2-1-3 ケーブルサイズの決定法
ケーブルの導体サイズの選定に当たっては、全負荷電流が基準周囲温度におけるケーブルの許容電流値以内であり、かつ、電圧降下が規定値以下となるようにする。
また、短絡時の短絡電流による発熱でケーブルが損傷することがないように分電箱や充放電盤内のブレーカ、ヒューズの設定値を超えたケーブルサイズにする。
(1) 許容電流
ケーブルの許容電流値は<表 2-1-1>〜<表 2-1-2>に示すとおりであるが、布設の際に同一バンドで固定されるケーブル数が6条を超える場合の許容電流値は、表の値の“85%”としなければならない。
導体の許容温度が異なるケーブルを束ねる場合は、許容温度の低いケーブルの許容電流値が適用される。