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c. バクテリア
 表II.5.1-11及び図II.5.1-4(1)〜(2)には大腸菌群数及び一般従属栄養細菌数の変化を示した。
 大腸菌群数は、経時的に減少する傾向がみられるが、経時的な減少は、処理の効果というよりも元来陸域起源の大腸菌群が海水環境中で自然減耗したと考えられる。
 従属栄養細菌は、全サンプルで検出された。この結果は、スペシャルパイプ単独ではバクテリアに対して殺滅効果が高くないことを表している。
 
表II.5.1-11 スペシャルパイプ基本性能向上システム試験における大腸菌群数及び一般従属栄養細菌数の変化
スリット幅等 大腸菌群(CFU/100 従属栄養細菌(CFU/100
未処理*1 0.1mm 0.3mm 0.5mm 未処理*1 0.1mm 0.3mm 0.5mm
未処理原水 1,533 7,267 30,600 5,467 825,333 40,239,300 1,014,000 526,667
処理直後 - 4,133 36,400 3,933 - 1,766,333 1,102,667 826,667
処理1日後 3,000 67 49,400 733 1,816,667 52,272,850 16,081,000 3,316,667
処理3日後 2,000 883 2,533 ND 1,326,389 11,777,778 112,392,417 1,308,333
処理7日後 ND ND ND 67 1,914,444 1,553,333 2,115,000 766,000
処理7日後の処理 ND*2 400 ND 267 2,753,333 7,477,778 1,415,833 794,167
未処理*1は未処理のサンプルを1、3及び7日間貯蔵、そのうち*2は7日間貯蔵したサンプルを処理
数値は3試験の平均値
 
図II.5.1-4(1) スペシャルパイプ基本性能向上システム試験における大腸菌群数の変化(1)
(拡大画面:41KB)
数値は3データの平均値
 
図II.5.1-4(1) スペシャルパイプ基本性能向上システム試験における大腸菌群数の変化(2)
(拡大画面:42KB)
数値は3データの平均値
 
図II.5.1-4(2) スペシャルパイプ基本性能向上システム試験における従属栄養細菌数の変化(1)
(拡大画面:76KB)
数値は3データの平均値
 
図II.5.1-4(2) スペシャルパイプ基本性能向上システム試験における従属栄養細菌数の変化(2)
(拡大画面:27KB)


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