の
のせと云うのは上棚を取付ける際に、この段付部に上棚を乗せる様にして、安定させ固着させる為の細工と考えます。(之が無ければ上棚の高さは安定しない)この部分の取付には、腕の良い職人の出番となります。40人位の皆々が見守っている所で、ツバのみで孔開けをして、頭を彫り登りの下方の釘2本程を打ち、乗せの釘頭を彫り(棚板の割れが起きない様慎重な作業となります。)釘を打ち、その后再び寄せ支柱をシッカリと止め・に向い次々を寄せ支柱で、上棚を仮止して行きます。この取付は起舟20人位で足りますが大きい三伴船となれば1.300t位の重量となり(片舷1枚)人員も40人程が必要となります。
のせの取付は之に当る職人の晴姿の様なものです。