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運転サイクル参照。

 

二酸化炭素、CO2

 

二酸化炭素(CO2)と水は燃料の中の炭化水素が大気の中の酸素と燃焼する時に形成されます。1リッターのガソリンは2.35kgの二酸化炭素を形成し、1リッターのディーゼルは2.6kgの二酸化炭素を形成します。二酸化炭素は温室効果ガスであり、排出の増加は地球の気候の変化に影響を与えるおそれがあります。二酸化炭素の排出は化石燃料の消費に直接の関係があります。

 

一酸化炭素、CO

 

一酸化炭素(CO)は臭いもなく目にも見えない燃焼から生じる致命的な毒性を持っています。一酸化炭素は燃料や潤滑剤からの燃え残りから構成されています。一酸化炭素の排出は触媒技術の導入により減少します。

 

CASH弱酸素加水分解

 

CASHプロセス(Canada、America、Sweden、Hydrolysis- 加水分解)は2つの段階の加水分解を含みます。希硫酸とエタノールヘの発酵です。このプロセスはまた固体燃料の形で副産物を生み出します。このプロセスは主におがくずや枝およびこずえ等の木屑からのリグノセルロースからエタノールを生産するために開発されました。原材料として軟木を使うCASHプロセスに関する技術者の研究は、スウェーデン・エタノール開発財団(SSEU)によれば、原材料のエネルギー含有量の30%までをエタノールとして獲得することができることを示しています。加えてエネルギーの観点から約40%に相当する固体燃料があります。

 

触媒

 

触媒はある成分がそれ自体は消費されることなく反応を速める多くのさまざまな技術のための総称です。触媒排気ガス・フィルター・システムは触媒に加えて他の部品を含みます。単純化すれば、4つの異なった触媒原理があるということができます:第1触媒床での還元及び二次空気導入による第2触媒床での酸化、排気再循環(EGR)付き第1触媒床での酸化、第1触媒床での還元及び酸化、3元触媒。触媒排気ガス・フィルター・システムはキャリアに収められた活性剤から成り立っています。キャリアはステンレス鋼で覆われ、排気システムの吸排気マニホールドの後ろに置かれます。触媒の使用は空気-燃料比の非常に注意深い制御を必要とします。

 

 

 

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