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16. いつも水が出るわけではない
運城銀海外語学校 861 西村 要
 運城学院の外教楼を借用した宿舎で、広いリビングと寝室と台所、それに洗面・トイレ・浴室がワンルームになっている。9月の長雨で雨漏り、漏電などのトラブルが続いたが、今は一応修理完了。赴任当初、浴室にはシャワーだけだったが、浴槽を設置してもらった。水道は朝、昼、夜の3回、各1時間半〜2時間の給水で、それ以外は溜め水を使用。買い物は近くの野菜市場や商店でできるが、少し歩いて大きなスーパーや百貨店・専門店などまで行けばほとんどのものが手に入る。
 
17. 教師の管理が厳しい
青島濱海学院 972 小野智恵子
 基本的な生活用品はほぼ揃っており、食卓がない、部屋の広さの割にスチーム暖房の能力が小さい以外、生活に格別な不便はない。修理などは頼めばすぐやってくれる。
 ただ、教師の管理が厳しく、それを日本人にも適用するのが困る。風邪で休むと給料を引かれる。「授業中学生が寝ている。山東省の試験の合格率が低い。」といって、罰金をとられた日本人教師もいたそうだ。この勤務面の改善はセンターからも申し入れてほしい。
 
18. 日本食の出前もある
北京大学国際関係学院 867 赤松 衛
 大学校内にある教員宿舎は、2部屋とバス・トイレ。2部屋の内訳はベッドルームと勉強部屋である。ベッドルームには2つのベッドがあり、テレビもある。残念ながらNHKは見られない。電話もあり、国際電話もできる。インターネットも可能。勉強部屋には机と本棚と椅子があり、来客も接待できる。毎日掃除に来てくれるのでいつも清潔でいられる。炊事施設はないが、電気プレート、レンジは共同で使用可である。洗濯は共同の洗濯機が2台、1回5元で使用できる。クリーニングも部屋で頼むことができる。(ワイシャツ1回5元) 食事は近くの食堂で1回5元〜10元で食べることができる。出前の日本料理もある。レバニラいため定食15元、カレーライス15元等。
 
19. 道路横断が恐い
武漢理工大学 981 久保待子
 管理人常駐の宿舎は3DKのマンション風。通勤途上に大型スーパーがあり、何でもあるので、世帯道具はふくらむ一方である。各種電気調理具・小型家具・・・。
 昼食や昼寝をはさんで、午後・夜間と複数回出勤する日がある。道路横断が恐い。
 余暇には近隣を自転車で走り回っている。人と車と道と、自分の自転車の性能も含めて、恐い恐いと言いながら楽しんでいる。先日は武漢長江大橋を自転車で渡った。
 
20. 単身赴任者にはこの上ない設備
曁南大学 728 西田 孝
 月曜の朝は「ニーハオ・ダーサオ・ウェイシャン」の声が聞こえると起きる。九時から部屋の掃除とシーツ交換が始まるからである。ホテル仕様の部屋だが、台所には、新調のシンク、食器乾燥機、電子レンジ、トースター等、単身赴任者にとってはこの上ない設備。洗濯は、全自動の洗濯機が共有の場に二台、自由に無料で使える。コンピューター回線も各部屋に敷設、快適なインターネットも楽しめる。繁華街に隣接しているだけに、買い物は便利。ジャスコも近い。
 
21. 大陸型人間に
佳木斯大学 901 大高キク枝
 急テンポで学校周辺が発展しています。中規模スーパーが林立し日用品の殆どを大学近くで入手できます。4〜5km先の市内へ買い物に出かける回数もめっきり減りました。
 宿舎内の停電・断水も気にならない程度に解消されています。
 チャペル塔付きの11階建てビルも完成し、私たち外教の引っ越しも間近のようです。引っ越しはきっと当日か前日に指示されるものと思います。こちらも大部慣らされ、いわゆる大陸型人間を自負できるようになりました。
 
22. 外国人教師に配慮
青島濱海職業学院 830 長 実
 青島の秋は黄色だ。秋に赴任する私達は街路樹の風格あるプラタナスの黄葉する青島の美しい秋に出会うことができる。冬の乾燥は激しく体感的には厳しく感じる。
 外事所の人も、総務処の人も外国人教師の生活上の問題には誠実に対応してくれている。外事局との取り決めもあって中国人教師よりかなり優遇されている。
 青島市中心部はNHKの衛星放送が視聴できるのに、当学院の地域でそれが出来ないのが惜しまれる。
 バスが頻繁に来て買い物などにも便利。近くに小レストラン、小スーパーなども多い。
 
23. なに不自由ない生活環境
桐郷市外国語学院 757 志賀洋子
 2003年10月 学校まで徒歩8分の5階建てマンションに転居する。
 この宿舎は、木立に囲まれた静かな場所の職員住宅で、南向きの日当たりのよい快適な環境にある。
 3LDKの間取りで、広さは100m2、2人の生活には充分過ぎる生活ができ、特に台所は広く、使い勝手がよく自炊生活が楽しめる。
 生活用品の電気器具は電子レンジ、冷蔵庫、全自動洗濯機、炊飯器、掃除機。調理器具はテフロンのフライパン、中華鍋、蒸し器、食器など全て学校側が準備してくれているので、なにひとつ不自由しない環境にある。
 また、照明器具の明るさは、他に類を見ないほどで、落ち着いた生活が約束されている。
 
24. 日本語科の学生が一番頼りになる
中山大学 958 上原和子
 一人で住むには手頃な広さの部屋(寝室兼居間、台所、バス・トイレ)を与えられているが、照明が暗いのには困っている。
 地下鉄、バス共、近いのでどこへでも自由に行かれる。
 食事は近くのスーパーや市場で買い求めることも出来るし、学内の学生食堂やレストランですることもできる。
 大学の外事処はきわめて事務的であまり面倒はみない。基本的に自分のことは自分でやらなければならない(居留証や再入国)。日本語科の学生が一番頼りになる。
 
25. 光熱費も支給
無錫南洋職業技術学院 967 松村 燎
 部屋は専家楼の三階で南に面した二部屋で、エアコンがある。他に洗濯機、電子レンヂ、冷蔵庫のある小部屋とバスルームがある。給与とは別に光熱費が支給されている。キャンパスには食堂の他に(味は欲を言えばキリがない、ありがたいと思って食べている)、コンビニ、果物屋、郵便局、国際電話の施設がある。街へは、正門前からバスで30分。時々、買い出しに行く。
 
26. 外見に比べ内装がお粗末
福建師範大学 969 井上進夫
 大学の近くにある専家楼(教室まで14、5分)に住んでいる。ホテル形式なので、週に1回掃除とシーツ交換をしてくれる。洗濯は共同の洗濯室でする。最近全自動洗濯機が入った。買い物等は近くに商店もあるし、街までバスで30分以内で行けるので不自由しない。
 部屋が一つしかないので、学生を呼んで話をする時など困る。それに、外見に比べて、内装がお粗末で汚れたままだし、設備も不調なものが多いのが難点である。
 
27. 日本料理店も12月にオープン
湖北汽車工業学院 834 高橋良江
 専家楼は一昨年の夏全館リフォームし、室内も応接セット、ベッド、寝具類も新しいもので快適です。浴槽も日本人教師の所だけあります。お湯も24時間使うことができます。ただし、月に1、2回停電と断水があります。
 食事は校内に食堂が3ヶ所あり、色々メニューも豊富ですが、やはり日本食が恋しくなります。炊事設備が完備していますので、ほとんど3食作っています。調味料は味噌、醤油、酢は日本から持ってきた方がいいと思います。現在、大型スーパーが何軒もあり、その他の食材はほとんどそろいます。
 今年の6月から日産自動車の社員が多数出向しているとのことで、日本料理店も12月にオープンしました。交通の便も今までよりは便利になりつつあります。武当山空港も地図には既に書いてあり、高速道路も武漢まで開通するのは時間の問題です。
 
28. 外事処の担当者交代で一転快適に
南平師範高等専科学校 1000 榊 藤利
 現在は、買い物などは極めて不便です。しかし、居住環境は大変恵まれています。新築のアパートは寝室2を含め、3LDKです。シャワーは常時使えますし、冷暖房・冷蔵庫・洗濯機・インターネットなども設置されています。勿論自炊も出来ます。
 当初は外事処の女性担当者の対応が極端に遅く、日本に帰りたくなった位ですが、11月から、流暢に日本語を話す大変仕事が出来る女性に変わったので、諸々の問題もスムースに解決して貰っています。日々感謝の毎日です。
 
29. 昨年よりずっと住みやすい
福建師範大学福清分校 907 望月景子
 宿舎は学生8人用1室(1K)を使っている。浴槽以外何でも揃っているので、不自由はない。学校近辺の市場やスーパーで日用品、生鮮食料品等買える。珍しい食材を発掘した時などは自炊も楽しい。魚丸、木耳、湯葉、貝柱等はこちらの特産品でとてもおいしい。
 周囲の先生や学生達も大変親切であるが、今年度嬉しいことは、産休明けの日語科主任が我々と外事処とのパイプ役になってくれ、昨年よりずっと住みやすいということである。
 
30. 部屋は高級ホテル並だがトラブル続出
延辺大学農学院 992 原 史江
 食事は大学の学生食堂や外語センターの食堂などが利用できるし、買い物も、バスに乗って街に行けば何でもあるので全く不便を感じていない。部屋は高級ホテルのスイートルームを思わせるほど綺麗でいいのだが、これがなかなか曲者で、暖房が止まったり、水漏れしたり、洗面所が水漏れで洪水になったり、水洗トイレの水が止まったりした。そのつど、外事処の方や管理人の方々を煩わせて心苦しいのだが、外事処の方は日本語が堪能だし、皆さんが親切で助かっている。
 
31. 専家楼の生活は申し分ない
河南大学 900 山田節子
 専家楼は外事処と同じ敷地内にあり、柵もあり、誰でもは勝手に入れないようになっている。夜、9時には門が閉まる。日本人外教や日本人留学生たちの世話は日本語が話せる副主任の馬国強先生がやってくれる。行政のほうの係りは英語が話せるし、他の職員もとてもよくしてくれる。専家楼は夏休み中に改築・改修が行われ、家具一式も新しくなった。以前からだが、床が絨毯なので、気分的にも落ち着ける。部屋には台所はないが、外事処内に外教共有のものがある。
 大学内には、学生食堂、大学の近くには大小たくさんの食堂、屋台があり、かつ安く、食べる所に不自由はしない。味噌、醤油以外何でもあり、街の人も親切である。2年目だが、停電は一度もなく、お湯も常に豊富に出、専家楼の生活は申し分ない。







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