日本財団 図書館


用語集

 

アセトアルデヒド、アルデヒド

 

アルデヒドは燃焼を通じて形成され、エンジンの排気ガスの中に存在しますが、大気の中の他の成分の2次反応を通じても形成されます。排気ガスの中の最も多いアルデヒドはアセトアルデヒドとホルムアルデヒドです。ホルムアルデヒドは多くの場合アレルギーの原因となり、また腫瘍の原因にもなります。アセトアルデヒドの場合は、腫瘍がほとんどです。

 

酸性化

 

二酸化硫黄および窒素酸化物は大気の中で硫酸および硝酸に転換されます。これらの酸は雨の中に凝結し酸性化を引き起こします。

 

Amesテスト

 

排気ガスと燃料からの健康へのリスクを測定する生物学的方法。

 

芳香族炭化水素

 

芳香族炭化水素は、それらがベンゼン環を含むためにこのように呼ばれます。これは芳香族炭化水素に特別な性格を与えています。芳香族炭化水素は同等のパラフィン炭化水素よりはるかに大きい麻酔効果を持っています(疲労の原因となります)。芳香溶剤は粘膜と気道を刺激します。ある時間それに曝された人は喘息に似た症状に陥ります。

 

バイオディーゼル

 

バイオディーゼルはしばしばさまざまなタイプの燃料、たとえば植物油から生産されるRMEに関して使用される総称です。

 

バイオガス

 

バイオガスは自治体の下水汚泥、屠殺場の廃棄物、特別に栽培された作物および農場の糞尿等の生物学的原材料の無酸素状態での発酵(消化)から作られる製品を意味します。これはそのほとんどがメタンです。元のガス(しばしば消化ガスと呼ばれます)は通常約4.5-8kWh/Nm3のエネルギーを持つ55-75%のメタンを含みます。残りは主に二酸化炭素と水蒸気で、またわずかの硫黄と窒素成分を含みます。自動車燃料として使用するためには、浄化と元のガスの濃度を高める必要があります。このプロセスの後、約95%のメタン含有が、約9.5kWh/Nm3のエネルギーを持って達成されます。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION