海事の国際的動向に関する調査研究事業報告書
(海上安全) 別冊
AISの国際的動向に関する調査研究
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目次
はじめに
I AIS基礎調査
「IMO/IALA合同AISセミナー出席」及び「スウェーデンAIS現地調査」
1 現在までの取組みの状況
(1) 世界的な枠組みの制定
(2) 関連機器の整備・運用に関するもの
(3) AIS情報等の表示に関する事項
(4) AISバイナリーメッセージ
(5) VDRへの活用
(6) スウェーデンにおけるAISの状況
(7) スウェーデンにおけるAIS活用の実態
2 今後の動き
(1) 各国のAIS基地局整備の進捗状況
(2) AISネットワーク構築
(3) セキュリティへの活用
(4) 非SOLAS対象船への普及−クラスB・AIS
(5) AISを通じたサービス
(6) AIS運用上のポイント
3 今後検討されるべき事項
(1) 効果的な情報管理
(2) AIS活用の方策
(3) AISの普及に伴い実施すべき事項
別添リスト
別添1 舶用AISの実際の使用法に係るガイドラインの要点
別添2 バイナリーメッセージ/IAI
別添3 スウェーデンでのAIS調査
別添4 AIS Network Solution
別添5 バルト海沿岸における航行安全及び緊急措置能力に関する宣言
別添6 AIS and Port Security
AISと港湾セキュリティ
貿易活動を維持しながらの効果的なセキュリティの確保
検討の要点
自国のセキュリティ確保のための戦略
コーストガードの業務と権限
港湾セキュリティに係る主要な法的権限
港湾セキュリティ業務
指揮・監督
海域内の状況把握
容疑船捕捉
財産の保護
事故対応
海域内の状況把握
AISの貢献・特徴
LA/LBの港勢
LA/LBのテロ直後の対応
LA/LBの海域内の状況
テロ発生2時間後
14時間後の状況
翌日(26時間後)の状況
テロ発生の翌日(38時間後)夕刻の状況
2日後の朝(50時間後)の状況
62時間後の状況
3日後(74時間後)の状況
AISが今必要とする事項
Meeting the Homeland Security Challenge:
A Pricipled Strategy fbr a Balanced and Practical Response
別添7 AISに対する船主の見解
II 国・海域別調査等
1 ドーバー海峡におけるVTS/AISの現状
1 ドーバー海峡の航行安全
(1) TSS(Traffic Separation Scheme: 分離通航方式)の採用
(2) 強制船舶通報システムの採用
2 CNIS(Channel Navigation Information Service)の業務
(1) CNISの目的
(2) CNISの当直体制
(3) 新たにCNISに導入されたシステム
(4) TSS航行船舶の監視業務−COLREG違反船への対応
(5) CNISの情報提供業務
(6) 航路内の事故
3 英国におけるAIS整備
(1) AIS陸上局整備・運用主体と予算
(2) CINSの新システムでのAIS情報
(3) AISを通じての情報提供
(4) AIS情報の有償提供
別添リスト
別添1 ドーバー海峡の航行安全体制整備の沿革
別図1 Traffic Separation Scheme
別図2 MCA Technical Services Engineering Trial Coverage Prediction
写真1 英国のCNISシステム
資料
1 Channel Navigation Information Service(パンフレット)
2 CNISについて(外来者説明用)
3 CNIS Annual Report 2002(抄)
4 Navigation Information and Surveillance Service Dover Strait Joint Operating Manual
5 SOLAS 5章第8-1規則(船舶通報)違反に対するレター例
6 ドーバー海峡における通報様式(CALDOVREP)
7 CNISマネージャーによる通報様式の統一に関する提案
8 COLREG違反に対するレター例
9 関連ロイズ記事
2 パナマ運河におけるAISを使った航路管制の現状
1 パナマ運河の運営
(1) 歴史と現状
(2) ACP
2 パナマ運河通過の実態
(1) 運河通航
(2) 通行の調整
(3) 運河通過のスケジュール管理
(4) 事故調査
3 パナマ運河内の施設
(1) 海上交通監視センター:MTCC
(2) 閘門
(3) レーダー監視所
(4) 気象情報等観測局
(5) パイロット
(6) タグボート、浚渫船
4 AISを活用した運河内の航路管制
(1) AIS関連施設
(2) CTAN (Communication, Traffic Management and Navigation system)
(3) AIS搭載義務化の効用とAISの活用
(4) AISを通じての情報入手・提供
(5) パナマックスでのパイロットのAIS活用状況
5 パナマ運河内のセキュリティ
(1) SOLAS条約改正に伴う体制強化
(2) 運河通航船舶に対する警備
(3) 事案発生時の対応
別添リスト
別添1 Enhanced Vessel Traffic Management System
別添2 AIS関連施設
別添3 海上交通監視センター
別添4 船橋内のパイロットとAIS
3 セントローレンス川におけるAISを使った航路管制の現状
1 セントローレンス川の船舶航行の特徴
(1) 所掌
(2) 通航
(3) 船舶検査
2 カナダ・コーストガードによる航路管制の現状
(1) 航行安全業務の歴史
(2) 航行船舶の監視とAIS
3 カナダ側水路管理会社による水路内航路管制
(1) 水路管理及び航行サービス提供
(2) 水路内の航路管制
(3) AISの運用
別添リスト
別添1 カナダコーストガード資料
別添2 カナダコーストガード
別添3 Seaway AIS Shore Base Stations
別添4 St. Lawrence Seaway AIS Data Messaging Formats and Specifications
1 INTRODUCTION
1.1 MESSAGE STRUCTURE
1.2 BROADCAST INTERVALS
1.3 LOCATION FIELDS
2 COMMON MESSAGE FIELDS
2.1 APPLICATION IDENTIFIER
2.2 UTC TIME
3 WIND INFORMATION MESSACE
3.1 WIND INFORMATION REPORT
3.1.1 Wind Direction Quantization
3.2 EXAMPLE: WIND INFORMATION MESSAGE
4 WEATHER STATION MESSAGE
4.1 WEATHER STATION REPORT
4.2 EXAMPLE: WEATHER STATION MESSAGE
5 WATER LEVEL MESSAGE
5.1 WATER LEVEL REPORT
5.2 EXAMPLE: WATER LEVEL MESSAGE
6 WATER FLOW MESSAGE
6.1 WATER FLOW REPORT
6.2 EXAMPLE: WATER FLOW MESSAGE
7 LOCKAGE ORDER MESSAGE
7.1 LOCK SCHEDULE REPORT
7.2 EXAMPLE: LOCKAGE ORDER MESSAGE
8 ESTIMATED LOCK TIMES MESSACE
8.1 EXAMPLE: ESTIMATED LOCK TIMES MESSAGE
9 VERSION MESSAGE
9.1 EXAMPLE: VERSION MESSAGE
10 SEAWAY SAFETY RELATED MESSAGE
11 REFERENCES:
12 APPENDIX A - PAWSS MESSAGES
4 ドイツにおけるAIS整備の現状
1-1 ドイツ連邦水路海事局(WSV)
(1) WSVの所掌
(2) WSVの業務
(3) VTSセンターの業務
1-2 AIS導入の進捗状況
(1) WSVの取り組み
(2) WSVが考えるAISの基本設計
イ AIS関連施設の整備
ロ カバレッジ
ハ 周波数
ニ 監視海域と監視方法
ホ 船舶から発信されるAIS情報の取扱い
ヘ AISによる船舶動静監視
ト セキュリティへの対応
チ 船舶への情報提供
リ 周辺国とのAISネットワークの構築
2 ハンブルグTVSセンター
(1) 沿革
(2) 組織と施設
(3) 試験期間中のAISの実情
3 ドイツ連邦海事水路庁(BSH)での情報収集結果
(1) BSHの所掌
(2) ライン河におけるAIS活用の研究
別添リスト
別図1 ドイツのVTS配置図
別図2 ドイツのAIS基地局整備計画(計10局)
別図3 キエル運河の様子
別図4 ハンブルグ港内のAIS、レーダー配置図
別図5 AIS情報とレーダー情報の違いが出た船
写真1 BSHで受信中のフルノ製レーダー(AIS重畳機能)
別図6-1 ライン川航行中のAIS搭載船
別図6-2 Bridge system aboard the MS Mainz
5 バルト海AISネットワーク整備の進捗状況
6 英国航海学会主催AISセミナー
1 英国におけるAISの取組み(英国運輸省施設・海運局長)
2 AIS−はじめに(英国トリニティハウス)
3 AISが衝突予防をいかに支援できるか(独ハンブルグ応用科学大学フリン教授)
4 AISとCOLREG規則改正の必要性(英国航海学会スティット氏)
5 ロングレンジAIS(IALA AIS委員会ワード委員長)
6 船舶交通管理(VTM)とパイロット業務(英国航海学会)
7 AISとセキュリティ(米国コーストガード・ハイ水路管理局長、英国セキュリティ会社)
別添プログラム
セッション1: AISとCOLREG
セッション2: 技術的側面
セッション3: 表示の問題
セッション4: 陸上から見たAIS
セッション5: AISとセキュリティ
セッション6: 利用者の経験
セッション7: AISの将来
III AIS今後の課題
1 AIS情報の管理
(1) 動的情報に関するシステム上の不具合
(2) 静的情報に関する誤情報の取扱い
(3) 個人情報としての取扱い
2 簡易AIS(クラスB)への対応
(1) ディスプレイ表示上の問題
(2) 情報の質の差
(3) 見張りを怠る誘引となる懸念
3 AISを通じた陸上から船舶への情報提供
4 ロングレンジとの融合及び国際的なネットワーク構築
5 国際海上衝突予防規則の見直し
6 教育訓練・啓発活動
(1) AISを航行安全のためのツールとして活用する上での限界
(2) AIS活用に係る基本方針の明確化及びマニュアルの作成
(3) 啓発活動
7 AISの活用
別添
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