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32. スチームを入れるとかえって寒い
烟台師範学院 977 泉 勝夫
(1)外事処は日本語が通じない。
(2)スチームの配管はかすかに暖かいが、スイッチを入れると冷風のため、かえって寒い。
(3)その他はほぼ満足している。
 
33. 外事処は親切、だが金がない
長春工業大学 946 高木晶子
 専家楼は本校の敷地内にあり、外国語学院がある東校へはスクールバスで通います(所要時間30分)。歩いて10分の所に市場、15分の所にスーパーマーケット、30分の所にデパートがあって生活するには便利である。宿舎は2DKで、毛布、全自動洗濯機、電子レンジ、電気スタンド、浄水器などはない。テレビは中国放送だけ。もっぱら自炊。バスタブは使えずシャワーのみ。外事処の人はとても親切であるがお金の工面はできないらしい。
 
34. 虎穴に入らずんば〜の心境で
西蔵大学 968 日高 明
1, 頼りの外事処も日本語が通用せず、為に、中国語の出来、不出来は死活問題である。通じても、生活感覚にかなり「ずれ」があるので、理解に苦しみ、“郷に入りては〜”どころではない。
2, 富士山頂と同じ標高3700メートルの都市で、高山病の罹病には個人差があり、性別・年齢等には関係ない。また、空気が薄く、体を動かすとすぐ息切れする。“虎穴に入らずんば〜”の心境で入蔵したが、果たして“虎児”を手に入れることが出来るであろうか?
 
35. 10月には早くも雪
延辺大学農学院外語センター 870 中條朋子
 農学院ですから、周囲には田畑が広がり、自然が豊かできれいな所です。学内に食堂や簡単な日用品の売店、靴の修理所などがあります。また、医務室もあって、風邪や腹痛、怪我などの手当もしてくれますし、薬も処方します。
 近くには、雑貨店、八百屋、食料品店、食堂などがたくさんありますし、龍井の街までは5分毎にバスが出ていて、便利です。
 今年は10月に雪がちらちら降って、11月からは最高気温もマイナスの日が多く、雪は地上ではなかなか消えません。冬季は特に風が冷たく、道路は凍てついていて危険です。
 宿舎の部屋は、狭いですが生活しやすく仕切られています。時に水回りや電話関係、その他の不便はありますが、欲を言わなければ不都合ではありません。
 
36. 学校の周りには何もない
天津濱海職業学院 999 原 三樹男
 学院は、天津の「海洋高新技術開発区」の中にある。中国は、インフラ整備に24時間体勢。学校の前は、高架道の建設中、周りは、何もない。生活をするのに極めて不便で、騒音、断水。学校の炊事設備も悪い。買い物は、バスでスーパーへ往復2時間は掛かる。しかし、同僚の村井、永森両氏の暖かいサポートで、炊事、洗濯、掃除、教材研究に精を出している。今も夕食に何を作ろうかと思案しているところである。
 
37. まさに陸の孤島
天津濱海職業学院 982 永森久美江
 風呂、トイレといっしょの洗面所で炊事をするのには、今だに慣れることは出来ず、改善してほしいと思う。学校のまわりは、どこも工事中で、お店もなく、バスで30分のスーパーに買い物に行く。天津市内には2時間、北京には4時間かかり、陸の孤島のような感じがする。日本語のできる外事処というのはなく、日本語科の先生にお願いしている。中国語のできる村井先生がいなかったら、本当に困ったと思う。
 
38. これでも飛躍的な変化
天津濱海職業学院 933 村井優子
 生活環境は1年目と比べると大きく改善された。クーラー、新しい洗濯機、電子レンジ、(いずれも共同利用)が取り付けられた。しかし、相変わらず男子学生たちと同じフロアに居住しているためプライバシーというものがない。台所を作るということで洗濯場に仕切りがつけられたが、それっきりで水場、ガス設備などは全く無いため台所としては機能していない。学校は繁華街からバスで30分の不便なところにあるため自炊は不可欠だが、風呂・手洗い場で調理せざるをえない。これでも今年は年配の先生方を当校では初めてお迎えし、学校側もかなり気を使っているため、飛躍的な変化と言える。新任教師達も随分と学校側に意見してくれた。同僚教師に感謝、感謝である。昨年にも増して断水が多く、溜める事が常に必要である。
 
39. 一日10元の食事
佳木斯大学 853 内海満男
 昨年、現在住んでいる専家楼に引っ越した。浴槽がなく、シャワーだけである点を除けば、他に大きな問題はなく、快適である。
 “佳木斯の冬”は寒い。零下25℃も経験した。しかし、室内は暖房が完備しており、日本のわが家より暖かい。
 周辺にあった雑多な飲食店、商店は全て取り壊され、新しい近代的なビル群が建設された。スーパーマーケットをはじめ各種商店が入居している。
 迎賓楼で、昼食、夕食は食べている。一日十元である。土曜は自室で料理作りを楽しんでいる。
 今年中に“佳木斯大学国際文化交流センター”が完成し、引っ越しをする予定である。
 
40. 食堂や買い物は学校の界隈で
瀋陽薬科大学 966 峰村 洋
 外事処兼専家楼は招待所の一角にあり、日本人留学生1人以外は、日本語3人、英語2人、韓国語1人の教師の宿舎となっている。数年前に立て替えたのだそうだが、いささか古くて家具類や戸などの建てつけは良くない。バスの湯は夜7時〜11時と制限がある。昼間はシャワーが使えることになっているが、洗面所への給湯がないのは不便。買い物や食事は学校の界隈でできる。学校や招待所にも食堂があり、おいしくて便利。自分のキッチンでもできる。
 
41. 日用品はほとんど手に入る
安徽省黄山日語職業学校 874 早川 薫
 最近、大きなスーパーが近くに出来たので、日用品で手に入らないものはほとんどない。野菜などの食べ物も、すぐ近くで新鮮なものが売られている。来学期は今住んでいる招待所は学生の寮になり、日語学校は別の場所に引っ越すことに決まったらしい。新しい場所はまだ決まってないらしい。どんなところか分からないが、生活面ではさして今と変わらないだろうと思う。
 
42. まずまずの快適生活環境
瀋陽薬科大学 979 高山敬子
 大学の招待所の建物1/3ぐらいが留学生と外籍専家の宿舎になっている。建物はあたらしくないが掃除は行き届いている。水洗トイレの水が止まらなくなり、管理人に来てもらった。すぐ修理してくれるが、すぐ壊れる。また修理と繰り返している。お湯が熱くならないので、週2、3回しかお風呂に入れない。シャワーは何回修理してもダメ。しかし、買い物には便利だし、人々は親切なので何でもあり、の中国では、まずまず快適な生活環境だと思っている。
 
43. いつでも風呂に入れ、全てそろってはいるが・・・
曲阜師範大学 976 野本茂雄
 丘の上の新校舎から10分の所に宿舎がある。空気はいい。12月になってやっと落ち着いて生活できるようになった。9月は大学のホテルで生活、10月にやっと宿舎に入れたもののガスがなく、11月になって自炊できほっとした。広くて(130平方)新しい宿舎は日がさんさんと入り、いつでも風呂に入れ、全てが揃っている。床一面の水漏れがあったり、鍵がこわれて部屋にはいれなかったり、掃除機使用中、ショートして暗闇の一晩を過ごしたりと「どうしよう」と思うこともたびたびあるが、「これも中国」と割り切っている。それにしても戸や窓が締まっているのになぜかハエが入ってくる。
 買い物の便はあまりよくない。小さなスーパーはあるが買いたいものはなく市内までタクシーで買いに行く。日本で買う缶詰など全くなく、魚貝やいろいろ種類のある青島ビールにはほっとする。ここは青島まで高速で1時間半の田舎町であるが、中国の重要開発地区として外国企業を誘致し、発展途上にある。
 
44. 外気温の低さを除けば、非常に快適
長春外国語学校 980 太田玲子
 冬の外気温の低さを除けば、非常に快適である。繁華街に近く、長春一大きいと言われる「欧亜」というデパートまでタクシーで5元、バス、路面電車ともに乗り換え無し1元(徒歩でも30分くらい)で行ける。日常生活では市場、スーパーマーケット、郵便局はそれぞれ徒歩5分程度で行ける。専科公寓は築後1年ちょっとで新しく、設備も調っている。10月に書棚が1つ、12月には温水器が配置された。外事処主任は日本語に堪能で、対応も早い。
 
45. 満足できる環境
延辺大学成人教育学院農学院部 925 神田充也
 大学キャンパスは龍井市から7キロ、延吉市から約20キロ離れた水田と農村住宅地の中にある。構内は広く多種の木々や草花が植えられている。春夏秋には、付近の山を散策しただけで高山植物や林檎、梨の花が咲き乱れ、その中で牛馬、山羊そして羊、農家の軒先にはアヒル、鶏、果ては七面鳥までのんびりと戯れているのが見られる。冬は零下20度、時には30度以下にまでなるが、雪が少なく天気のよい日が続き、除雪もなく過ごしやすい所だ。専家楼も住み心地が良く自炊も可能。大学構内だけで食堂は6ヶ所もあり、安価で変化ある食事ができる。菜食中心とした献立で健康保持には好ましく肥満の学生は皆無。時には街へ出て中国と朝鮮両方のグルメもできる。仲良く助け合って暮らしている住民には大変親しみがもて日本語を話せる人も多い。また時には中国語や朝鮮語を教えて貰ったり近所で穫れた新米と自慢のキムチの美味を試す楽しみもある。
 
46. 道路横断は原地人と並んで
湖北大学 960 山本光子
 学内に病院、銀行、郵便局、市場、食堂があり、近くに市場、食堂が多く、大型スーパーは買いやすい。学内に湖に沿った公園があり、そこで毎朝、不老長寿の体操が行われ、私も親切な指導を受けて参加している。この一時間の体操のあと、大きな赤い太陽が湖にうつりながら昇っていく絵のような光景の中をウォーキングしている時「中国にいるのだなあ」と実感する。武漢の心にしみる太陽である。
 気を付けているのは道を渡る時である。青信号を渡る時は左右をよく注意して、信号無視の車を避けながら他の人と同じ速さで歩き、絶対に走ってはならないのである。又、信号の無い時は原地の人と並んで歩いて、その動作をまねる。これを守れば、この地で無事に過ごすことができる。







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