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第17表 平成11年4月の採用見込み数の対前年比較

2] 産業別

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(注)

1. ( )内の数字は、平成9年の調査結果を示す。

2. うち、事務系の回答企業数は287社、技術系は250社であり、各産業別の回答企業数とは一致しない。また、採用見込み数の回答割合も、事務系及び技術系それぞれの回答企業数に対する割合である。

 

(2) 新規大学卒の初任給の対前年比較〔第1819表参照〕

次に、1] 平成10年4月の初任給と9年4月のそれとの比較、2] 平成11年4月の初任給(見込み)と10年4月の初任給との関係を調べてみた。

全体としては、「事務系」は10年4月では「前年より増額」した企業は56.8%だったが、11年4月の見込み初任給は「前年より増額の方向」が25.3%とほぼ半減している。「前年より減額」または「前年より減額の方向」は調査時点の段階ではさすがに僅少であったが、10年4月の初任給を「前年の額に据置き」の回答は42.8%、11年4月の「前年の額に据置きの方向」は45%で初任給の据置きは企業の半数近くになっている。「技術系」は「前年より増額」または「前年より増額の方向」が事務系よりやや多い点が目立つ程度である。

11年4月の見込み初任給は「分からない」とする企業が全体で29.3%に上り、また、平成8年調査で9年4月の見込み初任給を調査したときと比べると、「前年より増額の方向」が減り、「前年の額に据置きの方向」、「わからない」が増えるなど、8年調査当時に比べ、今回の調査時点での将来に向かっての予測(方向性)が、いかに不透明であるかが反映されているように思える。

 

 

 

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