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1988/昭和63年
中田島に、ふ化場設置
 盗掘やオフロード車から卵を守るため、中田島砂丘にふ化場を設置して保護活動を開始した。【関連28ページ
 
 竹や廃材を集めて作った初期のふ化場。
 
浜松市が繁殖調査を当団体に委託
 浜松市は、「アカウミガメの繁殖調査」を当団体に委託した。
 
WWFJ助成決定、国際会議へ出席
 遠州灘海岸での産卵地発見が広く知られるようになり、WWFJの助成が決定したりウミガメ国際会議で活動状況を発表する機会を得た。
 
オサガメの体内から大量のゴミ
 調査エリアを拡大していく中で浜名郡新居町の海岸にオサガメの死体を発見、姫路水族館の協力を得て死因を探った。オサガメの腸の中には大量のポリ袋などが詰まっていた。このことは、自然界からの警鐘として新聞等でも大きく取り上げられた。【資料48ページ
 
 死んだオサガメが漂着。解剖の結果プラスチックやポリ袋類の誤食が死因と分かった。
 
1989/平成元年
浜松市が文化財化を検討
 浜松市文化財審議委員は、「アカウミガメとその産卵地」の文化財指定が適切かを判断するためふ化場を訪れた。【関連28ページ
 
朝日森林文化賞受賞
 サンクチュアリのアカウミガメとその産卵地を守る活動は、マスコミを通じて広く世間に伝えられた。会員の熱心な活動が評価されこの年の朝日森林文化賞を受賞した。
 
天皇陛下に活動を説明
 朝日森林文化賞の新聞記事がきっかけとなり当団体の代表は、天皇陛下より赤坂御所に招かれサンクチュアリ活動について直接お話しする機会を得た。
 
 天皇皇后両陛下、紀宮様に活動をご説明する馬塚代表。
 
1990/平成2年
ウミガメが市の文化財に
 3年間にわたるアカウミガメの繁殖調査結果やウミガメの権威者である内田至先生の助言【資料60ページ】もあり、浜松市は「ウミガメとその産卵地」を市の文化財に指定した。【資料62ページ
 
 ウミガメ産卵期を前に海岸のゴミ拾い「ウエルカメ・クリーン作戦」がこの年からスタート。浜松市の恒例行事となった。


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