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7] 待たずに乗れるバス運行の確保

ドアトゥドアの移動が可能で、即時に移動しやすい自動車の利便性を考えると、需要量と事業採算性を考慮して、可能な限りバス運行頻度を高く設定し、待たずに乗れるような感覚を利用者に与えることが重要である。また、バス運行の定時性を確保することにより、バス運行頻度を高くしなくとも、待たずに乗れるサービスを提供できるので、バスの走行性及び定時性の確保が重要である(「4] バスの走行性及び定時性の確保」を参照)。

 

表 既往事例のバス運行頻度の例

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8] バス車両の工夫によるイメージアップ

バスサービスのイメージアップは、バス利用の促進のために極めて重要である。オックスフォードの2階建て車両の導入のように、従来のバスサービスとは異なる、新しい交通手段であることをアピールすることが考えられる。そのために、次の検討が考えられる。

 

<検討上のチェック事項>

□バス車両のデザインの工夫は可能か。

□低公害車の導入は可能か。

●アイドリングストップ車両

●電気自動車 等

□ノンステップバス(低床バス)の導入は可能か。

□観光バスタイプの導入は可能か。

観光バスタイプの導入により、座席を増やしてバス利用のメリットを増やすことが考えられる。

高速道路経由の場合には、乗客が必ず座れるようにしなければならないため、観光バスタイプにする必要がある。

 

 

 

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