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(3) LPG船の船籍/船齢構成
[1] 航海数から見た構成
 わが国周辺海域を航行したLPG船のすべての航海数(2,981航海)について、船籍国と船齢の内訳を航海数の多い順に表 3.3-10に示し、船齢と航海数の関係を図 3.3-10に示す。船籍国は第二船籍国を含め全部で26カ国であった。
 
 船籍別で見ると、代表的便宜置籍国のパナマが1位で全LPG船航海数の45.8%を占めており、リベリアが2位で13.6%を占めている。
 ゾーン間航行の多い日本及び極東ゾーン(3.2.1(1)参照)の諸国については、日本8.6%、韓国1.5%及び中国1.7%であった(ロシア0航海)。
 日本、韓国及び中国を船籍とする航海数は合計349航海で全体の11.7%を占めるにすぎないが、日本及び韓国ではパナマ籍船等便宜置籍船を多用しており、実際には、両国が関係しているLPG船の航行がかなりあるものと推測される。(3.1.4(2)参照)
 
 船齢で見ると、船齢20年未満のLPG船の航海数は2,434航海(10年未満1,772航海)であり、全LPG船航海数の81.7%(10年未満59.4%)を占めている。船齢20年以上のLPG船の航海数は547航海(30年以上44航海)であり、全LPG船航海数の18.3%(30年以上17.5%)である。
 平均船齢で見るとLPG船全体では10.6年で、全HNS輸送船舶の場合の平均船齢10.5年とほぼ同じである。船籍別では日本7.9年、韓国15.0年、中国14.6年などとなっており、韓国及び中国の平均船齢がやや高くなっている。 
 特に、タイ船籍のLPG船の平均船齢が24.1年と高船齢である。また、米国船籍のLPG船の平均船齢が40.0年と高船齢が目立っているが、対象船は1隻である。
表 3.3-10: わが国周辺海域を航行したLPG船の船籍・船齢別航海数(1997年)
  単位:航海数
船籍 船齢 総計 % 平均
船齢
1〜9 10〜19 20〜29 30〜39 40以上
1 Panama 887 265 182 30   1364 45.8 9.5
2 Liberia 271 21 106 6   404 13.6 11.0
3 Norway 90 118 92     300 10.1 14.8
4 Japan 204 51       255 8.6 7.9
5 Singapore 75 60       135 4.5 8.1
6 Bahamas 50 4 28     82 2.8 10.8
7 Kuwait 33 33 14     80 2.7 13.3
8 Luxembourg 42 22       64 2.1 8.3
9 China 7 43       50 1.7 14.6
10 South Korea 16 13 15     44 1.5 15.0
11 Italy 43         43 1.4 6.9
12 Isle of Man 3 24 13     40 1.3 16.5
13 Thailand     30     30 1.0 24.1
14 Denmark 20         20 0.7 5.0
15 Greece     12     12 0.4 21.0
16 Hong Kong 11         11 0.4 7.0
17 Cyprus 10         10 0.3 1.0
18 U.S.A.         8 8 0.3 40.0
19 Vanuatu     7     7 0.2 23.0
20 Sweden 5         5 0.2 6.0
21 India     4     4 0.1 20.0
22 Malaysia 4         4 0.1 3.0
23 Netherlands   4       4 0.1 13.0
24 Saudi Arabia   2       2 0.1 19.0
25 Tonga   2       2 0.1 17.0
26 Malta 1         1 0.0 1.0
  総計 1,772 662 503 36 8 2,981 100.0 10.6
 
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図 3.3-10: わが国周辺海域を航行したLPG船の船齢・航海数の分布(1997年)
[2] 船舶数から見た構成
 わが国周辺海域を航行したLPG船のすべての船舶数(251隻)について、船籍国と船齢の内訳を船舶数の多い順に表 3.3-11に示し、船齢と船舶数の関係を図 3.3-11に示す。船籍国は第二船籍国を含め全部で26カ国であった。
 
 船籍別で見ると、代表的便宜置籍国のパナマが1位で全LPG船船舶数の39.8%を占めており、リベリアが3位で12.0%を占めている。
 ゾーン間航行の多い日本及び極東ゾーンの諸国については、日本6.0%、韓国2.4%及び中国2.0%であった(ロシア0籍)。
 日本、韓国及び中国を船籍とする船舶数は合計26隻で全体の10.4%を占めるにすぎないが、日本及び韓国ではパナマ籍船等便宜置籍船を多用しており、実際には、両国が関係しているLPG船の航行がかなりあるものと推測される。
 
 船齢で見ると、船齢20年未満のLPG船の船舶数は195隻(10年未満130隻)であり、全LPG船船舶数の77.7%(10年未満51.8%)を占めている。船齢20年以上のLPG船の船舶数は56隻(30年以上6隻)であり、全LPG船船舶数の22.3%(30年以上2.4%)である。
 平均船齢で見るとLPG船全体では11.6年で、全HNS輸送船舶の場合の平均船齢11.3年とほぼ同じである。船籍別では日本6.9年、韓国18.3年、中国13.4年などとなっており、韓国の平均船齢がやや高くなっている。特に、タイ船籍のLPG船の平均船齢が24.5年と高船齢である。
表 3.3-11: わが国周辺海域を航行したLPG船の船 籍・船齢別船舶数(1997年)
  単位:船舶数
船籍 船齢 総計 % 平均
船齢
1〜9 10〜19 20〜29 30〜39 40以上
1 Panama 60 20 16 4   100 39.8 10.3
2 Norway 8 15 11     34 13.5 15.9
3 Liberia 19 3 7 1   30 12.0 10.1
4 Japan 13 2       15 6.0 6.9
5 Isle of Man 2 6 1     9 3.6 13.8
6 Bahamas 3 1 4     8 3.2 15.8
7 Singapore 5 3       8 3.2 6.8
8 Kuwait 2 3 1     6 2.4 14.3
9 Luxembourg 4 2       6 2.4 8.0
10 South Korea 1 2 3     6 2.4 18.3
11 China 1 4       5 2.0 13.4
12 Denmark 4         4 1.6 5.0
13 Thailand     4     4 1.6 24.5
14 Italy 3         3 1.2 6.0
15 Netherlands   2       2 0.8 13.0
16 Cyprus 1         1 0.4 1.0
17 Greece     1     1 0.4 21.0
18 Hong Kong 1         1 0.4 7.0
19 India     1     1 0.4 20.0
20 Malaysia 1         1 0.4 3.0
21 Malta 1         1 0.4 1.0
22 Saudi Arabia   1       1 0.4 19.0
23 Sweden 1         1 0.4 6.0
24 Tonga   1       1 0.4 17.0
25 U.S.A.         1 1 0.4 40.0
26 Vanuatu     1     1 0.4 23.0
  総計 130 65 50 5 1 251 100.0 11.6
 
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図 3.3-11: わが国周辺海域を航行したLPG船の船齢・船舶数の分布(1997年)
(4) LNG船の船籍/船齢構成
[1] 航海数から見た構成
 わが国周辺海域を航行したLNG船のすべての航海数(2,258航海)について、船籍国と船齢の内訳を航海数の多い順に表 3.3-12に示し、船齢と航海数の関係を図 3.3-12に示す。船籍国は全部で10カ国であった。
 
 船籍別で見ると、日本が1位で全LNG船航海数の19.1%を占めており、次いでマレーシア18.9%、ブルネイ14.3%となっている。
 ゾーン間航行の多い極東ゾーン(3.2.1(1)参照)の諸国については、韓国、中国及びロシアは0航海であった。
 
 船齢で見ると、船齢20年未満のLNG船の航海数は1,638航海(10年未満978航海)であり、全LNG船航海数の72.5%(10年未満43.3%)を占めている。船齢20年以上のLNG船の航海数は620航海(30年以上0航海)であり、全LNG船航海数の27.5%である。
 平均船齢で見るとLNG船全体では13.0年で、全HNS輸送船舶の場合の平均船齢10.5年より2.5年高くなっている。船籍別では日本10.9年、マレーシア10.1年などと若い傾向であるが、ブルネイ籍のLNG船の平均船齢が24.2年と、高船齢が目立っている。 
表 3.3-12: わが国周辺海域を航行したLNG船の船籍・船齢別航海数(1997年)
  単位:船舶数
船籍 船齢 総計 % 平均
船齢
1〜9 10〜19 20〜29
1 Japan 176 246 9 431 19.1 10.9
2 Malaysia 224 202   426 18.9 10.1
3 Brunei     322 322 14.3 24.2
4 U.S.A.   114 199 313 13.9 19.9
5 Liberia 250 39 19 308 13.6 7.3
6 Bermuda 66 44 34 144 6.4 12.9
7 Australia 123     123 5.4 6.6
8 Panama 98     98 4.3 3.7
9 Bahamas 41 9   50 2.2 6.5
10 Norway   6 37 43 1.9 19.9
  総計 978 660 620 2,258 100.0 13.0
 
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図 3.3-12: わが国周辺海域を航行したLNG船の船齢・航海数の分布(1997年)
[2] 船舶数からみた船籍/船齢構成
 わが国周辺海域を航行したLNG船のすべての船舶数(71隻)について、船籍国と船齢の内訳を船舶数の多い順に表 3.3-13に示し、船齢と船舶数の関係を図 3.3-13に示す。船籍国は全部で10カ国であった。
 
 船籍別で見ると、日本が1位で全LNG船船舶数の19.7%を占めており、次いでリベリア18.3%、マレーシア16.9%となっている。 ゾーン間航行の多い極東ゾーンの諸国については、韓国、中国及びロシアは0隻であった。
 
 船齢で見ると、船齢20年未満のLNG船の船舶数は54隻(10年未満34隻)であり、全LNG船船舶数の76.1%(10年未満47.9%)を占めている。船齢20年以上のLNG船の船舶数は17隻(30年以上0隻)であり、全LNG船船舶数の23.9%である。
 平均船齢で見るとLNG船全体では12.0年で、全HNS輸送船舶の場合の平均船齢11.3年より幾分高くなっている。船籍別では日本11.0年、リベリア7.8年、マレーシア9.0年などと若い傾向であるが、ブルネイ籍のLNG船の平均船齢が24.1年と、高船齢が目立っている。
表 3.3-13: わが国周辺海域を航行したLNG船の船籍・船齢別船舶数(1997年)
  単位:船舶数
船籍 船齢 総計 % 平均
船齢
1〜9 10〜19 20〜29
1 Japan 6 7 1 14 19.7 11.0
2 Liberia 10 1 2 13 18.3 7.8
3 Malaysia 7 5   12 16.9 9.0
4 U.S.A.   3 5 8 11.3 19.9
5 Brunei     7 7 9.9 24.1
6 Bermuda 2 2 1 5 7.0 13.2
7 Australia 4     4 5.6 6.5
8 Panama 4     4 5.6 3.5
9 Bahamas 1 1   2 2.8 11.0
10 Norway   1 1 2 2.8 17.0
  総計 34 20 17 71 100.0 12.0
 
(拡大画面: 37 KB)
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図 3.3-13: わが国周辺海域を航行したLNG船の船齢・船舶数の分布(1997年)








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