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(2) 電圧降下計算

電圧降下計算については、設計編の 11.2.3 を参照

(3) ケーブルの最大長さ

電圧降下は布設するケーブルの長さの2倍に比例する(設計編の 11.2.3 (1)(2)式)。このことから逆に、許容される電圧降下率を満足するケーブルの最大長さを算出することができるので、布設経路や導体断面積を決める際の目安とすることができる。許容電圧降下率が5%の場合の各種電路条件下でのケーブルの最大長さを簡易式で計算した結果を<表 2-1-4>に示す。

 

<表 2-1-4>導体断面積/電圧/電流とケーブルの最大長さ

(許容電圧降下率:5%の場合)

267-1.gif

(注1) L100=1,000×e×A/35.6×I

L24=1,000×e×A/148.3×I

ただし、L100;電圧100Vのときの最大長さ[m]、L24;電圧24Vのときの最大長さ[m]、e;許容電圧降下率[%](パーセントで上表の場合は5)、A;導体断面積[mm2]、I;電流値[A]

(注2) 回路電圧が24Vの場合は、許容電圧降下率が5%より大きい場合が多い。

 

 

 

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