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Q3. 実習はどのような形態ですか?
 
A. 学会・協会関係
1)人体解剖実習を実際に実施している所属養成機関をご存じですか?
 
2)実習は何日位行っていますか?
 
3)人体解剖実習見学を実施している所属養成機関をご存じですか?
 
4)見学は何日位行っていますか?
 
B. コメディカル養成機関(学校)
 実際に実習を行っている割合は、見学・実習併用を含めても学校関係全体の35%で、医療言語聴覚士養成校では回答したすべてが見学のみの形態をとっており、理学療法士養成校でもいまだに56%が見学のみの形態である。
 
その他の実習形態:
法医解剖の見学
希望者のみ中国で解剖実習実施
人体標本、模型の使用
動物(小動物、ぶた等)の解剖
切断四肢実習
すでに剖出されたものを触診・観察
 
Q4. 貴校では人体解剖実習を行うことが望ましいとお考えですか?
 
A. 学会・協会関係
 全体では、87%が実習を望ましいとしており、特に理学療法士会では100%が望ましいとしている。
 
B. コメディカル養成機関(学校)
 93%が実習を望んでおり、特に理学療法士養成校ではその傾向が強い。
 
Q5. 人体解剖実習はどのように行うのが望ましいとお考えですか?
 
A. 学会・協会関係
 77%が実習と見学の併用が望ましいとしている。
 
B. コメディカル養成機関(学校)
 理学療法士養成校でも実習と見学の併用を望む声が強いが、医療言語聴覚士養成校では見学のみでよいという回答が併用より多かった。救急救命士養成校では実習を望んでいるが、形態についてはまだはっきり決めていない。
 
Q6. 人体解剖実習・見学が望ましい理由は何ですか?
 
A. 学会・協会関係
 回答した全ての学会・協会が、専門知識の習得には不可欠としており、ついで、77%が医の倫理教育のために必要と答えている。
 
その他の意見:献体の意義、献体者の尊い意思を学ぶため。
 
B. コメディカル養成機関(学校)
 実習の理由として専門知識の習得が約90%と他を上回り、次で医の倫理教育が約60%である。
 
その他の意見:
生命、人体への畏敬の念を抱く。
生と死を考える。
人体を形態学的に正しく見ることは重要。
学習意欲の向上。
教科書、模型で学べないことを学ぶ。


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