2-3-2 ケーブルの固定
ケーブルを固定するために使用されるバンドには、巻きバンド形と押さえバンド形とがあるが、工事の容易さから巻きバンド形が多く使用されている。
(1) 巻きバンド
軟鋼又はステンレス(SUS 304など)製の幅が 13 mm以上のテープ状のもので、あらかじめ所要の長さに切断し、ケーブル群に巻き付け、止め金具(バンドバックル)と工具により締め付け、巻止めを行い、余長を残して体裁を整える。
巻きバンドの使用方法の一例を<図 2-3-4>に示す。
なお、止め金の種類には、O形、D形、L形があり、一般には主電路にはL形を、枝電路にはO又はD形を使用する。