分科会13 酒田市
シニアのパワーを活かすには
ボランティアの元気で
コーディネーター 伊藤 眞知子(東北公益文科大学・酒田市)
事例報告者 伊藤 寿朗(シニアのための市民ネットワーク仙台・宮城県)
1. ねらい
酒田にはパワフルなシニアがいっぱい。職業経験・趣味・技を土台にしたシニアボランティアがたくさんいる。ところがこれらを活かす組織づくりや仕掛けづくりは、まだうまくいっていない。もっと多くのシニアに仲間になってほしい。ボランティア・趣味の会・NPO・コミュニテイビジネスなど、さらに新しい道はあるのか。パワーを生かすには?
2. 話し合いの記録
事例報告 伊藤寿朗氏
〔経緯〕
1995年1月
河北新報「夕陽は沈まない」、
キラキラ夕陽探偵団、ボランティア活動紹介の記事がきっかけ
1995年8月
「シニアのための市民ネットワーク仙台」発足
1999年10月
NPO法人取得
中間支援センター、実行部隊の両方の機能を併せ持つ、日本型シニアセンターとして「サロンわいわい石名坂」、「サロンわいわい1番町」を開設。
会の目的は、「シニア世代を社会の貴重な人材、人的資源としてとらえシニア世代にふさわしい活動の場を創造し、シニア自身の生きがいを、活力に満ちた豊かな高齢社会を拓くことにあります。」
〔現状〕
キーワードは、行くところがある。
会う人がいる。
することがある。
↓
いつもフラッと立ち寄ることができる。
・事務局、常勤スタッフはいないが、有償ボランティア3人が2日ずつ交代で勤める。
・理事は全員無報酬。
・肩書きや名刺は通用しない。
・定款以外に縛るものはない。
・いつ来るか分からない人で、外部に関してはベストを尽くし、必ずすることはする、プロジェクトX型で運営している。
・コーディネーターの役割。
・場は作るが、おんぶにだっこではない。
・いろんな人を巻き込む。
・ここまでできるんだからやってみれば?と問いかける。
・3人集まれば活動グループ。
人・物・金を再生産する仕掛けを自分たちで考える。
以上の事例報告があり、それについていろいろ質問があった。
午後よりコーディネーターの伊藤眞知子氏の指導の基に、44名の参加者を6つのグループに分け、「シニアのパワーを活かすには」について、KJ法ワークショップを行った。
3. 成果
(各グループの発表について)
◎1グループ
〔困っていること〕
・情報不足、業種・職種、社会の求めるものが分からない。大学生と時間が合わない。
・メンバーの固定化、ボランティアをする人が他のボランティアにも所属している。
・行政の支援体制が不透明だ。
・シニアパワーの活動分野が狭い。
〔みんなで楽しくボランティア〕
・広報活動を活発に(こんなボランティアを求めています)。
・適格なサポーターの確保、コンビニ的な情報収集の方法。
◎2グループ
〔困っていること〕
・人・金・物・場所。
・高齢者が気軽に集まれる場所がない。→小学校の空き教室の利用。
・交通手段の問題。
・ボランティアする人が少ない、若い人がいない、男性が少ない。
・ボランティアを受ける側の無理な要求をどこまで受け入れればいいのか。
〔問題提起〕
・長続きさせるには、無理をしないで心豊かに。
◎3グループ
・シニアパワーを活かすには→つまるところ人づくり
・海浜ボランティアに対し、無理解のため衰退している。
・高齢者は老人といわれるのではなく、自分らしく生きているのだ。
・会が盛り上がらないのは→過去の繰り返し、上層部が勝手に決めたものをそのまま繰り返している。
・本音で話し合う場所がない。
◎4グループ
60代の人は仕事をしていて、参加が少ない。
解決策、何故集まらないのか
・PR、関心がない、声掛け。
・活動内容がはっきりしない。
・活動にうまみがない。
・仲間と遊ぶほうが楽しい。
・ボランティアは特別な人が行うもの。
・趣味を生かしたボランティア。
・娯楽を生かしたボランティア。
・類似のグループとの交流。
◎5グループ
年齢に合ったボランティアの進め方。
心と心の通い合い。
最後まで責任をとらされる。
周囲(地域と家族)の理解がない。
情報の発信があれば、シニアパワーは発揮できる。
◎6グループ
リーダーの育成
・自分がリーダーになる。
・自分がリーダーを補佐する。
・リーダーの有償化―メンバー、資金の問題
・人間関係=自助努力、意識を高める、親睦を深める。
◎ワークショップの成果として
共通課題が見えてきた、古くて新しい課題である。
課題を絞る。
例)青少年育成、読み聞かせ、郷土食、田んぼ、基本的な掃除の仕方。
社会から認められる、評価されることが大切。
視点を変えながら、組織に新しい風を入れる。
(1)場づくり
(2)魅力づくり
(3)人づくり
(4)資金づくり
4. 課題
成果を踏まえて、現在の自分たちのボランティアが抱えるいろいろな壁を打ち破りながら、少しづつでも新しい風を取り込みながらの活動にしていくこと。
5. 参加者の声
・30代のひとから→シニアボランティアパソコンのサポートで参加していたが、今後はひとりの会員として活動できる。
・3人集まれば活動できることが分かって自信がついた。
・爽やかな春風に背中を押し出されるように活動に参加できるようにしたい。
6. 運営サイドから
・定員以上に参加者が多く、とても嬉しかった。
・さすがボランティア研究集会、参加者のみなさんが全員ボランティア精神を十二分に発揮してくださり、スムーズに運営ができましたことに感謝感謝。
仲間を増やし、リーダーを育むためには?
ダイナミックな関係をめざして
コーディネーター 吉永 宏(常盤大学コミュニティ振興学部・東京都)
事例報告者
家坂 徳久(点訳ボランティア「はまなす」・酒田シニアパソコンクラブ)
土門 玲子(エキプ・ド・遊佐)
梅森 鈴子(秋田市婦人ボランティアの会)
1. ねらい
仲間を増やすこと、仲間のスキルを高めて次代のリーダーを育てることは、多くのボランティアグループの悩みです。事例から学ぶとともに、みんなで知恵を出し合って、よりよいグループをめざしましょう。
2. 話し合いの記録
1. 出会いのはじまり 吉永 宏氏
(1)今日は、私を先生と呼ばないでください。お互いが先生となって分科会を進めて行きましょう。
(2)誰かが誰かを引っ張っていく、そんなタイプのリーダーは今の時代にそぐわないと考えています。
私の講義は、戸惑うこと多々あるかと思いますがよろしくお願いします。
・自己紹介
配られた用紙(5つ楕円形図)を活用して自己紹介しよう!
(1)自分の名前(中心に)
(2)今の自分の気持ちは何色?
(3)ボランティアのイメージは何色?
(4)自己紹介文
「私はこんな人です。あなたは?」「このようなことが私の関心事です。あなたは?」「活動を活発にしたいのですが。あなたは?」などを記入、自己紹介したい人を次々に探し、和やかな雰囲気の中で出会いと交流がはじまりました。
(1)事例に学ぶ
事例は宝の山!いろいろ質問することで活きてくる。以下のポイントに留意してメモを取る。
○事例発表の中心
○メモの取り方
○聞き方の要点
○私にとって学びとなる点
◇事例発表 梅森鈴子
(1)施設訪問ボランティアが主である
体力的に自信がなく施設訪問活動に参加できない会員には、自宅でできる特技・技能を発起することができる、豊かで魅力ある楽しいボランティアメニューを企画準備して仲間との連携・交流をおこなっている。
(2)会員の募集の問い合わせについて
「活動に参加したいが、交通費は会で負担してくれるの?」といった問合せが多い
Q: 会員を増やすために工夫していることは?
A: 定期的に地方紙に会員募集記事を掲載。声かけをしている(無料)。殆ど望みのない状態です。
◇事例発表 土門玲子氏
(1)後継者の育成について、新しい会員を増やすことより、会員の中で次代のリーダー1〜2名を育成すればよいと思っている。
(2)会員の連絡は主としてメールを活用している。
Q: 新たな会員発掘をしているか?
A: 会の設立時に、30名の加入があった。新会員の発掘よりも、現会員の結束と活動の充実に力を注いでいる。
◇事例発表 家坂徳久氏
(1)会員同士の連絡には、メールを活用している。パソコンは、効率が良い。
(2)組織のリーダーは、PM理論や管理サークル・PDCA(プラン、実行、チェック、アクション)等をよく理解して会を運営していくべきだと考えている。
Q: 70代、80代になってからパソコンを習い始める。とても難しいことだと思います。IT化に対応しようという熱意が良い活動を続けていく原動力になっているんですね。
吉永 宏氏
加齢現象は、あまり実年齢には関係がなく、精神年齢や気持ち年齢が若ければ、いつまでも若くいられると私は考えています。
〜休憩〜
エキプ・ド・遊佐より庄内米ケーキ(手作り)のプレゼントあり、皆さん、ケーキをいただきながら和やかに懇談しました。
(2)語らいデザイン
吉永氏の指導のもと、ブレーンストーミング(自由・創造・表現)を参加者を6グループに分けて行う。
1 言いたいことをイメージする
・リーダーとしての悩みを自由に話し合い共に考える。
・キーワードは、「リーダーを育てるには?」
・リーダー自身のスキルアップをするには?
・会員確保するには?
◇仲間の言っていることを批判的に聞くのでなく、そこに何かヒントになることを考え、箇条書きで書き上げる。
2 イメージから発想する。
書き上げたイメージを眺めて、その中心点、重要点、明解点が浮かんでくることを幾つかの項目にしぼり表現する。(モットー、タイトル、看板、見出しのような形で)
3 タイトルを中心に構造化する。
・自己理解、相互理解にもとづき、説明、主張、提案したいことをまとめる。
4 グループのニックネームを決める
・レットローズ・さわやか・つつじ
・ばんけ・べにばな・花ニ輪
午後からのテーマに向けて話し合う。
(3)吉永氏 講演
リーダーに求められるリーダーシップ
聴く、説明する、援助する、話し合う、激励する、応答する、共感する、心身の健康、情報交換、意欲、熱意・・・助け合いが基本である集団・団体・組織の発展とリーダーの役割
◇グループ創造的表現
テーマ1、望ましいリーダーとは?
2、リーダーに望まれる資質(技能)とは?
・グループで話し合う
(4)グループ発表と全体討議
・吉永氏の提案
まとめ発表者を決める。分科会当日2/10日に近い誕生日の人にする。
◎発表内容
・行動力・企画力・創造力のある人
・人の意見に耳を傾ける人
・学習意欲のある人
・会員の能力を見抜き活かす
等々70ものリーダーの資質が挙げられた。
☆吉永氏
・ボランティアとは、心のあり方であり、単なる模倣では無理が出てくる。
・組織の長だけにリーダーシップが必要なのではない。思わず状況によって動かされる人(動いてしまう人)がリーダーである。私たちは、これまでのリーダーでなく、21世紀型の新しいリーダー像を探していくべきであろう。
3. 成果
リーダー・リーダーシップは不変・普遍であるとき共に変化する。これからの求めるリーダーのあり方について参加者が自身の意識変化がみられた。
1. どのような考え方、判断、価値観にたつのか
2. どのような関係を築いていくのか
3. どのような行為が求められているのか、
三つのL「ライフ(生命・生活・生涯)」を守り、自分と仲間により新しいタイプの自立が求められていることを意識できた。
一人ひとりが率直に悩みを話し合えた。
4. 課題
参加者幅がとても広かった(さまざまな分野・仕事・立場・年齢)。そのためグループ検討をすすめる上で足並みが揃わない部分があったのでは、と感じた(発想の違いなど)。立場が違うからこそたくさんの意見が出たという部分もあった。
成果を踏まえて、実際に会を運営していけるかどうか、育ち合いたい。
5. 参加者の声
事例発表は、経験に基づく説得力ある回答が出されたと思う。助言により参加の趣旨・目的はほぼ達成しました。
吉永宏先生の人柄と指導力と見事な采配によって、解りやすく、楽しく学ぶことができた、分科会であった。
とても勉強になった。細かい部分では意見がありますが、最終的にはその人の人間性、生命に利する自然に従順に生きてゆきたいと強く感じました。
自分のサークルで活用できたらいいと思いました。
6. 運営サイドから
定員以上の参加者がありましたが、参加の皆さんからのご協力により、当日大きな混乱もなく運営できましたことは講師、事例提供者はじめ、スタッフの方々、会場設営・機具操作・資料印刷(当日配布されました資料は、吉永先生が参加者を考えて準備下さいましたものです)などご協力いただきました東北公益文科大学はじめ関係者の方々のお蔭と感謝いたしております。
子育てボランティア パワーアップ大作戦
〜このままでいいの? 子育てボランティア〜
コーディネーター 伊志嶺 美津子(関東学院大学・神奈川県)
事例報告者 野口 比呂美(やまがた育児サークルランド・山形県)
1. ねらい
ここ数年経験を積んできた子育て支援グループが評価されはじめ、NPO法人化するグループも増えてきているが、閉鎖的で力不足という声もある。少子高齢化がすすむなか、時代の実情に広く目を向け子育ての課題にきちんとむきあうには、楽しく実のある子育て支援メニューの開発は、地域での事業を継続的に展開するために必要なストックは、などをみんなで考えていく。
2. 話し合いの記録
(1)事例報告
育児サークルとは?・・・子供同士、親同士が交流を持ち、周りを見ながら子育てについて自然に学ぶ場、子育てについての不安を解消する場。山形市の育児サークルは「地域密着型」―公民館での活動が多く、新しい会員に引き継がれながら長く続いている。
やまがた育児サークルランドはサークル卒業生の有志が事務局となり、平成10年にサークル支援活動を開始。現在26サークルが登録している。
主な活動は、(1)育児サークル支援、(2)育児情報の提供、(3)調査研究、(4)保育サービス、(5)子育て中の親の人材育成である。
平成14年6月に「子育てを経験した母親たちだからこそ分かること」「出来ることを考え、次世代のお母さんたちの味方になって応援していきたい」「自分たちが苦労したりできなかったことを少しでも実現してもらいたい」という想いなどから、サークルランドがやってきたことやできることを活かして、子育てを支援する施設をめざし、子育てランド「あ〜べ」をオープン。
主な事業内容は、(1)交流と情報提供、(2)保育サービス、(3)教育と女性の自立支援(研修室等利用)、(4)育児相談など。
将来的には「子育ての仲間作りができる」「親の生活の選択肢が広がる」「健全な子育て環境・親の精神」「自立的な女性の生き方を追及」などのことができる施設やサービスを提供したい
(2)質疑応答
◎講演、コンサートの託児者派遣は資格のある人が出向くのか?
立ち上げた時点では資格を持っている人でグループを作ったので、圧倒的に有資格者が多い。資格の有無については主催者の意向によって派遣している。
◎これから私たちが資格等をとられるようなものはないか?
子育てボランティアの入門講座をしている。資格にこだわらず、抱っこボランティア、読み聞かせボランティア、手作りボランティア等、自分の得意とする分野を発揮してほしい。
◎子育てが終わったので家にある絵本を使ったりして、近くの子供を預かりたいが、何か支障はあるものか?
昔から家庭文庫というものがあったが、そういう活動はどうか。
(3)グループディスカッション
グループ毎に進行、記録、発表者、テーマを決め、子育てについての話し合いが行われた。
1グループ「若い人に対する老人の支援」
・老人から声をかけたり、老人の読み聞かせなどはどうだろうか。
・子供を育てるのはハートから育てなければならない。
2グループ「今、なぜ子育て支援が必要か」
・子供たちが非行に走っているのは、女性の社会進出などで家庭が崩壊しているため?
・昔は自分の子供のほかによその子まで育てていた(里子)。
・今の世代と祖父母、孫が一緒に過ごす場が大切。
3グループ「これからの子育て支援の方向性について」
・支援を積極的に求めてくる若い母親はよいが、そうでない親へPRする方法を考えたい。
・高齢者と子供たちの関わりをもっと持たせたい。
・今活動しているグループがひとつの活動だけでなく、様々な活動に参加し、横のつながりを持って情報交換してはどうか。
4グループ「小学生、中学生のための活動」
・中学生は部活があるので関わりは難しいようだ。
・竹とんぼなどの昔の遊びを教えるボランティアは、子供たちも喜んでくれる。
・学校からの要請があれば時間内にできるが、それ以降の時間は難しい。
5グループ「子育ての基本」
・自分の親の子育て法を引き継ぐ子育てが良い。
・子供に育ててもらっているという気持ちで親自身も成長してもらいたい。
・子育て経験者など周りの意見をきいてほしい。
6グループ「民間ボランティア」
事例を話してもらい、それについての話し合い。
・保育園終了後の一時預かりをしているが、病気欠席の時は日数がかさむと料金が高額になり、会の方で一部負担して託児者に支払っているが、それもなかなか難しくなっている。
年会費をもらってはどうか。
《伊志嶺先生コメント》
みなさん、地域の中でやろうとしているのがよく伝わる。若い人だけでなく、世代間をこえて社会の中で一緒にできるもの(場)、自然な交流ができるものに期待する。中学生は赤ちゃんを抱くと表情が変わる。子供が異世代にふれていく機会を作っていってほしい。
(4)本の紹介と親支援プログラムのグループディスカッション疑似体験
「ノーバディズ・パーフェクト」
5冊のシリーズ本(からだ・安全・こころ・行動・親)+「父親」
グループディスカッションはファシリテーターを2人決め、テーマを決めて話し合う。ファシリテーター役は伴走者として参加者たちが一番話しやすい方向にもっていく役目。
ファシリテーターを決めたことで、一人一人が意見を出しやすく、楽しく良い話し合いになったという感想だった。
3. 成果
・参加者の年齢が高めで子育て経験者が多く、いろいろな経験を通じての話し合いができた。
・参加者それぞれの地域での活動を知ることができ、今後の自分達の活動の参考になった。
・一人一人が自分の意見を発表できた。
4. 課題
・子育て世代とシニアの接点を増やしていきたい。
・地域の情報がすみずみまで行き渡っていないので、情報発信の方法を考える。
・ネットワーク作りをして、さまざまなニーズに答えられる子育て支援を進める。
5. 参加者の声
・ボランティアもいろいろな形でいろいろな活動の仕方があると知りました。この様に多くの方々のボランティアで世の中が支えられていったら、すばらしい世の中になると思います。
・九州から参加された方とお話しでき、楽しくボランティアをやり、生きがいとしているという事で、お年の割には若いし、活動の内容を聞いてみると、すごいパワーを出している。活動できることに感謝していることがパワーを出す力となっているようです。
・色々な年代の方のお話を伺ってとても参考になりました。子育ての基本は家庭にあるという話を聞き、まだまだ子育て途中なので自分の家庭に生かしていきたいと思います。
・幅広い意見や発表、立ち上げまでをお聞きし大変勉強になりました。カナダの事例をみせてもらい、日本と外国との違いを知り、まだまだ勉強しなければボランティアと軽く口に出来ないみたいで、交流を通して学びたいと思います。
・これからのことなのでとても為になった。ボランティアについてのことだけでなく、将来母親になったときの大切なこともたくさん学べた。
・幅広い年代の方たちが子育てに関心を持って集まってこられているのに驚いている。多くの方面からボランティアがおられるようですが、子育てを通して、母親自身の精神的な面の成長が大切と思われる。
6. 運営サイドから
・タイムスケジュールに少々不安があったが、スムーズに流れてよかった。
・参加者一人一人が活発に意見を出し合い、お互い刺激になったのではないかと思う。
・行政や地域、子育て支援センター等の隙間をつなぐ意識を持って、参加者自らが積極的に地域のボランティア活動に取り組んでいく事を確認し合った分科会でした。
《伊志嶺美津子先生より》
秋田、九州からも見えたパワーあふれるシニアから学生さんまで、「子育てをなんとかしたい」「できることはなにか」の思いにあふれた方たちと、世代を超えて熱く語りあった有意義な一日でした。「完璧な親もいなければ完璧な子どももいません。私たちにできることは最善をつくすこと、そのためには人の助けが必要なのです」に始まるカナダ政府の親支援プログラム「ノーバディズ・パーフェクト」(ドメス出版)を紹介させていただきました。
|