日本財団 図書館


資料4 内航船アンケート調査
機関機器の整備間隔
(拡大画面: 96 KB)
z1041_01.jpg
1.アンケートの対象者は、内航船の43社の機関長206人である。無回答の多くは、配乗船に対象の機器がないことによる。
2.間隔の欄に記載した期間(例:7日、1か月)は、その期間帯で基軸となっている期間を示す。
[別紙2]汽船における死傷災害防止対策
 
ア 「はさまれ」による災害を起因別にみると、荷役、揚錨及び係船作業時に使用する機械等に、はさまれて発生する「甲板装置」によるものが約31%と最も多く、次いで索具、機械部品、加工用機械装置等の「用具・工具」によるものが約20%、ドア、ハッチ等にはさまれる「甲板」によるものが約18%と続いている。
 「はさまれ」については、このような状況を踏まえ、船内設備、作業方法等を再検討し、特に次の防止策を徹底する。
a 索具又は荷役装置等の振れ回りにより、危害を受けるおそれある場所には、むやみに立ち入らないようにする。
b 機械又は動力伝導装置等の運動部分には、おおい等を設けることにより、それらと接触から防護するとともに、そのおそれのある場所には、むやみに立ち入らせないようにする。
c 動力機関等の修理作業等を行う場合には、修理部品等を動力源から遮断するなど適当な安全措置を講ずる。
d 梯子、ドア、ハッチ等は、船体の動揺により動かないよう固縛するなどして固定する。
 
イ 「転倒」による災害を起因別にみると、甲板、通路、階段等でのつまずき、滑り等の「甲板」によるものが約45%、次いで索具、機械部品、ハンマー、スパナ等の「用具・工具」によるものが約12%、着氷、積雪等により転倒する「物質・材料」によるものが約9%と続いている。
 「転倒」については、このような状況を踏まえ、船内設備、作業方法等を再検討し、特に次の防止対策を徹底する。
a 甲板及び通路等の水、油等を適宜清掃し、また必要に応じ床面のマットの敷設又は砂入りペイントの塗布を行い、滑らない状態に保持する。
 なお、甲板上の通路の突起物又は係留策には、トラマークや目立ち易いもので表示して注意を喚起する等の措置を講ずる。
b 階段の昇降は、急に駆け上がったりせず、片手は必ず手すりをつかみ、重くかさばる荷物は、一度に運ばない。
 なお、階段には、適宜滑り止め、トラマークを施す。
c 出入港、荷役作業及び船倉内作業等においては、滑り止めのついた保護靴を使用するとともに、靴底にスラッジ及びゴミ等がつまっていないよう日常の手入れの励行に努める。また、積雪、結氷など気象条件の変化にも注意する。
d 索具、機械部品、ハンマー等は、むやみに放置せず、整理・整頓の励行を図るとともに、作業中は、またいだり、乗ったりしない。
e 船体の動揺が激しいときは、安全な足場の確保に心掛け、身体の安定を保つよう努めるとともに、やむを得ない作業を除いて、甲板上の作業を中止するなど状況に応じた措置を講ずる。
f 錆打ち・塗装作業等、踏み台を用いての作業に当たっては、踏み台に滑り止めを施すとともに、面倒がらずに、作業対象に応じて踏み台を移動する。
以上
[別紙6][はさまれ][巻き込まれ]による死亡災害防止対策
 
ア 動力機械による災害は、重大災害につながる危険性が高い事から、作業前ミーティング等において、注意喚起するとともに、作業方法・手順の周知および安全確認の徹底を図る。
イ 動力機械の非常時停止など非常時に迅速に対応できるような作業配置への見直し、非常停止操作など動力機械の取り扱いに関する教育・訓練を徹底する。
以上








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION