船首部圧壊量(貫入量δ)は、船首先端部から上記参照断面までの距離の2/3であると仮定する(参考文献2)参照)。
次に、船側の崩壊挙動の解析手順を示す(文献4)参照)。船側の崩壊は、船側外板と水平桁とに分けて考えることができる。船側は板の面内方向ののびによるStretchingによって崩壊し、甲板、水平桁はDentingによって崩壊するものとする。(図10)試解析船に対しては、それぞれ図11の様に崩壊が進むことになる。図11左はT-2タンカー、右はSuezmaxタンカーの衝突の際のStretching、Dentingの発生位置を示している。それぞれの場合の反力は以下のようになる。