<第5分科会>
小規模授産施設の実現に向けて
発表者 精神障害者小規模通所授産施設 さくら作業所
施設長 今田 聡
1法人で2施設を設置
基本財産:法人設立の為の資産は1千万円(1法人で)
運用財産:基本的には年間運営費の1/12となっているが、実際は1施設当り約半年分の運営費が必要だった。
設立までの資金作り
●「にじのえき」の土地と建物の寄付(家族の方)の申し入れがあった。
●家族の方から現金で1千万円の寄付の申し入れがあった。
●後援会をつくり、寄付金を受けられる組織作りをした。
「桜虹会」の社会福祉法人化を支援する会 |
3,000千円 |
さくら作業所後援会 |
2,742千円 |
にじのえき後援会 |
1,870千円 |
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1法人で2施設の設置を考える場合のメリット
●基本財産を2施設で集められるので資産作りがやや楽。
●広域的な事業を協力して行うことができる。
●多くの関係者に協力してもらうことができる。
●多くの事務量を分担して行うことができる。
資金作りをする前に、組織作りを!!
●法人設立までの中心的になる組織作り
家族 |
医師 |
作業所職員 |
ソーシャルワーカー |
各協力機関 |
(当事者) |
●今後の法人の方向性や将来像をしっかり話し合える場を作る。
原点は作業所運営から!
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平成8年 |
「にじのえき」「さくら作業所」共に無認可作業所としてスタートする。 |
平成13年1月 |
地域生活支援センターの設置を目指し、法人化に取り組む為の話し合いを廿日市市・佐伯町の関係者で集まって行う。 |
平成13年3月 |
廿日市市・佐伯町などの各行政機関に計画書を提出する。 |
平成13年4月 |
県の担当者と意見交換をする。 |
平成13年5月 |
県の障害者プランでは地域生活支援センターは充足しているので、設置が難しいと言われる。
小規模通所授産施設を2つ設置する方向で再検討を行う。 |
平成13年6月 |
新たに資金計画・事業計画の見直しをする。 市町村へも小規模通所授産施設へ移行したい旨を伝える。 |
平成13年7月 |
理事・評議員の予定者の選定。 後援会の設置をする。 |
平成13年10月 |
資産などの大まかな書類を県に提出。 |
平成14年1月 |
全ての書類を県に提出 |
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(注)
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県などへの提出の日程は、おおまかなものです。詳しくは、各県の担当者とよく協議されてみてください。
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各作業所の状況 |
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にじのえき |
さくら作業所 |
開所 |
平成8年 |
平成8年 |
所在地 |
佐伯町 |
廿日市 |
人口 |
約1万3千人 |
約7万人 |
通所者 |
約15名 |
約18人 |
作業内容 |
喫茶営業
駄菓子販売 野菜市
手作り品製作・販売
内職 廃品 |
内職
教材の袋入れ
お菓子のラベル貼り
自主製品の作製
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土地・建物 |
自己所有 |
市から無償貸与 |
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平成15年を目標に市町村合併をする予定 |
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廿日市市の「さくら作業所」&佐伯町の「にじのえき」
法人化へ向けて応援してください!!
なぜ法人にするのか
障害を持った人たちが地域で安心して生活していくためには周りの支授が必要になってきます。みんなで集える場である作業所、いつでも気軽に相談を受けられる地域生活支援センター、安心して暮らせるグループホームなどが地域に必要になってきます。
私たちは、まず小規模通所授産施設を運営することによって法人格を取得し、責任をもって安定した社会福祉事業を行っていくことを目指し、無認可作業所では出来なかった生活支援が出来るよう、今後地域生活支援センターやグループホームなどの設置を考えています。
小規模通所施設とは
平成13年4月より社会福祉法人の取得のための要件が一部緩和されました。これまで無認可小規模作業所だったところも小規模通所授産施設(定員10名〜19名)として社会福祉法人になれる道が開かれました。
「にじのえき」と「さくら作業所」は、現在の建物を活用し、小規模通所授産施設へ移行し社会福祉法人格を取得することを目指しています。
サポーター募集!
社会福祉法人の要件が緩和されたといっても、1干万円近くのお金が必要です。家族や作業所関係者だけの力では大変大きな金額です。
誰もが安心して生活していくためにも、作業所が地或にとってさらに必要な社会資源となっていくためにも、皆様の暖かいご支援と、ご協力をよろしく御願いいたします。
「桜虹会」の社会福祉法人化を支援する会
事務局:佐伯郡佐伯町友田798−1
TEL&FAX:(0829)−74−3030
代表:
郵便振替:口座番号
名称「桜虹会」の社会福祉法人化を支援する会
1口:1,000円
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