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ディーゼル・エンジン

 

ディーゼル・エンジン(しばしば圧縮エンジンと呼ばれます)は、Rudolf Dieselプロセスに従い圧縮点火する燃焼エンジンです。導入された空気はディーゼル・エンジンの中で、その前のプロセスのわずかな量の排気ガスとともに、モーター・シリンダーの中で高圧に圧縮され、その後、プランジャが上死点に近づいた時に、燃焼チャンバーに高圧で燃料が噴射されます。

 

ディーゼル燃料

 

ディーゼル燃料は圧縮エンジン(ディーゼル・エンジン)で使用され高圧、高温で点火されます。その最も重要な特性は点火の容易さであり(セタン価)、低温での流動度(潤滑性およびろ過性)です。ディーゼルはスウェーデンにおいて3つの環境グレードで販売されています- MK1,MK2およびMK3。

 

ジメチルエーテル、DME

 

ジメチルエーテル、DMEは室温および大気圧でガス状になりますが、低圧で容易に液体に転化することができる燃料です。その化学式はCH3-0-CH3です。DMEの沸点は-25℃であり、それは高圧で取り扱う必要があります。DMEは現在、天然ガス等から生産されており、主にスプレー缶の噴射剤として使用されています。DMEは合成ガスから直接生産することができるので、化石ベースおよびバイオベースの原料の両方が可能です。

 

運転サイクル

 

運転サイクルは、実際の交通を反映し適用された運転パターンに基づくテスト方法です。運転サイクルは、アイドリング、加速、定速走行、減速という4つのエンジン走行区分から構成されています。2つの基本的なタイプがありますエンジン・テストを目的とした固定式と、たとえばシャーシー動力計による自動車全体の過渡テストです。異なった基準の運転サイクルがあります。:Braunschweig(しばしばバス・サイクルと呼ばれ、シャーシー動力計による運転サイクル・テストによります)、ECE R49/A30(スウェーデンで大型自動車のために使用される固定運転サイクル)、FTP-75(米国で適用されています)、Figeサイクル(開発中の方法でありエンジン・テストに適用することを意図されていますが、さまざまな修正された要素を通じて実際の走行条件を考慮すべきです)。

 

 

 

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