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(3)LEO−15(Long-term Ecosystem Observatory)
 Rutgers大学が中心となり推進するLEO-15は、ニュージャージー州の沿岸で運用されており、沿岸海水の迅速な環境アセスメントと物理学および生物学的な予測のためのリアルタイムシステムを開発することを目的としている。
 同システムは、人工衛星、航空機、調査船、ブイシステム、AUVなどで構成され、人工衛星や海洋レーダーによるリモートセンシングデータと、ブイシステムやAUVから得られた現場観測データは、統合された形でヴァーチャルラボのネットワークを通じて公開されている。1998年から2001年の4年間にわたり運用され、システムの機能を検証するため、沿岸部の湧昇現象や小規模のスリックに関するケーススタディが行われた。
 なお、同システムは浅海域を対象としたシステムであるが、各種の観測プラットフォームを組み合わせた観測システムとして本事業の参考となる。
 
 
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図3−4 LEO-15のシステムイメージ
出典:Rutgers大学ホームページ (http://www.imcs.rutgers.edu/mrs/LEO/LEO15.html)







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