2. 大学側の受入れ態勢の現況と可能性の調査結果
a. コメディカル教育における人体解剖実習についての調査報告
日本篤志献体協会 平成15年度日本財団助成事業
「篤志献体思想の普及啓発」
(報告書:平成16年3月)
b. コメディカルの人体解剖実習についての実態調査報告
日本篤志献体協会 平成16年度日本財団助成事業
「篤志献体思想の普及啓発」
(報告書:平成17年3月)
a. コメディカル教育における人体解剖実習についての調査報告
日本篤志献体協会 平成15年度日本財団助成事業「篤志献体思想の普及啓発」(報告書:平成16年3月)調査委員会
委員長:坂井建雄(順天堂大学医学部教授)
委員:佐藤 巌(日本歯科大学歯学部教授)、松村讓兒(杏林大学医学部教授)、伊藤正裕(東京医科大学教授)
医療技術者養成機関における人体関連教育に関する実情調査(平成9年実施)、コメディカル教育への参加・協力の現状調査(平成10年実施)の結果、多くの養成機関では解剖学教育において 1)人材の養成とともに、2)大学の医・歯学部の協力の必要性、3)教育内容の充実、さらには 4)医の倫理教育に人体解剖実習の重要性を訴え、将来的には 5)人体関連教育センターの設置を望んでいる。
これらの調査結果に基づいて、今回、コメディカル教育機関の所属する学会、あるいは協会、さらには医療技術者養成機関のうち 1)カリキュラム上で人体解剖学に対する時間的、領域的要求の大きい教育機関、さらには、2)平成9年、10年度の調査では行われなかった教育機関に対して、人体解剖学の実施状況、あるいは地理的、人材的制限にある養成機関の要望と現況の実態を探り、今後の具体的なコメディカル教育も含めた人体解剖学実習の新しい歩みと献体運動のあり方を探るものである。
1)コメディカル学会・協会
(送付数41 回答15 回答率37%)
各都道府県の理学療法士会(複数)、全国理学療法士・作業療法士学校連絡協議会(複数)東洋療法学校協会、日本助産婦会、日本視能訓練士協会、日本歯科技工士会等
2)コメディカル各養成機関
(送付数207 回答数96 回答率46%)
理学療法士(65校)、医療言語聴覚士(12校)、救急救命士(19校)
各養成機関の所在地
回答が得られた養成機関は、理学療法士養成校では全国におよんでいるが、医療言語聴覚士養成校、救急救命士養成校は関東に主に集中している傾向がある。
理学療法士養成校(n=65)
医療言語聴覚士養成校(n=12)
救急教命士養成校(n=19)
Q1. 貴校(または貴会に所属している養成機関)のおおよその規模をお教えください。1学年の学生数は何人ですか?
A. 学会・協会関係
B. コメデイカル養成機関(学校)
Q2. 人体解剖実習(見学を含む)を実施していますか?
A. 学会・協会関係
理学療法士会では90%が解剖実習を実施している機関を把握しているが、その他のコメディカル学会・協会ではその割合は40%で、残りは実施していない、あるいは把握していないと回答している。
B. コメディカル養成機関(学校)
全体では、69%がすでに実習(含む見学)を行っている。しかし、救急救命士養成校では68%は未だ実習を全く行なっていない。
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