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保育界(平成16年2月号)

 事業名 保育活動の推進
 団体名 日本保育協会 注目度注目度5


―予算:文部科学省―
幼児教育関係予算案について
 文部科学省はこのほど、平成十六年度の予算案をまとめた。このうち一般会計総額は、平成十五年度予算と比べて四・一%減の六兆五九九億二五〇〇万円と大幅にダウン。しかし、幼児教育関係は、総額で五・〇%(二五億六三〇〇万円)増の五三八億七八〇〇万円を計上し、高い伸びを示した。
 具体的には、幼稚園を「親と子の育ちの場」として活用する新たなタイプの預かり保育事業を展開するほか、私立幼稚園については早朝や夕方、夏休みの預かり保育を推進する。また、幼保一体型施設のあり方など先導的な取り組みに向けた調査研究を進めるなど、厳しい財源の中で新たな試みも打ち出している。
 このうち新規事業としては、配偶者特別控除の廃止により確保された「少子化対策の施策」の財源(国と地方を合わせて二五〇〇億円)を活用して、新たなタイプの預かり保育事業や私立幼稚園の預かり保育を推進する。
 「少子化対策の施策」については、このうち二〇〇〇億円を児童手当の拡充、五〇〇億円をその他の少子化対策に充てることとなっている。平成十六年度については、児童手当拡充の実施時期の関係で、さらに三〇〇億円が余ることから、年度限りの少子化施策関連予算として活用することとなった。幼稚園については、その他の少子化対策の施策として、私立幼稚園の預かり保育の拡充に五〇億円を確保、別途の少子化施策関連としては、新たなタイプの預かり保育事業を含めた預かり保育の機能強化に五〇億円を活用する。
 預かり保育の機能強化事業とは、(1)預かり保育室の整備事業(2)幼稚園における「親と子の育ちの場」推進事業―の二つ。施設整備については、預かり保育が、家庭的な雰囲気の中で行われることが求められるため、保育室にカーペットや畳を入れるなどの整備に充てる。
 幼稚園における「親と子の育ちの場」推進事業とは、夏休みなどに父親や地域のボランティアが園に集い、絵本の読み聞かせやスポーツ教室などの教育活動を実施したり、母親に対する育児相談や未就園親子の受入れなどの子育て支援活動を実施したり、高齢者や中高生などの交流事業を展開するといった、新しいタイプの預かり保育の実践を促すもの。これらの事業は、十六年度限りの事業で、都道府県や市町村の単独事業として実施するよう交付税措置される。各幼稚園が、都道府県や市町村に対して事業メニューを設けるよう要請する必要がある。
 私立幼稚園の預かり保育の拡充は、(1)現行の預かり保育対象幼稚園の拡充(2)早朝や夕方など預かり保育の補助対象時間の延長(特定預かり保育推進事業)(3)夏休み等の休業日の預かり保育の補助対象化(休業日預かり保育推進事業)―の三分野にわたる。これまでの預かり保育推進事業とあわせて、四六億八八〇〇万円を計上した(少子化対策の施策五〇億円分のうち、国負担分二五億円の純増)。現行の補助制度では、教育時間終了後四時間程度を前提としていた。実施か所数の伸びを見込んで、補助対象園数を増やす。
 その上で、早朝や夕方などさらに二時間程度延長して預かり保育を実施する場合にも、「特定預かり保育推進事業」として加算する。また、預かり保育を実施している私幼の六割強が、夏休みなどの長期休業期間中にも預かり保育を実施しているという実績を踏まえ、「休業日預かり保育推進事業」を創設。一日八時間程度の預かり保育を実施する場合の人件費を加算する。
 私立幼稚園の経常費助成費補助は、一般補助が〇・二%増の二五三億六五〇〇万円、特別補助が三七・二%増の七〇億四〇〇万円を計上。特別補助は、前述の預かり保育の拡充のほか、保護者向けに子育て講演会を開催するといった「幼稚園の子育て支援活動の推進」事業や、障害児教育への加算補助なども含まれている。
 また、新たな調査研究事業として、「新しい幼児教育の在り方に関する調査研究」に六〇〇〇万円を計上。これは、(1)地方自治体が独自に幼保一体型施設の整備に乗り出すなど新たな動きが見られること(2)構造改革特区において三歳未満児就園や幼稚園児と保育所児の合同活動事業などの特例措置が可能となったこと(3)経済財政諮問会議が昨年六月にまとめた基本方針の中で、「就学前の教育・保育を一体として捉えた一貫した総合施設の設置」を可能とするよう検討を求めていること―といった状況を踏まえ、新しい幼児教育の在り方のモデルの構築を目指す。
 このほか、就園奨励費補助については、〇・六%増の一八〇億八七〇〇万円を計上。第一子の保護者負担を一とすると、同時に就園する第二子の保護者負担は第一子の六割、第三子は二割となるよう減免単価を引き上げる。
 
平成16年度幼児教育関係予算(案)の概要
○平成15年度税制改正に関連した【少子化対策の施策】として
・「預かり保育の機会の拡充」50億円(国・地方合わせた額。上記※の合計25億円が国の補助分)
・「預かり保育機能強化」(「親と子の育ちの場」緊急整備)50億円(地方単独事業)を措置
 
 
 
保育園における子育て相談事例について
吹田市立藤白台保育園看護師 小野寺 芳子
はじめに
 保育園の役割は時代の流れに沿って変化していきます。ここ数年はその流れも速く、保育現場は必死で、受け止めています。しかし次々と打ち出される事業に、充分な手立てができないまま日々が、過ぎてしまう現状もあるのではないでしょうか。保育園に通う子どもだけでなく、家庭で過ごしている親子の子育て支援も、保育園の役割として大きく位置付けられています。保育園は、その地域の子育てセンターとして中心的な役割をもち、いつでも門戸を広げる事を(もちろん危機管理も配慮した上で)、全ての職員が熟知する事が必要です。保育園には、園長・保育士・調理師・看護師等多職種が働いています。それぞれの専門性を生かしながら、子育ての援助ができる所でもあります。
 今回は、病気やけがなど小児保健関係の日常的な悩みについて考えてみましょう。
 
子育て相談の実際
 保育園に子育ての相談の電話が、直接かかってくる事は案外少ないように思います。他機関からの紹介で電話があったり、直接来園であったりします。現場の職員も、電話よりも、保育園に直接来て頂いた方が、話しやすい事が多いものです。私の市では三〇年前から保育園の地域開放を行ってきました。一歳半健診がスタートした後は、事後フォローも兼ね、地域でひとりぼっちの子育てを無くそうと「育児教室」を全園で行っています。二歳前後の親子が二五〜三〇組を一グループにし、八回シリーズで保育園にきて親子で遊びます。園により二〜三グループをかかえることもあります。そこに参加するお母さんも色々な悩みを抱えています。「育児教室」が始まる前に、アンケートで親子の状況を把握します。
* 一日の生活リズムを記入
* 育児の悩みや不安はありますか?
* 育児の悩みや不安を話し合う人がいますか?
* お父さんの育児参加はありますか?
* 育児教室のスタッフから聞きたい事、みんなで話したい事を記入
* 育児教室に期待する事を記入
 これらの事をグループ別にまとめ、それぞれのグループに還元していきます。相談の内容として多いものは次のような事です。
* トイレットトレーニングについて
* 生活リズムがつけられない、夜型になる、昼寝をしない
* 食事について、偏食、小食、ムラ食い、飲み込まない、時間がかかる
* 歯磨きを嫌がる、磨きなおしができない、泣いて嫌がる
* 予防接種は受けるべきか、インフルエンザ、水痘、流行性耳下腺炎はどうしたらよいか、アレルギーがあるができるか
* アレルギーがあり、食事制限をしている。いつまで続くのか、解除の方法はどうか
* 発育について、身長が低い、体重が増えない、増えすぎる
* 指しゃぶりをする
* 夜泣きについて
* しつけに関する相談も多くありますが今回は省略します。
 これらの悩みを参加のお母さんに知ってもらいます。十人前後のグループにわけ、話し合いを進めます。その中に職員も聞き役ではいります。例えば、「指しゃぶり、なかなか取れなくて困っているのですが、・・・」「うちもそうです。この前歯科健診で、止めるように言われました。」「無理やりには取りたくないし・・・」「取ろうと思えば、余計にひどくなるようにも見えるし、イライラすることもあります。」「私の所は上の子が指しゃぶりがきつかったのよ。幼稚園でもしていたの。父親にまだ指しゃぶりをしているのとか、そんな事を言われ、それがきっかけになって、止めたのです。やはり無理やり取る事はよくないと思うよ。」・・・【色々話がでましたね。指しゃぶりはお母さんのお腹にいるときからしています。自分の身体を知る事であったり、不安を落ち着かせたり、発達の過程でもあります。乳歯が生えそろい一年以内であれば、歯並びの方は大丈夫かと思います。手指を使う遊びをしたり、外で体を使って思いっきり遊んだりしてみては、どうでしょう。眠る時は、お話をしながら、お手手を握ってあげるとかも効果があったと、園児のお母さんが懇談会で話された事がありました。参考にしてみて下さい。】
 また、「うちの子は、お昼ねをしないのです。兄弟との関係もあって、タイミングが合わないというか、合わせられないというか、」「父親の帰りが遅く、父親とも関わりをもたせたいし、そうすると眠る時間が遅くなるし。」「朝は遅くまで寝てくれたら、実際は家事もでき助かるよね。」「そうそう、解る、解る。でもお昼ねしないと、夕食の準備をしている時、機嫌悪いし最悪の事があるよね。」「うちは早く起きるので、お昼寝しないと、体がもたないので、自然に寝ていますね。あまり苦労はしてないです。」・・・【皆さんからのアンケートのまとめを見てみましょう。生活リズムはどうでしょうか、育児教室のしおりに参考になるページがあります。少し学習をしましょう。解りやすい紙芝居もありますので、その後で見ましょう。】・・・と言うように進めていきます。(「 」は親の声・【 】は職員の声)そこで子育ての悩みは自分一人ではなく、皆同じように悩んでいるものなのだと解りあいます。保育園児の園生活の話や、保育園で大切にしている事も話の中に入れます。保健の話も保育園の保護者に話す事と同じものです。時には紙芝居(生活リズム・食べ物等)や写真(とびひ・害虫等)を使用します。歯磨きも、家で使用している歯ブラシを持参し、一緒に磨いてみます。上に兄弟のいるお母さんの話も貴重な体験として、納得が得られたりします。話し合いのなかで、抱えていた悩みを解消したり、不安が取れたりする事が多くあります。こちらが答えを出さなくてもお母さん自身が納得でき、子育ての自信につながるように思います。
 また、保育園児と一緒に遊んだり散歩に出かけたり、給食時間に見学したり(給食の試食会もあります)・・・園児の姿や職員の関わり方を実際に見る事で、会得されます。終了時の感想は毎回たくさん寄せられます。一部紹介します。
・初めての子どもなので、成長段階の小さな悩みが多かったのですが、皆、通って行く道なのが、他の子とかを見て、わかったので、あまり悩まず、今の姿を受け入れる気持ちができました。
・トイレトレーニング等について先生や他のお母さん達の意見を聞いて参考になりました。皆個人差はあるけれどあせらず自分達のペースで頑張っていこうと思います。
・家ではなかなかできない遊びをお友達と供に体験でき、子どもの生き生きとした笑顔が印象に残りました。地域の子ども達をも保育園の先生方が見守って下さっているというあたたかさを実感しました。
・二人目の子どもと参加しましたが、一人目のお母さん方がたくさんの悩みを抱えて子育てしているところが懐かしく、かつ新鮮で子どもと向き合うきっかけとなり、色々な考え方が解り、参加してよかったです。
・いつもは家で母子二人きりの時間が、長く大変だなぁと思うこともありますが、二度とない貴重な今の時間を大事にしたいと思います。また生活リズム(昼寝のタイミング)がつかめ、前より楽になりました。
 
おわりに
 子育てに心配や不安はつきものです。子どもの成長に合わせて次々でてきます。その時その時に、ちょっとした話ができれば、いいのです。話ができる人が側にいるだけで、安心できます。仕事から帰ってきたお父さんが「今日も一日、子どもとの生活は大変だったね。ご苦労さん。ありがとう。」とお母さんに声をかける。お母さんも「お仕事お疲れ様でした。ありがとう。」とお互いに、声を掛け合う事が、大切です。あたりまえの事ですが、そのあたりまえの事が希薄にも思えます。家族にやさしい声かけもしましょうねと言うと、失笑があちこちからあります。みじかに話ができる事がなによりです。
 そして保育園には、ゼロ歳から五歳の子どもが生活している事に価値があります。保育園の子育て文化や財産を地域の親子に広げていき、保育園がここにあってよかったと思われるように根付いていきたいものです。保育園に気軽に入ってこれるよう(といっても危機管理はしっかりして)心の扉はいつも開けています。
 
 
 
☆昨年の冬に新型肺炎のSARSが流行して以来、寒い時期というのは健康問題に携わる者にとって気が抜けない季節になったのではないでしょうか。それだけでなく昨年末から今年にかけては、アメリカのBSEとか、輸血によるHIVの感染とか、鳥のインフルエンザとか、感染症に関わるニュースが次々と現われました。
 原稿が活字になるまでタイムラグがあって、いつも昔のことになるようで気がひけるのですが、今年の正月休みは九連休、つまり十二月二十六日が金曜日で御用納めになったのでしたが、翌二十七日の朝、BSEの件でアメリカの担当者が近々日本に来るらしいという知らせで起こされました。念のためインターネットで米国農務省の記者発表を確認してみると、文書でなく何と音声で、日本時間でその日の未明に行われた記者会見の模様がアップされているんですね。聞いてみると成程二〜三日中に日本に行って協議をしたいと言っている。それから先はいつもの仕事の世界で、協議日程とかその取材方法とか事後の記者会見の設定とかを担当課に決めてもらい、それを記者クラブにお知らせをする、ということになった訳ですが、国際的な情報伝達の早さと、インターネットによる情報発信機能の高さというものに、あらためて感心をした次第です。
 考えてみれば病原体よりも早く情報を伝えることによって感染症は防げるのですから、こうした情報伝達手段の発達というのは素晴しいことです。しかし同時に、数多くの情報が世界中を飛び交うことになると、その正確さというものも、これまでの何倍も、重要になってきます。われわれ役所の情報の最大の価値は、それが正確であるというところにあるのではないでしょうか。今後ますます自戒したいと思いますし、こうした情報の力によって、今冬の感染症が少しでも小さくくいとめられればと思います。
☆さて、月間「厚生労働」二月号ですが、特集は昨年十月号に続いて「年金」です。前回は社会保障審議会年金部会の意見書がとりまとめられた段階でのご紹介でしたが、その後総選挙があり、予算編成に際して給付と負担をめぐるさまざまな議論があり、年末に政府案の骨格が固められたことはまだ記憶に新しいところだと思います。今回はそれも含め、まさに現在行われている法案化の作業も含めて、今回の年金制度改革案の内容をひろくくわしくご紹介したいと考えています。
 そのほかの単発記事としては、熊本県の残念な事件で改めて話題となりましたが、ハンセン病の正しい知識の普及啓発について取り上げています。また、医療事故として報告すべき事故の範囲について検討してきた委員会のまとめなどについても取り上げています。
☆インタヴューは弁護士の渥美雅子さん。以前「関連機関紹介」のページで、「女性と仕事の未来館」を扱った際にその新館長として登場していただいたのですが、今回もっといろいろお聞きしたいということでインタヴューをお願いしました。法律家という仕事を選んだきっかけや思い出に残った事件、ご自身の子育ての経験などいろいろ語っていただきましたが、この肩ひじを張らない、おだやかで着実な対処の仕方というものが、それ自体とてもスマートな「女性と仕事」のあり方になっているように思います。
 渥美さんの弁護士事務所というのがまた面白くて、一階には腰かけの飲み屋のあるような古ぼけたビルの三階にあり、インタヴューをさせていただいた広い会議室(?)には講談の高座がある(渥美石桜左桜というのが芸名である由)といった具合です。大変面白いです。ご期待下さい。
 
(厚生労働省 大臣官房広報室長 樽見 英樹)
 
雑誌「厚生労働」年間購読料・八、二〇八円(送料込)
お申し込みは、中央法規出版(株)
電話〇三−三三七九−三八六一
 
 
 
時代は変わる
 「時代は変わる」というのは、確か、六〇年代の中ごろに発売されたボブ・ディランの三枚目のアルバムのタイトル。世の中は常に変わり続けている。
 私たちの日常を考えてみると、だいたい決まった時間に目を覚まし、同じような場所を通って決まった時間に仕事場や学校へ出かけ、同じように帰ってくる。毎日は、少しずつ変化しているはずだが、一日の変化は少ないので、その変化を気づかないまま過ごしている。だから、時代が変わったと意識するのは、たまに、久しぶりに目にしたときに、小さな変化が積み重なって大きく変化したときに気づくことになる。
 年末のテレビコマーシャルを見ていて、時代が変わったと意識させられてたものがあった。それは、あるフィルムメーカーのコマーシャル。
 フィルムメーカーのコマーシャルなのに、フィルムのよさを強調するのではなく、写真の現像・プリントは、プロの写真店に頼もう、という内容のもの。そういえば、あちこちにあった写真のDPEショップが、いつのまにか激減している。売り上げが減って商売にならなくなったからだろう。フィルムを現像し、プリントする人が少なくなってきたのに違いない。だからこそ、プリントはプリントのプロにまかせよう、というキャンペーンになった。DPEショップを救うことは、フィルムメーカーの利益につながるからだ。
 そういえば、最近は、フィルムを入れて撮影するカメラを使う人が少なくなった。替わってデジタルカメラを使う人が多い。撮影の仕方を見ていればすぐ分かる。フィルム式カメラは、カメラを顔に押し付けて、ファインダーをのぞいて撮影する。デジタル式のものは、カメラを体から離して、モニター画面を見てシャッターを押す。一目瞭然、使っているカメラの方式が分かる。
 フィルム式からデジタルへ、カメラという風景を記録する装置が、科学技術の進歩で大きく変貌した。それにともなって、関連する商売も変化してきたのである。だから、もう一度、専門店のDPEに客を呼び戻そうというのが、さきのコマーシャルのねらいではなかろうか。時代の流れに逆行しているのかもしれないが、環境破壊に代表されるように、進歩=善という考え方の危うさを実感している今、立ち止まって考えてみることも大切だと思う。
 最近は、デジタルカメラさえ使わない人が多くなった。何を使うか?それはカメラ付き携帯電話である。いろいろな催しのとき、子どもの様子を記録しようと前に回り込んだ親たちの手元を見たら、なんとカメラ付き携帯電話。携帯電話を持った手を前に突き出して、モニター画面をみながらスイッチを押す。初めてこの光景に出合ったときには、びっくりした。バックやポケットから何かを取り出し、それを手にして前に突き出すのだから。一瞬、何事かと思ったが、よく考えてみれば、賢明なこと。確かに、カメラ付き携帯電話で用は足りるのである。大きく引き伸ばしたりはしないのだから。
 新年になって、NHKのニュースのトピックスで、DPEの工場をルポしていた。デジタルカメラのデータを自分でプリントアウトするのではなく、プロに依頼する人が増えてきて、大忙しであるという。餅は餅屋ということか。
 時代が変わると、いろいろな商売も浮き沈みする。デジタル式のクオーツ時計が一般的になって、街の時計屋や時計修理屋がなくなった。時計の分解掃除などというのは、よほどの高級品以外まず行わない。だから職人もたくさんいらない。商売にならない。印刷関係でも、コンピュータ化が進み、データを入力すると、印刷用の版がダイレクトに作られ、あとは印刷機にかけて印刷するだけ、という方法も多くなってきた。つまり、原稿を印刷屋にわたしてから、印刷に至までの中間の仕事(組み版や製版などの仕事)がなくなってきたのである。時代が変わると、私たちの仕事も変わってくる。
(えびす)







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