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<第1分科会>
「障害者とどう向き合うか」
 
発表者 岡山県 めばえ会 大賀博子
 
1 はじめに
 
2 病気との出合い
 
3 家族会に入会
 
4 病気への理解と家族としての心構え
 
5 行政への働きかけ
1)平成9年共同作業所オアシス開設
 
2)平成13年生活支援センター「こころの里」オープン
 
6 「障害者とどう向き合うか」について
 
<第1分科会>
障害者とどう向き合うか
―障害者を勇気づけるためにどう付き合えばよいか―
 
発表者 呉市つばき会 会長 垣内晴昭
 
 呉市に若椿作業所が出来たのが、昭和62年1月です。
 それから、もう一つの作業所として平成6年12月に阿賀地区へひかり作業所が出来ました。
 現在は呉市中通りにある、ふれあい会館の中へ移転しています。作業所の運営は、両方の作業所の家族の運営委員が中心になって、指導員やメンバーと話し合いながらやっています。つばき家族会の例会は毎月1回・第4木曜日に開いています。
 わが家族会のモットーは「友愛」を大切にしてお互いが助け合いながら、家族同志が親睦を図っています。
 年に1回1月に家族や指導員だけでなく、メンバーの代表者にも参加してもらい、意見を交換したり、問題点を出し合って討論をしています。
 勉強会としては、呉市が実施している「出前トーク」を利用して、呉市における障害者の保健福祉の基本計画等について学びました。
 これまでの、障害を持たない人を前提に作られた社会のシステムのあり方を、障害者にとって暮らしやすい地域社会にすれば、すべての人にとっても暮らしやすい町になるはずだと思います。
 それと同時に市民や企業に対しても障害者問題の正しい理解と自主的かつ主体的な行動の方向を示してほしいと強く思いました。
 今年度の総会の後、「健康はあなたへのプレゼント」と題しての講演を聴きました。
 わが家族会も、保護者が高齢化し、80歳代、70歳代の人達が目立つようになり、当然のことながら、病院に通っているひともおりますので、規則正しい食生活の重要性を真剣に聴いていました。
 
 作業所は経営も安定してきました。
 またどちらの作業所も法人化を目指してもう1歩というところまで近づいてきました。
 5月19日には若椿作業所が新広駅の駅舎内に移転オープンを果たし、約300人の人々が集い、記念講演とピアノ演奏で心の安らぐひとときを過ごしました。
 
 関係者をはじめ、地域・行政・大学生等たくさんの皆さんにご支援いただきました。
 また、7月6日にはひかり作業所が、2つの知的障害者団体と一緒に七夕祭りを開催しました。このときは、模擬店の多彩なメニュー・ミニコンサート・カラオケ大会で盛り上がり、参加者も約1,000人集まりました。
 
 障害者とどう向き合うかについては、作業所の経済力アップを考えています。
 これは、ひいては障害者の自立につながると思います。
 自分の住みたい地域で、自由に地域の人達と、理解・協力を得ながら生きていける社会を実現させることです。
 最近メンバーの人達が前向きに物事を考えるようになりました。自分が好きな相手がいれば結婚したいと考えるようになり、保護者として、彼らの希望に1歩でも近づけてやることが出来たらと思っています。
 そのためにはやはり、まず作業所の経済力アップです。これからも行事には積極的に参加し、地域の人達と協力して地域との交流を深めることが大切です。
 
 今日のこの機会をこの場限りとせず、おたがいの抱えている問題点などについて、本音の交流ができたらと願いながら発表を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。
 
<第1分科会>
作業所との出会い
発表者 八頭ひかる会船岡作業所
所長 岡田幸子
 
1 船岡作業所との出会い
 
2 私を取り巻く人間関係
 
3 作業所の仲間とともに
 
4 家族会との関係







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