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表3.5.5 衝突海域での最大波高超過確率と推定された修正係数の比較
 
図3.5.3 最大波高の予測値と超過確率
 
3.6.1 目的
 SOLAS条約第XII章の二重船側構造ばら積貨物船への適用を検討する場合、貨物倉が浸水した状態を把握する必要がある。このため、二重船側構造ばら積貨物船について、船側からの浸水を想定した場合の浸水時最終水線及び当該状態における船体縦曲げモーメントを、Cape Size、Panamax及びHandyの3種類のばら積貨物船について試計算を行った。
 
3.6.2 試計算の方法
 現行条約では、単船側構造ばら積貨物船に対し、単船側構造の腐食衰耗・崩壊により貨物倉に浸水すること想定しているが、二重船側船に対して衝突による船側からの浸水を想定する場合、損傷範囲内となる二重船側部、二重底、ビルジホッパ部及びトップサイド部のバラストタンク等の区画も同時に浸水することを考えることとなり、最終平衡状態は横傾斜を伴った状態となる。(図3.6.1を参照)今回の試計算を実施するにあたっては、二重船側構造ばら積貨物船の適当な船舶が少なかったため、通常の単船側構造ばら積貨物船を用いて模擬的に計算を行うこととし、貨物倉浸水で強度上の許容値に対する計算値が比較的に大きな状態のみを選出の上、下記の状態を比較計算することとした。
a. 貨物倉(CH)のみが浸水
b. 貨物倉(CH)+二重底タンク(DBT)+ビルジホッパタンク(BHT)+トップサイドタンク(TST)が浸水
 
図3.6.1 貨物倉浸水時の浸水状況の比較(イメージ)
単船側構造船
 
二重船側構造船
 
単船側構造船による模擬







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