸継ぎ手に上着のそでが巻き込まれる
4.(1) ヒヤリ・ハットなどのアンケート調査(1)
多発する機関室内作業のヒヤリ・ハット
4.(2) ヒヤリ・ハットなどのアンケート調査(2)
不安全な踏み台や保護具の不使用でヒヤリ・ハットが多発
4.(3) ヒヤリ・ハットなどのアンケート調査(3)
ヒヤリ・ハットの不安全な行為など
[II]災害防止と安全作業マニュアル
1.(1) 人の不注意と災害防止
不注意は避けられない 人の特性にあった災害防止対策を
1.(2) 手抜きと近道反応など
誰でもやってる手抜きや近道反応と憶測判断
1.(3) 高齢化と身体機能の低下
50歳以上で急増する不安全行動と災害
2.(1) 安全作業マニュアルの作成と順守
災害防止に人の弱点を補う安全マニュアルの作成を
2.(2) 安全作業マニュアルの作成と順守
安全マニュアルは労安則やチェック・リストで安全の確認を
2.(3) 非常時の安全作業マニュアル
作業中に突然、不安全な行為や状態が発生したら
2.(4) ヒヤリ・ハットと安全作業マニュアル
ヒヤリ・ハットの活用で災害の芽を摘もう
2.(5) 危険予知訓練と安全作業マニュアル
危険予知訓練で安全を先取りしよう
2.(6) 安全確認と安全作業マニュアル
安全確認と安全意識の高揚を
[III]資料
アンケート調査の概要
資料1 内航船のアンケート調査
作業別・項目別ヒヤリ・ハットの体験比較
資料2 内航船アンケート調査
甲板部3作業中の主なヒヤリ・ハット実例
資料3 内航船アンケート調査
機関室内のヒヤリ・ハットの実例
資料4 内航船アンケート調査
機関機器の整備間隔
資料5
平成13年度船員災害防止実施計画
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