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1991/平成3年
コアジサシのコロニー確認
 ウミガメの産卵調査中、舞阪海岸で絶滅が心配されているコアジサシ【関連92ページ】の大規模なコロニー(集団営巣地)を発見、柵を設置して保護を行った。この保護活動が海岸法改正への大きな推進力となった。
 
(上)コアジサシの巣。コアジサシは砂浜にコロニーを形成し、周囲にたくさんの巣が並ぶ。
(下)波打ち際で羽を休めるコアジサシの群。
 
エコロジーカード発行される
 ダイエーフアイナンスからウミガメの保護活動を資金援助するエコロジーカードが発行された。
 
ウミガメを守る
浜松サンクチュアリ協会
 遠州灘は日本に残る数少ないスケールの大きい自然海岸であるため、アカウミガメが産卵にやってきます。ところが、心もとない人々の汚染や散乱物によって死滅することがしばしばあります。そこでアカウミガメの産卵の場を守り、自然観察会や産卵小屋の設立、産卵時のパトロールなどの活動を精力的に行なっています。また産卵時の海岸掃除には8200人の市民も参加しています。アカウミガメと自然の保護が目的です。
 
1992/平成4年
サンクチュアリジャパンに改名
 アカウミガメや野鳥など野生生物の保護活動には、国境がない。しかし、保護活動の際、「浜松サンクチュアリ協会」の名称では行動エリアに制約が生じたため、「サンクチュアリジャパン」に改名した。
 
ウミガメや卵、採捕禁止に
 アカウミガメの保護活動は、地域でバラバラに対応していた。代表は、水産庁にアカウミガメの保護調査活動を「水産庁・重要水生生物の保護事業」とするように働きかけ、この年から事業がスタートした。
 この事業化を受け、静岡県は「海区漁業調整委員会指示」によりウミガメや卵の採捕を禁止した。【資料66ページ
 
1993/平成5年
シンボルマーク決定
 アカウミガメの保護活動が、市民に親しみやすくなるようにアカウミガメのシンボルマークを決めた。


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