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別添資料1
IALA第15回AIS委員会報告書
IALA 第15回AIS委員会
 
 
IALA 第15回AIS委員会報告書
2004年8月30日-9月3日
要約
 別紙6の活動項目5、8、10、11、14及び別紙7の修正作業計画は理事会に提示されます。
 2004年8月に開催されたAIS委員会第15回会議は、AISのための新運用ガイドラインに同意しました。委員会は、内蔵及び外付きのAIS用GNSS受信機からのインテグリテイフラグ問題を考えて、位置精度を確保するためのDGNSSの重要性に注目しました。2005年に改正するためのITU-R勧告M.1371-1の提案プランが作成されました。また、固定アクセスのTDMAのタイムスロットの配分のためにガイドライン案を作成しました。航路標識へのMMSI番号の割り当て方針をITUへ提出するノルウェー案が支持されました。さらに、IMOへの安全関連短文通信(Short Safety Related Messages)のAIS利用に関するIHOとの共同提案が準備されました。
 委員会は、理事会による見直しのために以下のドキュメントを成立させました:
・IALA AISのガイドライン第1巻、パートI運用編(1.3版)承認用(理事会議題項目6.2.2参照)
・IALA理事会への戦略グループによる長距離(AIS)に関する状況説明(第34回 理事会5.2項の要請)の上のための状況説明(理事会議題項目5.2参照)
 IALAはITU-R M.1371-1のために技術的検討作業を続けます。これらの技術的検討作業は、ITUがITU-R M.1371-1の次の改正で考慮に入れられるのを保証するように入力文書として完成される必要があります。この要件に応じるために、AIS委員会の技術作業部会は、2005年4月に中間ミーティングを計画しています。(活動事項5及び7.1参照)
 
IALA 第15回AIS委員会報告書
 
 
第15回AIS委員会
AIS15/成果/06
2004年9月3日
 
IALA第15回AIS委員会報告書
1 概要
 第15回AIS委員会は、2004年8月30日から9月3日にかけ、フランスのサン・ジェルマン・アン・レイにあるIALA本部において、ニック・ウォード氏を議長とし開催されました。会議の事務は、ジリアン・ジャクソンカーソン女史が担当した。
欠席のため謝意を寄せられた方々
トレーナー・ニール AMSA オーストラリア
フィンチフイ・ピーター ICS 英国
ケアンズ・ビル 米国沿岸警備隊 米国
ペシェル・ルディー 米国
トッド・ロバートソン ロッキード・マーチン 米国
フォード・ビル RIN 英国
 
 委員長は、参加者全員、とくに新規参加者に対し歓迎の意を表しました。また委員長は、IALA AIS委員会の副議長ベニー・ペターソン氏の欠席にふれ、同氏は2003年秋の病から回復中で、次回AIS16には出席できるであろうと示唆しました。また、委員会全員で、彼の全面回復を祈り委員会への復帰を楽しみにしていることを表明した。
活動事項
 事務局は、AIS委員会のこの願望をB.ペターソン氏に伝えるように要請されました。
 ジリアン・ジャクソンカーソン女史は、IALAオフィスにおける作業環境の変化について説明しました。事務局スタッフのヴァージニアバトラー女史は、安全管理を含む会議運営の詳細に関し説明しました。ロレーン・ムボング女史は、ホテル宿泊とIALA本部での食事等について説明しました。
 また、委員長は、IALA事務局長トルステン・クルーズ氏を紹介しました。その後、クルーズ氏は、AIS委員会のメンバーを歓迎し、これまでの素晴らしい作業に敬意を表しました。彼は、とくにAIS陸上局のネットワーキングに関わる分野、航路標識のためのAISの導入及びCSTDMAとSOTDMA等システムの完全な互換性を確実にする必要性の継続的な努力の必要性を強調するとともに、彼はまた、航路標識用AISとクラスBシステムの可及的進展の重要性について表明しました。
 また、クルーズ氏は、AMSAのクライヴ・ディヴィッドソン氏、IALAの会長からのビデオプレゼンテーションを紹介しました。このビデオは、IALAの進行中の作業の結果ための広報用ビデオである、しかしながら、それはIALA委員会に説明するため、とくに製作されたものです。委員長は、この紹介についてクルーズ氏に感謝しました。
 多くの新しいメンバーを含むAIS15の多くの参加者に注目する中、委員長は、参加者に自己紹介するよう求めるとともに、全体会議を含む1週間の会議及びAIS固定局に対してしているIEC TC80 WG14のスケジュールを提示しました(AIS15/1/3参照)。
1.1 別紙
1.1.1 議題
 議題は承認され、その結果は別紙1のとおり。
1.1.2 参加者
 参加者名簿は別紙2のとおり。
1.1.3 作業部会の参加者
 作業部会参加者の名簿は別紙3のとおり。
1.1.4 入力資料
 入力文書のリストは別紙4のとおり。
1.1.5 成果と作業資料
 成果と作業資料のリストは別紙5のとおり。
1.1.6 活動事項
 活動事項のリストは別紙6のとおり。
1.1.7 改訂された作業計画
 AIS15で改訂されたAIS作業計画を別紙7に示す。
1.1.8 AIS16議題
 AIS16の仮議題を別紙8に示す。
1.1.9 IALA AISドキュメント作成ための‘作業手順'
 主要なIALA AISドキュメント検討手順を示すダイヤグラムを別紙9に示す。
2 AIS14からの活動事項の見直し
入力文書AIS15/2/1参照
 AIS14からのすべての活動事項は、以下を除いて完全であるとして見直されました:
 AIS14活動項目3、4、5、及び9については、IECとの連携を参照する項目は提示されているが、反応はありませんでした。
活動事項
 事務局は、AIS14活動項目3、4、5、及び9についてIECからの情報入手を継続するよう要請されました。
 AIS14活動項目10、11―これらの活動事項は、IMOへ提出可能となるよう付託する。IMOへのIALA報告は、IALAから正式な差出としてというよりむしろ、詳細な要点説明したすべての情報が要請される。
 AIS15活動項目15―事務局は、AISの据付及びデータ入力問題に関する成果書類(AIS14/成果/05)を承認のため理事会及び他の委員会へ情報として送ることを要請された。しかしながら、その後の活動はありませんでした。
活動事項
 事務局は、AISの据付及びデータ入力問題に関するAIS14成果書類(AIS14/成果/05)を継続するように要請されました。
 AIS14活動項目18―ニック・ワード氏は、XMLに基づく航路標識データの情報交換形式標準化案を検討するよう、また、それをAIS15に入力文書として用意するよう要請されました。−これが本会議中に情報書類(AIS15/12/ Info2)として委員長によって提示されたものであった。
 AIS14活動項目23―R.ペシェル氏は、複雑性の考えを検討するように要請されました: AIS15の入力文書にするか、又はプレゼンテーションにするかはAIS委員会の裁量による。R.ペシェル氏は出席することができなかったのでこれは延期されました。
3 AIS作業計画の見直し
入力文書AIS15/3/1参照
 作業計画は、見直され修正されました。修正された作業計画のコピーを別紙7に示す。
4 他の機関からの報告
 入力文書AIS15/4/1rev1―AIS15/4/5。他の機関からのすべての報告書が注目されました。
4.1 理事会報告書(第34回会議)
 第34回理事会会議からの報告書は、AIS問題の対処に関する報告をとくに関心をもって概観されました。
4.2 IMO MSC78の報告書
 委員長は、報告書の関連項目に注目し、作業部会の情報としてそれを参考にしました。
4.3 IMO NAV50の報告書
 委員長は、報告書の関連項目に注目し、作業部会の情報としてそれを参考にしました。
4.4 IALAの包括的リスクモデル
 ジャクソン・カーソン女氏は、包括的リスクモデルについての背景を説明し、また、その最近の状況を報告しました。
4.5 ANIS作業部会の報告
 委員長は、ANIS(Aids to Navigation Information System)作業部会の最初の会合の報告書について、その付託事項及び作業状況について略言しました。次の会合は、英国で9月末に開催される予定である。
5 報告担当者からの報告
 IEC会合のタイミングから、報告担当者からの報告は口頭で行なわれた。
5.1 IECにおけるクラスB移動局の技術上の定義の進捗状況
 A.スチュワート氏は、WG8AにおけるクラスBの検討状況の概要を説明しました。彼は、AIS15のCD(Committee Draft)に含まれていたパワーポイントのプレゼンテーションを使用しWG 8Aの関わりを説明しました。さらに、現在のクラスBのIECスタンダード案をAIS15のCDとして、AISメンバーに提示しました。
5.2 IEC WG14における非船舶用AISの進捗状況
 A.スチュワート氏はIALA-IECWG14の作業概要を説明しました。彼は、WG14の次の会合がAIS15と一緒に2004年9月2日〜7日開催されることを説明しました。
6 作業部会の設立と作業部会議長
 2つの作業部会が設立されました。
作業部会 作業部会議長
TWG―技術的な作業部会 ヴィムバン、デ、ハイデン
OPs―運用作業部会 マヘッシュ、アリムチャンダニ


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