日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

船舶電子機器装備工事ハンドブック

 事業名 船舶の電気装備技術の向上
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


2-5-6 ケーブルのクランプ

ケーブルは、機器への導入部付近では、必ず固定(クランプ)すること。クランプの際には、次の点に注意する。

(a) クランプの位置は、できる限りユニットの近くで、かつ、ケーブルに無理が掛からない箇所とする。

(b) ケーブルを曲げてクランプするときには、曲げ半径に注意する。ケーブルを許容曲げ半径より小さい径で曲げるとケーブル材料の特性低下を招き、絶縁破壊の原因となる。(2-3 参照)

(C) レーダー空中線など防振ゴム台を用いて取り付けられるユニットの場合は、防振性能が損われないよう最初のクリップはユニットから 450mm以上離す。

(d) コネクタのキャップにケーブルクランプが付属している場合は、クランプがケーブルの外被を確実に保持してから締め付ける。

クランプの方法には、巻きバンドを使用するものとクリップを使用するものとがある。

巻きバンドは、鋼又はステンレス製のテープ状のもので、電線馬などを用いてケーブルに巻き付けて使用する(<図 2-3-4>参照)。

クリップは、黄銅又軟鋼製のもので、鋼製の支柱に小ねじで固定する。クリップによるクランプの一例を<図 2-5-13 >に示す。

301-1.gif

<図 2-5-13 >クリップによるクランプ

 

2-6 光ファイバケーブル

船舶での光ファイバケーブルの使用は、搭載機器のコンピュータ化、情報化により漸増している。しかしながら、船舶では、耐振動性能の問題と転送データ容量がまだ小さいこともあり、専らプラスチック光ファイバが使用されている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
34位
(35,650成果物中)

成果物アクセス数
269,124

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2023年3月18日

関連する他の成果物

1.「船舶の電気装備技術の向上」の報告書
2.第231研究部会「中型肥形船の総合的運航性能の研究」成果報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から