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◇職業としての確立−「家事援助」の実態
1)時間給/4年
生活、社会的地位、信用の低さから、世帯主として働く仕事ではないと見切りをつけて、ヘルパーを辞めました。また、自分のやっていることをかえりみて、向上のため学習する環境も時間もない中で、専門性の確立の難しさを実感し、不本意ながら施設への就職を選択しました。
今後、社会全体がヘルパーを育て、学ばせる方向を出さないかぎり、ヘルパーが専門職になることもなく、高齢者人口が減少した時には消えてゆく、炭鉱労働者のような存在に感じられます。先のない職業?!楽しい仕事なだけに残念です。やりがいだけでは食べて行けないし・・・
2)時間給/5年
[設問46]の通りの現状では将来性に乏しく、ヘルパーという仕事に対して、あまり希望や夢を持てず残念に思っています。
好きな仕事ですので続けたいのですが、仕事上でのけがや疾病時などの保証もなく、何年勤めても身分・待遇等変化なしというのは、他の仕事では考えられないことではないでしょうか。
3)時間給/1年
ヘルパーの社会的地位の低さにはがっかり。
事業所内で、指導者または管理職の意見の食い違いが多く、とまどう事もままある。
身に覚えのない事でしかられた事があり、ショックを受けた事もある。
ヘルパー同士の交流がなく、引き継ぎ等スムーズに実施できない事もある。
4)月給/6年
約7年前、ヘルパーとして働き最初に感じたことは、ヘルパーは利用者の人権を守るための職業であるのに、ヘルパーの人権はまったく守られていないということでした。
しかし、ヘルパー(自分)自身も、ほとんど素人がなるわけで、2級終了で専門職とは言えない現状です。当時は介護保険前で、ヘルパーの社会的認識も低く、またヘルパー自身の意識も低く、ヘルパーが一人前の職業として社会の中で認められるためには、まずヘルパーが専門職としての仕事ができるようになること、サービスの質を向上させること、それが先決問題だと考え、今日まで頑張ってきました。
しかし、不安定な雇用形態のなかで、プロとしての意識を持てば持つほど、現実との格差に夢やぶれる人も多かったと思います。個人がヘルパー職として考え、身につけたことが、個別に留まり、全体的に蓄積されず、ヘルパー職としての向上の部分で、ずいぶん空回り、失っているものもあるかと思います。
だから、逃げたくなる環境の中でも、やはりヘルパーとして、社会の中で認められるいい仕事を、チームとして提供することで、年月をかけて、ヘルパー職の実力も地位も向上させなければと思っています。
また、不安定な雇用形態をしなければ採算のとれない介護保険制度のあり方も、社会の中で論議されなければと思います。
5)月給/4年
ヘルパーを掃除婦であるかのように扱う人が多く、何をさせても良いと思っている。
精神的負担とストレスがたまり疲れもなかなかとれなく、休日は寝ているため、家族との時間も少なくなってきた。
6)時間給/
個人ケースが多くなった分、収入減(家事介護が多い)。
体力的・精神的に、介護保険導入により疲れが残るようになった。ストレスとなる。
移動時間の過ごし方がむずかしい。
例)午前9:00〜12:00← →14:30〜家にも帰宅できないむずかしい時間である。
家事型の時間給を上げてもらいたい。
「掃除・買い物・入浴見守り・調理(5〜6品)・洗濯・コミュニケーション」を、2時間で実施しているが、がんばって仕事しても時間オーバーしてしまう。
7)時間給/2年
制度導入以前も以後も、ヘルパーの地位も立場も弱く(社会的に)、利用者からはヘルパーと家政婦の違いがわかってもらえない等、ヘルパーの問題は山積みと思います。
いつでも未練なくやめたいと思いながら働いているヘルパーは、自分を含めたくさんいます。それが現実です。
8)時間給/1年
ホームヘルパーの職に就いて1年余り、一生懸命働いて来たつもりだけど、評価されていない仕事だとつくづく思った。召し使いの感じで、言葉づかいも命令調。上司に話をしても、こちらが悪いように言われ、仕事から次の仕事に行くのにも2時間以上もあり、その間に家に戻るのは遠いので、戻れる感じではない。5時間の働きでも、朝出かけてから8時間余り。本当にお金にならない。
働き過ぎで、ボロ雑巾のようにはなりたくない。ヘルパーの地位を上げていかないと、仕事としてやって行くには選ぶ人がいなくなると思う。
9)時間給/1年
介護保険導入、導入されないまでもホームヘルパーは必要不可欠なものだと思う。しかし、介護保険により一層、家族から社会で老人を見るようになってきた今、もっともっとヘルパーという職種に対し保障されるべきだと思う。
現在の状態では、長くヘルパーの仕事にたずさわっている気持ちになれない。安定した給与と保障がほしい。そして社会的にも認められたいと思う。
10)時間給/
本当に必要な利用者への仕事にはやりがいを感じるが、保険制度になり、使えるものなら、お手伝いさん代わりに使おう、また、使ったらと勧めるケアマネージャーもおり、仕事をする側に(現場に立つ者として)、仕事をしながら虚しさ、惨めさを感じる時がある。
今の私の正直な気持ちで、体はきつい、気持ちは惨めで、1日2時間の仕事でも半日は取られる事になり、時間給は高いが、移動を入れると収入面でも良いとは言えない。それに孤独な仕事だ。
11)時間給/
ヘルパーの地位は非常に不安定です。利用者からは、“なんでもやってくれる人”“おばさん”だったり、利用者の家族からは、ケアプラン以外にも全ての事をこなす人が「いいヘルパー」だと思われがちです。
また、事業所から「とりあえず謝って!」と言われる。しかし、壊してもいない物をなすりつけられる時など、とても悲しくなります。「私は壊していないので謝れない」と言うと、「とりあえず謝って!」の言葉しか事業所から返ってきません。もっと誇りとプライドをきちんと持てる仕事になるとよいと願います。
12)時間給/1年未満
利用者さんは、ヘルパーとお手伝いさんの違いがわかっていない。
13)時間給/
配偶者がいないので自分で生計をたてている。平成12年1月〜3月迄に巡回型のホームヘルパーをしたが、夜中の1時に巡回型をしたが、1週間で6時間の仕事なので、1ヶ月の生活費が不足なので昼間は普通の仕事をしたが、2つの仕事で無理をしたのか、病気になり入院してしまった。
今は、普通の仕事をしているが、社会的条件をきちんと確立してもらう(健康保険・厚生年金・雇用保険)と安定した仕事となるので、またホームヘルパーの仕事をしたいといつも思っている。年齢も55歳となっているが、1日でも早く、新しい制度になることを希望している。
14)時間給/1年
今の事業所に不満はありませんが、パートヘルパーはパートであり、主婦向きのパートでしかない。収入が安定せず、社会的地位もなく、主婦にしかこのような仕事ができないから、結局は、介護は女の仕事になっていると思います。これからは、今も既に男性ヘルパーのニーズもあり、安定して働ける仕事になってほしいと思います。
15)時間給/3年
ヘルパーに限らず、○○ヒューマンケアに関わる人が、プライドを持って仕事できる状況はできてない。そのことが、とても悲しい事だと痛感している。
介護保険制度において、ケアマネージャーの質の向上が何より。ケアマネージャーが作成したケアプランによってサービスが受けられるわけだから。
「なぜこんなことになるのか」「こんなサービス内容でいいのか!」と思う事が度々ある。
16)月給/2年
巡回型では、保険導入後、深夜帯の利用を控える人が多くなり、モーニング・ナイトケアの時間に集中する様になった。そのため、深夜は一人で回ることが多く、何か突発の事故があった場合のことが心配。以前は二人で回っていた。
常勤職を減らして嘱託職を増やしたが、やっている事は常勤と何ら変わらず、給与が低く抑えられているのは納得できない。仕事は好きだが、これで食べていけないのでは、ボランティアではないのでおかしいと思う。
17)時間給/2年
ヘルパーは家政婦ではないという事を、世間一般に正しく理解してもらいたい。家政婦代わりに使う利用者も多々いる。
また、事業所、支援センター、ケアマネージャー等から比べると、様々な部分でしわよせがヘルパーに来ていると思われる。現場で働くヘルパーの実態をもっとよく理解してもらいたいと思っている。
私達ヘルパーは、やはり現場の訪問先においては、利用者の希望に100%応える努力をしているが、それがヘルパー業務の枠を明らかに超えている事も多く、ギャップに悩まされる。
また、家事に対する評価も低すぎると思う。
18)月給/4年
社会的地位の確率のためには収入の安定が不可欠。そのために、身体介護、家事援助等の区別をなくし、単価を一律にして、収入を上げられるようにするべきだと思う。
19)月給/1年
パート・契約ヘルパーの収入安定、賃金の確保が一つと、社会的に認められるようになればいいなと思う。
仕事とはいえ、精神的にも肉体的にも疲労があるので、十分な休日をもらいたい。
20)月給/
いつ事業所が倒産するか心配。自分の体をいたわり仕事をしているが、利用者のヘルパーに対する認識が薄く、お手伝い−また、目いっぱいこきつかう利用者には恐ろしさを感じる。
家族の協力も欲しいと思うが、今の男社会のなごりで、全て女がするものと思い、女だけが家に帰っても同じ仕事をしなければならない辛さがある。
21)時間給/
人員が少ないので休みが取れない。退職者が出てもすぐに補充されないので、無理に仕事をやらされる。
書類を書いたりする時間が多く、家に持ち帰ってやらなければならない。
月3回のミーティングは多すぎる。
事業者が、利用者の要望を何でも聞き入れて、無理な要求をする。家事の場合は特に、時間いっぱいに走り回って仕事をこなさなければならない。
ヘルパーを家政婦として使う人が多い。利用者は、自己負担があるのだから文句は言っても当然という態度。他の仕事が見つかれば、ヘルパーは辞めたいと思っている。
22)時間給/2年
介護保険制度から、利用者が家政婦代わりにして介護保険を利用するのはどうかと思います。(あたり前と)(度々仕事を増やすなど)
23)時間給/1年
利用者が介護保険を理解していないケースが多い。何でもやってもらえると思っている。やってもらえない事など、お年寄りにわかり易いパンフレットなど市が用意すれば良いと思う。
家事型は、仕事の内容の割には賃金が安いと思う。
ケアマネージャーの立てる計画内容と、ヘルパーのやる仕事内容が違う場合がある。家事型なのに、爪切りとか足浴とか(いつもいつもではないが・・・)特に自分が勤務しているマネージャーではなく、他社のマネージャーの場合。
24)時間給/2年
この仕事をするにあたり、私はまず一人の主婦であり、私にとって家族が一番大事なはずなのに、今の生活は利用者に振り回されている気がする。例えば、休みが取りづらい。(会社には問題ないが、利用者が嫌がるため)仕事のやっている時間よりも、移動の時間が多い時もある。
25)時間給/1年
給与を上げてほしい。
利用者及び家族の人にも、制度の内容理解を深めてほしいと思う。
26)月給/
40歳以上の私達も、介護保険料を給料から引かれて介護制度を支えている。現場で利用者と接していると、とてもわがままです。身体が不自由、または高齢で室内にしかいられなく、面白くないからといってヘルパーをいじめている。これが生き甲斐と思うばかりに。「こういうふうにして下さい」と思うと、次回は全く別の方法でやってほしいと、毎回こんな調子。言い分は通用しない。「はい、教えて下さい」と頭下げ、低姿勢で応対。こんな利用者でも、センターは介護保険でお金をいただいているからと、ヘルパーが利用者とうまくいっていれば、ヘルパーのことは考えてない。
現在、こんな大変な利用者に接し、少ない給料から介護保険を支え、私達が65歳以上になった時は、どのようになっているのでしょうか。きっと働くヘルパーはいないと思います。利用して、保険料、使用料を払っているからとあたり前という考えではなく、他の国民に支えられているから、これだけのお金しかかからないんだという感謝の気持ちがほしい。
厚生省は、医療面・訪問看護婦には甘く、ヘルパーの事務所には厳しく運営は難しい。しわ寄せはヘルパーです。待遇を良くしてほしい。
27)月給/4年
ホームヘルパー制度の見直しを全面的に考えてほしい。きちんとした位置付けで、社会的にも専門性を持ってやっている所なので、評価をしてほしいと考える。
28)月給/4年
ホームヘルパーは、家事の片手間と思われているので、地位の確立に向けて何かの運動が必要ではないでしようか。
29)月給/5年
社会的地位の確立を望むのならば、日頃から、もっと私達が専門職として意識を高めなければならないと思う。同時に、要求するだけでなく、介護保険の導入以前と以後とでは、やはりビジネス化になってきており、利用者さんはイコールお客様という意識を、日頃から持つべきと思う。
「対等」という言葉を良く聞くが、やはり事業所はお店で、利用者さんは品物を自由に選ぶお客様なのである。当然、気に入らない品物は返品され“あそこの品物は良くない”とウワサは広まる。物であれば返品もできるが、人間となると信頼関係が壊れ、その方は二度とその事業所からのヘルパー派遣を望まないだろう。私達の仕事は、もちろん精神的にも肉体的にも疲れ果て、悩みなど聞いてもらいたい時もあります。しかし、これもしてくれ、あれもしてくれ、でも、事業所の要望・指示は聞けない(受け入れられない)のでは話にならない。
−このようなことを書いたのは、世間でホームペルパーに対しての見方が低く、実際ヘルパーの中にも、利用者に対し考えられない対応をしている現状もあるからなのです。
30)時間給/2年
ヘルパーの社会的地位は低い。利用者の中には、家政婦のようにとらえている人も少なくない。ヘルパーの質を向上し、確保すると同時に、自治体・行政も十分に認識し、改善されることを望む。
労働条件も悪い。移動時間はもちろんの事、報告書の作成、その他資料の作成が時間外の自宅で行われている。かなりの作業であり、時間も要する。これらの内容が改善されていかなければ、ヘルパーを続けていける方々は難しいと思われる。
ヘルパーは、在宅介護へ一人で対応していく厳しさが問われる仕事である。それ故ストレスもたまる。事業所には、必要な日に休日願いを申し出ているが、シフトが組まれてくると、取りづらい日もあり、十分な休日取得を望む。
感染症対策については、事業所では研修が行われたが、不安を抱えて仕事をしているヘルパーも多く、もっと積極的な万全な指導体制を望む。
31)月給/10年以上
看護婦のケアマネージャーは、ヘルパーをお手伝いさんのように思っている人が多い。ヘルパーの役割・業務をもっと勉強してほしい。
32)月給/10年以上
ホームヘルパーの地位の低さを痛感。現場で一番大変な仕事をしているのにもかかわらず、賃金が安い。福祉職の2分の1強である。
介護(身体)が多く、上司も口では認めているような事を言っているが、本当のヘルパーの仕事内容はわかっていない。わかろうとしていない。ケアマネージャーの仕事の方が重いと考えている。
33)時間給/
利用者・家族の要求に掃除内容が多すぎる。週2回6時間、びっしり掃除。ぴかぴか状態で、清掃業務との考え方。サービス料負担は、ヘルパーのために払っていることの怒り、活動内容にぶつけられる。利用者のモラルより、ファミリーのモラルにたくさんの問題がある。こういった内容は、事業所でも、どうにもならぬこと。家事型が多く、活動に過密で気持ちに余裕はない。疲労のため、家族の協力に頼るようになったことは確か。
あまりにも社会的地位が低く、どう努力し対応すればよいのか自信をなくし、時に行きたくないケースも多々にしてあり、現在体調くずし、3週間の入院生活で休養中だが、入院生活で心得たこともあり、さらにヘルパーとしての姿勢を感じ、復帰を希望。
34)時間給/1年未満
パートヘルパーとして勤務しているが、福利厚生面での充実がなされてないと、これから先、仕事を続けていく上で非常に不安である。また、常勤職員であっても、生活に十分な収入が得られず、既婚者は配偶者の収入に頼り、未婚者は親の援助を受けていたりというのが現実である。自活できるだけの収入がないと、これから先ヘルパーを目指す人は増えないのではないかと思う。
ヘルパーという仕事自体は、やりがいも必要性もあり、自分自身の心も成長でき、素晴らしい仕事に出会えて良かったと考えているが、待遇面を考え合わせると、まだまだ改善の余地は大いにあると思う。
35)時間給/
一般の方は、ホームヘルパーはお手伝いさんと思っている方が多いと思う。何でもやってくれると利用者は思っている。ホームヘルパーとして仕事の自覚を、利用者にも知っていただきたい。
家族の方の洗濯、家族の方の食事、真冬の外の窓拭き、畑の草取り・収穫、来賓者へのお茶の接待、バーゲン安売りの買い物、ペットの後始末−現在の事業所はないが、第1回目の事業所では、このようなつらい仕事があり、納得できなかった。
記録で提出しているので上の方では分かっていると思うが、何の援助言もなかった。パートヘルパーということで、直行直帰のため意見を聞いてもらう時間はなかった。
特に、土日は休みのため、パートヘルパーのみが稼動しており、困ったことが度々あったことがあった。
苦情は、利用者のみ一方的に聞き入れ、パートヘルパーの意見は受け入れてもらえず、くやしい思いをしたことがある。
36)時間給/
2001年4月より給与体系が変わり、少しは良くなった。
(現在は家事1時間970円、2時間1940円、以前は1時間970円、2時間1540円30分増す毎に285円プラスだった)
しかし、交通費が全額出ずヘルパー負担。また、書類が多く、その事務時間は給与にはまったく関係ない。
37)月給/7年
自立支援者に、お手伝いのように掃除にこき使われるのは耐えられない。
38)月給/10年以上
家事援助も千差万別なので、日に3度、4度と調理をすると切り替えが大変。メニューはそれぞれ違うのはもちろん、味付けも、味覚に困難を生じる時もある(特に体調不良の時)。
精神的なストレス(利用者に対して、また職場内)をうまく対処する方法を、いつも模索している。時間に追われての車の運転中など特に疲れる(冬場は特に)。一人訪問なので、吹雪等利用者宅へ着くまで、また無事に帰るまで不安である。在宅の場合、代替(急な訪問者には、まだ利用者も抵抗がある)が難しい。
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