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分科会10 櫛引町
伝統・文化を活かした人づくり、地域づくり
〜見て・聴いて・体験しよう我がふるさと〜
コーディネーター 鈴木 光尚(足利NPOセンター・栃木県)
コメンテーター 吉田 正之((株)ホットスタッフ・栃木県)
事例報告者 斉藤 毅(櫛引町黒川能伝習館)
仕舞演者  斎藤 正美(櫛引町黒川能伝習館)
遠藤 昌克(櫛引町黒川能伝習館)
蛸井 伊右工門(櫛引町黒川能伝習館)
 
1. ねらい
 地域に根付く伝統(黒川能)文化についてどう関わり、人づくり、まちづくりに活かしていくか。黒川能の事例、デザイナーの視点を通して、まちづくりのヒントを見いだしていく。
 
2. 話し合いの記録
(1)黒川能仕舞鑑賞・礼儀作法体験
・黒川能は礼で始まり、礼で終わる。実際の体験(座り方、お辞儀の仕方等)を通して少しでも黒川能を理解してもらう。
 
(2)事例報告
・黒川能は、櫛引町黒川地区の鎮守である春日神社の氏子たちによって、約500年前から伝えられている神事能である。黒川能の魅力は、祭りの中の神事能であること、さらに演じる人たちが農民であり、祭りとともに黒川能が生活の中に息づいている。
・幼少の時から黒川能に携わってきて(舞台にあがったり、稽古する等)、一時は様々の理由で役者を休んだが、黒川能が忘れられなくて戻ってきた一人である。黒川能(地域)の遺伝子(DNA)が子供の時から受け継がれている。親から子供にそして孫へと500年間ずっと絶えることなく受け継がれている。
・蝋燭能とは、毎年2月の第4土曜日に電気などの照明を使わず、蝋燭の明かりの中で舞う能である。今年で10回目である。始める発端は、蝋燭能を始める前まで黒川能は、能役者のためのものと地元の人に思われていた。この思いを変えるため、また、能役者の大変さを理解してもらうため、能役者でない方に気軽に参加してもらうため。また、従来の伝承を保ちつつ、新しいものを取り入れながらまちづくりができないかと思い、手作りのイベントとして蝋燭能を始める。始めたときは葛藤があったが、調整を重ね、10回目を迎える。
・蝋燭能の実行委員は、約80名。ボランティアとして、関係者だけでなく、様々な人に呼びかけ募集している。話し合いの場を作り、アイデアを出し合い、新しいものを取り入れようとしている。
・黒川能の継承と理解のために、週1回小学校に出向き、謡と仕舞の指導をしている。学校祭の時に発表している。また、夏休みには先生が能で使う楽器の練習をしている。
・現在の社会情勢に合うように黒川能の継承の形態を変えていかなければならない。黒川地区も少子高齢化が進み、伝統を引き継ぐ人が減ってきている。大人と子供の対話を大切にし、イベント等を活用して、明るい方向へ進めていく。
 
(3)プレゼンテーション
・まちづくりのキーワードは夢・ビジョン
・地方には地域に根付いた伝統・文化等、いいものをいっぱい持っているが、プロモーションが上手に表現できていない。東京はあまりないが、プロモーションが上手。いかに、プロモーションが大事であるか。
・櫛引町に行きたくなるようなプロモーションを創っていくべきである。あるいは、選ばせてしまう魅力など。地域のいい所をすべて出して、まとめあげていく。色々な材料を出して編集して、1つのブランドイメージを創る。自分達が誇れるもの、共有するものを形にしていく。
・まちづくりには、理念づくり、スローガンが必要である。理念、方針があってこそ人々に伝えるメッセージができてくる。メッセージになるコンセプトを探す。
・デザインとは、目に見えないものを視覚的に表現していくことである。心と表現が一体となり、デザインが生まれる。地方は、モノを作ることは頑張るが、どういうイメージを乗せて人々に伝えていこうという気持ちが欠けている。またシンボルマークにも意味がある。裏側に歴史、文化など集約されているものを感じとることができる。
・虫の目、烏の目になって表側だけでなく、裏側に潜んでいるものを発見していくような視点で物事を見ることによって、まちづくりのヒントを探す。
・ただまちづくりをするだけでなく、地域の文化を売る。いかに、PRしていくか。
・黒川能を単に残すことだけ考えると、必ずなくなる、黒川能を現代的にアレンジし、継承していく。例えば、能役者は、ある意味タレントである。その他に、昔ながらの料理を作る人がいる。タレントとしてプロデュース的な役割が必要である。
・櫛引町には、食文化・伝統文化など地域を表現するものがあるが、次の世代に伝えていくには、利益のでる事業を展開していくべき。
・お金をかけるだけでなく、やりたくなる気持ち、勝負したくなる気持ちが大事。
 
3. 成果
・Old and New
 黒川能に新しいデザインの切り口を入れる。黒川能とデザインがコラボレーションする。古いものと新しいものを合わせ、協働する時代に入ってきている。
・まちづくりで大事なことは、私たちがどのような社会を目指しているか、また、どんな地域づくりを目指しているかである。
・黒川能を継承している人たちは、黒川能を通して、あたたかい生活ができるような地域を目指している。世代を越えて、共通の話題・テーマが対話のネタとしてある。それが、まちづくりの原点である。
・一人の夢がみんなの夢。みんなの想いを共有することで地域づくりに繋がっていく。
 
4. 課題
・能という男性社会を崩していくことは、不可能なのか?
・近年、女性が舞台にあがっているが、将来的に女性が能を舞うことは、可能であるのか?
・まちづくりをするにあたり、いかにみんなの想いを共有することが難しいか。
 
5. 参加者の声
・1日、2日での参加ではまだまだ未知の世界。これからも時間を作って参加したいです。
・仕舞演者、事例報告者のお話をじかに聞くことができ、深く感銘を受けました。これを機会に黒川能にもっともっと関心と理解を深めていきたいと思います。地域づくり、まちづくりの話は、かつて職場で村おこしに取り組んだことが思い出され、興味深く聞くことが出来ました。
・吉田さんのまちづくりのコンセプト、自分の地域を考えるとき、大いに参考になりました。
・地元の方からゆっくり話を聞く機会があり大変良かった。
・レベルの高い良い企画でした。
・能の歴史的背景や、仕舞演者が発表されたことは、とても重要な部分であった。また、デザイナーの吉田さんのお話にも、その地域のプレゼンは何かを考えていくコンセプトづくりの重要性を感じました。
・黒川能に関しての資料があったらもっとわかりやすかったのかなと思いました。
 
6. 運営サイドから
・タイムスケジュール通り進んだが、もうすこし、分科会の時間を取れば良かった。参加者との対話不足が感じた。
・床に長時間座っての分科会であったので、せめて座布団などを用意するべきであった。
・参加者が、本当に楽しく参加でき、すばらしい交流ができたのがうれしいです。
・仕舞を見ることができて良かったという声が、たくさん聞こえてきたので、良かったです。
・午前中のそば打ち体験も楽しく、そして、美味しくいただくことができました。(太さはまちまちだったけど、味は格別だったけど。)
・食べた・喋った・笑った・聴いた・見た・楽しかった2日間でした。
 
では、みなさん、いつか、どこかで
お会いしましょう!!
 
○コーディネーターの鈴木さんからのメッセージ○
 櫛引町のみなさんと参加者との良きコラボレーションにより、上質な分科会となりました。風土に根ざした伝統を、地域のDNAとしてポジティブに受容する人々の姿に感動しました。スローフードという時代の風をはらんだまちづくりを期待しています。
 
 
(過疎化+高齢化)×ボランティア=いきいきサロン?
〜お茶のみ談話室開催!ねたきり・痴呆予防に挑戦中〜
コーディネーター 工藤 ふじ子(朝日村健康福祉課)
事例報告者
原田 定雄(鶴岡市森山サロン)
阿相 トスヨ(村山市南荒町なごむ会)
阿相 金彌(村山市南荒町なごむ会)
菊池 多美子(湯田町社会福祉協議会・岩手県)
 
1. ねらい
 高齢化・過疎化が一層すすむ中、高齢者がいつまでも元気に自立した生活を送ることができるよう、ほっと一息つける地域の「お茶のみ談話」の試みを探る。
 
2. 話し合いの記録
 地域でお茶のみ談話の場を広げていくべく、たまり場づくりを展開している事例の紹介を受ける。
 
(1)事例報告(鶴岡市森山サロン)
 森山サロン発足地である清水地区の概要を説明。民生委員をしていた当時、地域の中に閉じ込もりやふさぎ込みの高齢者がいることを目の当たりにし、まず高齢者が変わることで地域を和やかにしていこうと、自らの足で歩き、語り合い、自宅で初会合。以後自宅を開放し、森山サロンを開設。現在は農工会館を会場に活動を行っている。
 近所の75歳以上の高齢者を対象に毎月1回、正午までのサロン。ひとり一人が役割分担をし、サロンの一員という位置付けをしている。
 高齢者をとりまく環境を改善していくとともに、地域の中からボランティア活動を広げていきたい。また、自分がまいたサロンという種。このサロンも、人と人とのふれあいの中で5年間続いている。今後も多くの人たちと可憐なサロンの花を咲かせていきたい・・・と熱く語った。
 
(2)事例報告(村山市南荒町なごむ会)
 代表である阿相トスヨさんは、長く民生委員を歴任。婦人会の会合で「日中家の中に閉じこもりがちなお年寄りを対象に公民館でお茶のみ会でも出来ないか。」との話題が持ち上がる。また、社協からは、お茶のみサロンを立ち上げてはどうかとお話を受けた。町内会長に幾度となく相談、運営委員にもなっていただき、また地区の婦人会からは協力員として活動の土台となっていただきサロンの立ち上げをみた。
 月1回開催。保健師による血圧チェック・健康相談はかかさない。後継者問題に頭を悩ませた時期もあったが、現在は、利用者も協力員に手伝うような動きが見られるようになった。
 「誰もが気軽に楽しく普段着のまま来れる」サロンにしていきたい。そのためには、利用者自身が楽しくやっていかなくては・・・と、利用者自身が気づき始めたようだ。このサロンを進めていくことによって、地域住民みんなが、ここに住んで良かったと思えるような地域にしていきたい。
(阿相金彌氏より)
 サロンの運営委員の一員でもある。
 サロンが長くこの地域に根付くように支えていきたい。また地域資源を活かして地域の気運をも高めていきたい。
 
(3)事例報告(湯田町社会福祉協議会)
 湯田町及び湯田町社協の概要説明。ある老夫婦の事例を紹介。
 妻の「このじさまから一ヶ月一回でもいいから離れたい。」という切実な声を聞き、ヘルパーのボランティア活動として、月1回、ゆうゆう館で介護が大変な5人をピックアップし、「うんだなーサロン」を開設した。以後、利用者の増加、開設回数の増加などはみられたものの参加者が1〜2人と減少。原因を探ると、普段着でいける公民館でとの声が聞こえてきた。23集落の内3ヶ所をモデル的に実施。各部落へも座談会を開催、住民の声も聞く。公民館でサロンを実施するには、トイレを和式から洋式便座に取り替えなければいけないことが解明。全戸に一口3,000円で募金を呼びかけ、80万円の資金を得、トイレ改装を実施。
 平成12年、介護保険導入に伴い、サロンも人件費つきの事業となるが、2年で補助金が切れる。町民も大騒ぎとなる。再度、座談会を開催。11ヶ所でサロン希望有り。出前講座等を取り入れながら開催。
 現在は、地元温泉旅館22件の協力をも得ながら、公民館、ゆうゆう館と交代でサロンを行っている。
 また新たにお誕生日募金も展開しており、資金をサロン活動に活かしている。
 
〜事例報告者への質問、補足説明など〜
・利用者の会費について
・行政などからの補助金について
 
(4)ビデオ上映
(庄内地方で取り組まれているサロン・ミニデイ活動)
 
(5)5グループに分かれての話し合い
(1)・サロン立ち上げ、一人二人確実な人を見つける。輪が広がる。
 ・ボランティア自身、肩ひじ張らず、気軽に・・・が基本。
 ・協力員、場所、資金、メニューが課題。
 
(2)・利用者もボランティアもお互いが楽しくなければ続かない。
 ・サロンの場所は近くに、通知は個人宛で。
 ・事故の対応の確認。
 
(3)・参加するお年寄りが主役!で話をする。
 ・利用者家族のサロンヘの理解。
 ・総合的学習を利用した子供達への積極的な福祉教育の推進。
 ・ボランティアは一歩下がってお年寄りの引立て役。
 ・サロンはボランティアもお年寄りから学べる場。
 
(4)・サロンは、住民の自発的立ち上げが理想。
 ・楽しく、気軽に!がモットー。
 
(5)・お年寄りの買い物などに移送サービス等。
 ・子どもたちの交流できるサロン。
 ・障害者も参加できるサロン。
 ・人の悪口を言わないサロンも。
 
その他
・男性利用者を増やすには、飲酒の許可を。
・事故への対応は「いきいきサロン保険」もある。(東京都世田谷区)
・30〜40代の方にもサロンを知って頂きたい。
 
(6)ゲーム・レクリエーション
一般参加者 茨城県 石川 聡さんより指導。
 ・じゃんけんゲーム(顔じゃんけんなど)
 ・連想ゲーム etc
 
 にぎやかな雰囲気で、あっという間のひとときを過ごしました。
 
3. 成果
・サロンの場所、時間、メニューは、地域の特性を活かして、利用者の声を聞きながら取り入れる。
・行政や社協との連携も大切だが、住民自らが積極的、自発的に動いていくことが大切である。
・利用者はお客様ではなく、サロンの一員であるという自覚をもたせる。
・気軽に楽しく普段着で来れるサロンづくりが一番の理想。
・ボランティアが肩ひじ張らず、ボランティア自身が楽しみながら活動することが大切。
・地域全体を巻き込み、この地域に住んで良かった、生きていくことが幸せだと思えるサロンづくり、地域づくりが大切である。
 
4. 課題
・サロンを住民自らが自発的に立ち上げることのできる体制づくり。住民の意識改革。
・自主財源の確保。
・男性参加者の参加意欲の引きだし方。
 
5. 参加者の声
・今回学んだことを活かして、より地域に根ざした活動を続けていきたい。
・様々な実例が聞けて、とても勉強になった。
・サロン活動は、協力員が積極的に動けばもっと広まっていくと思う。
・こんな世の中だからこそ必要なものではないかと感じた。
・生まれた子どもからお年寄りまで誰もが参加できるものだと知った。
・ボランティアって本当に人と人とのふれあいですね。参加してとても良かったです。
 
6. 運営サイドから
・分科会のみの参加が全体参加者の半分を占め、閉会時間よりも早く帰る等、参加者が一体となる時間が少なかったと思います。
・レクリエーションでは、笑いの耐えない時間を過ごせました。
・ボランティアの方々の協力により、昼食時も混雑せずにスムーズに対応できたと思います。
・全体的な流れで、レクリエーションが最後だったため、当日参加者が参加できなかったので残念です。
・本当はもっともっと雪深い朝日村をお見せしたかったのですが、お見せできなくて残念でした。
 
 
自治と生涯学習の里づくり
〜町内会と社会教育の幸福な関係〜
コーディネーター 金子 庸三(栃木県いのちのバトン)
事例報告者
五十嵐 勇喜(温海町関川しな織り協同組合)
石川 一俊(温海町鼠ヶ関公民館)
木下 巨一(飯田市公民館・長野県)
 
1. ねらい
 地縁組織である自治会が公民館という社会教育行政の一部を担い、「自治公民館」として地域づくりを実践している事例を踏まえ、現在の生涯学習社会における、地縁組織と社会教育のあるべき姿と地域づくりの方策を考えてみたい。
 
2. 話し合いの記録
○事例発表1
「公民館活動から特産品を利用した地域おこし」
 温海町関川地区における、地域の特産品である「しな織り」を利用した地域おこしの事例を発表した。
※フィールドワーク「しな織り体験」
 実際に「しな織り」の体験を行った。
 
○事例発表2 「太鼓とイベントと自治公民館」
 温海町鼠ケ関自治公民館の生涯学習事業の展開やイベントを通した地域の活性化への取り組みの事例を発表した。
 
○事例発表3
「里づくりの元は学びあい、それを支える社会教育でありたい」
 飯田市公民館の概要と行政に携わる立場から、住民と自治体の協働の重要性、ホームレスとの交流などの事例を発表した。
 
○フリートーキング
 3つの事例に基づき、フリートーキングを行い、次のようなことを話し合った。
・この分科会はいままで自分達のやってきた事の再確認。ここでいろんな人の話を聞いてエネルギーを蓄えて帰ろう。
・事業、イベントのマンネリ化の克服策
・本体には手をつけず、前後で工夫をしていくのも一つの方法だろう。
・全部を解決しようと思わなくていい、とにかく前に進んでいるという実感があってやっていれば続けることができるのではないかと思う。
・不連続の改革も必要。前にやっていたからという考え方からの脱却。
・原点に戻る。先取りばかりがいいのではない。いろんな人の意見を聞くことも重要である。自分で企画運営させる。
・後継者の問題について
・漁業者の後継者が多い、親の仕事を継ぐという気持ちの芽生え。働いた分だけの見返りがある。
・大人の働く姿をみてあこがれる。今の中学生にはあこがれがない。子供にあこがれが持てるような活動をしていくことが大切。
・公民館も役員のなり手がなくて困っている。互助の精神が少なくなっている。これからは、女性に活躍してもらう場を与える事も大事だと思う。
・女性の活用について
・地縁の組織の中ではなかなか女性の活躍する場がない。男社会。
・男女共同参画の時代の中でもっと女性を知ってほしいし、育ててほしい。
・これから公民館活動をする大切な視点として「ジェンダーフリー」がある。男はこうだ、女はこうだという考え方はすてなければいけない。
・行政の関わりについて。
・行政は自ら進んで役に立ちたい。
・住民の目線、弱い者の目線に立った行政マンでありたい。
・「民がつくる公」、市民性の教育も必要。権利だけでなく義務を果たす教育。
・最初は行政でも活用するのは民主導で、自発性を促すのは自発性である。
 
3. 成果
 普段何気なくやっている公民館活動そのものが、素晴らしいボランティアなんだということを特に地元の参加者が認識できたことは大きな成果だった。
 
4. 課題
 これからもこのような、自治公民館という組織を継続していくためには、女性や若者の活用をどのように図っていくかが重要な視点。もう一つは活動の中でどのように世代間の交流を上手くやるかも今後の課題である。
 
5. 参加者の声
・公民館のあり方の違いには本当に驚かされたとともに、大変勉強させられたし、うらやましく思いました。地域活動は宝物であり、そこに住む人々が最高の宝物であるということです。
・益々広域化する生活様式の中でボランティア活動の必要性を痛感するとともに、いかに住民総参加で活動していくかがこれから一番大切なことだと思う。
・あたたかグループの皆さんのおいしい御馳走と昼食に感謝します。ただ、地元実行委員のメンバーとパネリストに女性がいなかったのは残念でした。
・参加者の意見を聞いて、自分がこれからどんな活動をしていけるのか、していきたいかを考えるいい機会になった。
・これからの地方分権の時代のモデルになるような自治公民館の運営方法と思います。「ボランティア一揆」大変素晴らしいテーマでした。
・自分達のところは行政に頼りすぎているという感が否めません。自立に向けて努力していきたいと思いました。
・ボランティアとは自分を育てる事からと考えて生涯学習に取り組んでいます。公民館を利用することが大きな力になると改めて知らされました。
・歴史と文化を感じさせてくれた「しな織り」は、大変素晴らしかった。
 
6. 運営サイドから
 何よりも参加者の皆さんに喜んでいただけてとてもよかったと思います。手探りで準備をすすめてきましたが、温海町に遠くから来てくれた人のために、精一杯やりました。この次は参加者で行きたかったのですが、最終回でとても残念に思います。また温海に来てください!







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