日本財団 図書館


設問10. ビジター艇を受入れたことにより、漁港およびその周辺への経済効果がありましたか?
 
 ビジター艇を受入れたことによる漁港およびその周辺への経済効果については、現時点では、まだ判断できないが51漁港(41%)、経済効果はないが44漁港(35%)、経済効果があるが9漁港(7%)、未回答22漁港(18%)との回答で効果があがっている漁港はまだ少数である。
 
漁港およびその周辺への経済効果(N=126)
 
設問11. ビジター艇の受入れ後、悪くなったと思うところは何ですか?(複数回答可)
 
 ビジター艇の受入れ後、悪くなった点としては、ごみ等の投げ捨て等が増えたが、26漁港で最も多く、次いで、利用者が増え混雑するようになった9漁港、利用可能施設以外の施設の使用がある8漁港、漁船航行の安全性が悪くなった8漁港、漁業者とのトラブルが多くなった7漁港、漁船の入出港に支障が出ている6漁港、作業車輌・運搬車輌等の走行等の支障が出ている5漁港、漁港施設・漁船等の破損、損傷が増えた3漁港、漁具や魚類の積み下ろし作業の支障が出てきた3漁港で、利用のマナーに起因する点が多い。
 また、特になしとの回答も35漁港であった。
 
ビジター艇の受入れ後、悪くなった点(複数回答)
 
設問12. ビジター艇の受入れにあたり、利用者に対してご意見・ご要望等がありましたらお書き下さい。
【自由意見】
ルール・マナーを守り事故の無いよう適切な利用を心掛けて頂きたい。
海上ルートの場合、しけ等により日時が許可日と異なる場合がある。
マナー良く使用されているので特になし
ルール・マナーを守ることにより、地域漁業者の理解が得られる。
個人利用者のマナーが悪い。
ルール・マナーを守る。
係留場所を決めている(突堤の一部)が不明なため、岸壁に係留している。この場合利用者に周知するところはどこなのか確定したものは何も聞いていない。
地元漁業者の漁業操業の妨げにならない行動を要望する。
一時避難港として開放していることから、使用許可については事後申請でもやむ得ないものとしているが、使用があらかじめ判るものについては、事前に当町へ連絡して欲しい。
ゴミの持ち帰り、港内航行速度等ルール・マナーを守って利用して欲しい。
漁港を利用する際は、ゴミ等の持ち帰りについて、御協力願いたいと考えております。
マナーを守って利用願いたい。
港の入口より港内の徐航を守る、必ず2人乗船を守る(安全第一)、ゴミの持ち帰り、船内トイレの使用をやめる。
シーマンシップ的モラルを持ち得ない方が見受けられる。係留施設はビジターのみの受入れだけでなく管理者サイドの船舶も係留しているが、入港できない場合など無理難題を言ってくる。
利用料の未払い、予約及び時間
メンバーバースへの係留はしないで欲しいです。2回目以降の来港については、事前の連絡を頂きたい。
ゴミの持ち帰り。
空きオーナーバースに入れるケースがある。
ビジター又はホームに関わらず。プレジャー船と漁船では生活パターンが異なるためトラブルが起こる、特に台風時の対応では毎回トラブルがある。(緊急避難を口実にプレジャー船が漁港区域に強引に係留し、漁船が入港しても係留する場所がない。
届出の義務付けがないことから、未届出船を把握出来ない、届出制を守って欲しい。
専用の係留場所がないので、係留施設のある漁港を利用して欲しい。
観光立町としての立場から可能な範囲で受入れているが、あくまでも漁港施設の一時利用であり、サービスは提供できない。正式には港湾でビジター受入れを拡大することが良いのでは考えている。よって、施設満員の時は、受入れをお断りする場合があるが、理解されたい。
今のところあまり聞いていない。
ビジター艇の受入れは積極的に行っているのではない。基本的には漁業者の邪魔にならなければ1・2泊程度の係留については、自己の責任において停泊することは何の問題もないと考えます。現在、ビジター艇の利用はほとんどなく苦情等も聞こえないので、今後も、特に積極的には受入れは行わない。
 
設問13. ビジター艇の受入れにあたり、漁港管理者に対してご意見・ご要望等がありましたらお書き下さい。
 
【自由意見】
主要意見
漁港利用の手続きが、煩雑である。
海上ルートのビジター利用については、実体を把握できていないのが現状である。申請の実績も無い。
防波堤天端高が高いため、タラップが必要である。又、防舷材も防波堤に必要である。
漁港内に漂流する流れ藻等の影響により利用に支障をきたしており、地元利用者等が陸揚げし、野焼き等で対応しているが、消防署からの指導もありトラブルが絶えない。漁港管理者にその対応を要請しているが、利用者対応が原則として話し合いをしても平行線のままである。
利用料の改正増と委託交付金の増
利用に対して事前報告は必要なのか、必要とした場合の手続き及び官庁休日の取扱いについて処理方法はいかにあるべきか。
プレジャーボートの漁港利用(船揚場)としては、申請手続、料金徴収代行等を町で事務処理をしているが、その費用等は北海道で予算化しており町として事務は増えるが予算は無く、メリットは無い事から、今後の事務処理として検討して頂きたいと思います。
料金体系の見直しを要望
業務に対する予算措置の増
漁港以外の場所に専用マリーナを作り集約願いたい。
利用実績が少なすぎる(年間19隻)。必要があるかどうか検討すべき。年間契約者を増やし収入を上げるべき。
フィッシャリーナを始め県・市からこのようなアンケート、質問等が多く、同様な事を何度も記入している。
ビジター料収入に対して管理コスト(人件費)が合っていない。
ビジター艇に限らず、台風等により、避難する必要が無い港にして頂きたい。
漁船とそれ以外の使用域を完全に区分する必要がある。現在は現場で便宜的に行っているが、違反者に対する強制力が無い。
漁港利用の手続きが、煩雑である。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION