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自由意見
(設問VI. 自由意見 あなたの現在思う事・意見等を自由に記載してください。)
 
自由意見
*多くの方々が多岐に渡るご意見を寄せてくださいました。主な意見で分類させていただきました。
*数字は勤続年数 例)3年・・・勤続3年以上4年未満
 
◇介護保険制度導入でヘルパーは良くなったか
1)時間給/3年
 介護保険が始まってから、事業所が何でも利用者本位になってきた事は否めません。例えば祝祭日ですが、利用者に「来て」と言われれば、担当者は出なくてはなりません。もし断われば、代行にほかのヘルパーが出るわけで、申しわけないという気持ちが生じます。結局無理をして出ることになるのです。
 この時に休日の割増があるわけではありません。休日要員を常設することも難しいのでしょうし、家族との話し合いの上で納得してもらい、調節しているのが現状です。
 何よりヘルパーにかぶせるのではなく、安易な仕事の組み立てをもう一度見直し、ヘルパーが元気で働ける職場を作って欲しいと思います。
 ヘルパーは「何かあったら言ってこい、守ってやるから精いっぱいがんばれ」と言われたら、ピカピカの笑顔で働きますよ!ヘルパーはこの仕事が好きなのですから。
 
2)時間給/3年
 利用者から、たまに「よくこんな仕事するね」と言われた時、社会的地位の低さにがっくり。仕事の意欲がなくなる。
 介護保険が始まり、ケアマネも関わって以前より話が混乱している。利用者がケアマネに困っていることを訴えても、時間がない、とさっさと帰ってしまう。ケアマネージャーは利用者の話をしっかり聞くべきだと思う。ヘルパーが板挟みになっている。ケアマネージャーは、はっきり言って必要ないと思う。その分、ヘルパーの給与を上げてほしい。
 
3)時間給/6年
 介護保険が入ってから、ヘルパーの意見が全く利用者の生活向上に役立たなくなった。記録を書いても会議で言っても、むなしくなる。
 ケアマネージャーと話をしたいと思っても、今まで一度もない。同じフロアーにいて、まったく交流できないのはおかしい。
 
4)時間給/3年
(1)いろいろな資格取得のため自力で勉強し取得しても、何の意味ももたなく、また給料にも反映されない。
(2)利用者からのクレームや問題など公開される事なく処理され、後から聞かされることが多い。
(3)家事型の援助が多く、身体介護の技術的な部分を使う機会が少なくなり、だんだん忘れて来ている。そのための研修などが全く行われておらず、急に派遣されることがある。
(4)経費節減のためと思われるが、ミーティングやカンファレンスの回数が月1回もないことがある。利用者の状況がわからないことが多い。
(5)直行直帰の形をとっているが、利用者と利用者までの間3時間までは、あいていても自宅に戻れず、また交通費もその分しか出ない。待ち時間が長い分、外ですごさなければならず、賃金の補償はない。
(6)ヘルパーの精神的ストレスや悩みが多くなっても話す場がなく、ヘルパー同士で電話で話をすることが多くなった。ヘルパーステーションでは、口を開いて話をするような状態ではない。
(7)書面で引き継ぎが行われ、利用者の細かい引き継ぎがだんだん出来なくなり、利用者に負担がかかってきている。
(8)ヘルパーによって仕事の内容に差が出てきており、質が問われている。また、利用者からもそのような話を聞かされる。
(9)ヘルパー交替をいやがる利用者が多く、6ヵ月交替をなかなか理解してもらえない。
(10)ヘルパーを家政婦に思われている所があり、何でもしてもらえると思っている利用者が多く、自立支援の方向へ目標を持って援助していくのが、なかなかできないでいる。
 
5)時間給/
 介護職は自分自身の成長につながる面も多く、やりがいを感じる仕事である。待機時間や報告書作成等への配慮が不十分と痛切に感じているが、それでも尚この仕事を続けているのは、やりがいの大きさを思うからだ。
 しかしながら介護保険が導入されて以来、ヘルパーの雇用条件は悪化の一途をたどっている。労働単価の下落(一律1400円→1000〜1300円、家事・複合・身体により区別)、労働時間の短縮化、日祝日勤務の増加、一方それに伴う特別手当のカット等々。
 右も左もわからない駆け出しの頃の賃金が一番割りが良く、研さんと経験を積んでいる今の方が割りに合わない。(但し、事業所への貢献度は高くなっていると思う。様々なケースに対応できる力がついてきているので、事業所としても使いやすい人材に成長はしている。)
 やりがいを感じ、自費で研さんを積んで資格を取得しているのに、その努力が賃金なり、社会的地位の向上につながっていきづらいところで行き詰まりを感じる。
 労働単価に、経験と能力、努力が少しでも反映してくれたらと願っている。もちろん、待機時間や報告書作成等への配慮、雇用等の保険加入による、生活の安定への配慮は行っていただきたい。
 
6)時間給/
 介護保険で、要介護認定額範囲より出たら困る人ですが出てしまう。出ないと十分なケアができない。この様な人に対して、家族にもっと強く、負担するように言ってほしい。家事なのに、複合介護にしてほしい利用者は、あまり違いを考えていない。ヘルパーとして、880円で1080円の仕事をしなければならない。
 
7)時間給/1年
・ヘルパーの数が少ないせいか、急な発熱時でも休めない。(どうしてもつらい時は代わりを探してくれるが、いなかったら行くしかない)
・介護保険が導入してから交通費が全額出なくなった。なんか損をしている感じ・・・。
・同じ時間働くなら、家事型より身体介護で働きたい。時給が高いから。
 
8)月給/2年
・ヘルパーの大部分が非常勤であり、収入があまりにも低く不安定である。
・休日が取得しにくく、ストレスがたまりやすい職業である。
・この制度のままでは、ヘルパーを続けていきたくても続けていけない。今後、担い手も出てこなくなるのは目に見えている。
・利用者のために日々努力しているヘルパーの声を、もっと取り上げてほしい!
 
9)時間給/1年未満
 介護保険導入のヘルパーとして働く時の家事・複合・身体型と、それぞれに最低賃金の保障制度を決められると、ヘルパー仲間の賃金の不満は少なくなると思う!
 自主事業の部分は少々賃金が低くても、それは事業主の規模その他で仕方がない部分も出てくると思う。事業主に時給のことを言う時は、辞める覚悟で言うことになると思う!言う元気があればいいが、本当の理由を言わず辞めることになるかも!でも、これじゃダメなのも十分、自分自身分かっている!
 
10)時間給/
 介護保険の利用者宅へ就労した場合、給与の支払いが1ヵ月遅れです。事業所の都合との事。6月に働いても事業所からの支払いは7月の末。いつまでこのような支払い方が続くのか分かりません。
 数年前から、右手の中指がけんしょう炎で曲がっています。手術をしなければ治らないとの診断でしたが、我慢をして働いています。これ以上生活をきり詰められないため。
 
11)月給/5年
 介護保険導入により、利用者との会話時間が少なく時間に追われる。会話がないことで、利用者のニーズを汲み取れない事がある。
 
12)月給/10年以上
 実活動の他に、個別援助計画、引き継ぎ書など事務的任務が増え、時間がかかる割にはお金にならない。
 利用者の希望が複雑(時間が30分単位等)になり、ヘルパーの対応が難しい。
 家事援助が多く、働く割に賃金にはね返らない。
 
13)月給/6年
 7年前より働いているが、最近は利用者からの時間の変更、通院などの要望も多く、調整に時間を取られ、毎日が忙しく帰宅も遅くなった。疲れ・ストレスも多く、これから先、どの位この仕事を続けられるのかと思う。自分の家族にも食事を作ってあげられないなど家族の負担も多くなっていると思う。
 
14)時間給/
 介護保険導入前は介護型の仕事も多く、稼働時間数が現在より少ない割に収入も良かったが、現況では、家事型の仕事が大半で、以前と同じ収入を得るためには稼働時間を増やさないと対応できない。
 ケースによってはかなり早く出勤(訪問)しなければならず、家族(主に子供達)に負担をかける結果になり、事業所に家庭の事情を訴えると、単に私自身のワガママということで片づけられてしまった。事業所の事情もわからないでもないが、早い時間の仕事を依頼するのであれば、交通機関や、自宅から利用者宅までの距離等、考慮してほしい面もあった。
 私のケースではないが、同僚のヘルパーの中には、仕事の依頼を断ると、「あなたには仕事をまわさない」と言われた事実もあると聞く。
 事業所との関係を保ちながら、家庭と両立させ、なおかつ利用者に気をつかっての業務となると、1日が終わる頃には疲労感のかたまりで、「何もしたくない」と思う日もある。
 介護保険が導入され、利用者の意識も変わってきた昨今、使い捨てヘルパーにだけはなりたくないと自らを奮い立たせ、様々な状況に折り合いをつけている。これが、私にとっての現状だ。
 
15)時間給/2年
 介護保険制度導入になってから、精神的なストレスが多くなったように思う。利用者への対応の仕方、またコミュニケーションの取り方、「ヘルパー」という者に対して、利用者として理解不足。
 家事労働が多くなり、肉体的にも疲れが多い割には、賃金が安い。
 
16)月給/10年以上
 会社の経営が、著しく介護保険になってから悪くなり、ヘルパーヘの支給品とか、交通費の見直しや、超勤の支給が以前より削られて、反対に仕事は多く複雑になり、大変になっている。
 他事業所の姿を見ても同じようだが、介護保険を続行するために、良い制度になって安定してほしい。
 介護保険をするには、ヘルパーはかかせない仕事であることを社会全体にもわかってもらい、働き甲斐のある給与や、職場であってほしい。ヘルパー不足の折、もっと魅力のある仕事にしてほしい。
 
17)時間給/
・制度導入後、身体介護が減り、単価の安い家事援助がほとんどになり、移動時間が多くなる。
・利用者も自己負担をしている意識があるため、些細なことでの苦情も多くなってきている。
・家事といっても、午前2、午後3、合わせて5時間の滞在中動きっぱなしで、身体的な疲労度も強い。週4回は、移動、昼食で1時間のため、胃の調子が良くない。
 
18)月給/7年
 休日(有休)が多忙のため取りづらくなり、オーバーワークになってきた。人手不足で忙しい。
 
19)時間給/2年
 制度が導入されてから、半分以上をしめる家事型に対する介護報酬の低さから、経営状態が悪く、ますます賃金カットとなっている。そのため仕事に対する意欲がなくなる時がある。
 急なキャンセルもキャンセル料を取らないことから、ヘルパーへの待機保証がない。(訪問して留守の時のみ1回930円の保証)
 
20)月給/
 行政から社協になり、勤務体制が変わった。
 月〜土、1日7.5時間、週休二日だったのが、月〜土、1日6.5時間、日曜日のみの休みになった。
 朝の1時間、もしくは夕方の1時間を削り、土曜日も1日勤務になった。13:00〜20:30の勤務も週2日ある。1時間削られた分、事務処理の時間がサービス残業になった。何よりも、週休1日なので体がつらい。午後出勤の翌日は、朝がつらい。週2回は、家族と夕食ができない。
 社協になってから疲れが取れないため、子供との団らんも少なくなった。管理者は理解があって、仕事はしやすくなった。
 
21)時間給/
 介護保険が導入され、昨年度の決算で1000万円近い赤字と判明し、パートヘルパーのみ1400円/1h→1200円/1hに値下げされ(新規採用は1000円)、パートタイマーにしわ寄せが来ている。
 また、上司は自分の保身で精いっぱいに思われる。前事業所から移った際には1級ヘルパー研修も受講させてくれるとのことだったが、それも中止となり、パートタイマーには益々働きにくい職場となっている。
 
22)月給/10年以上
 介護保険導入前からホームヘルパーとして働いているが、2年しかたっていないが、事務所内での業務関係の負担も増え、時間がなく活動記録も書くのに大変。
 仕事内容(外勤)についてはあまり変わらないが、あまり利用者との会話がなくなった。
 時間を短縮、活動等ゆったり気分で介護ができない。
 
23)月給/2年
 残業がカットされ、辞めた人の補充がないまま事務仕事をしなくてはならず、事務の仕事が膨大に増えた。帰宅時間も遅くなり、体力的には負担が多くなっている。
 
24)不明/1年
 勤務時間がきつくなり、会社の都合でたびたび変わり、ヘルパーの意見を十分に聞いてくれない。特に、夜勤を8h〜15hに変更し、ヘルパーの負担を無視しようとしている。
 
25)時間給/5年
 介護保険制度が始まってから、利用時間の削減(利用者自ら)で、今までのように気持ちに余裕が持てず、仕事を時間内にこなすことで精いっぱい。ゆとりを持って接したりすると、時間オーバーとなる。
 もっともっと話を聞いてあげたいと思っても、29分、59分の壁ではできない。また、利用者とその家族も、お金を払っている意識が強く無理な対応を要求される。
 職場は職員を減らし、パートを増やしていく方針だ。導入後の賃金体制も活動時間が50h(1ヶ月)以上に対して、わずかだがアップしたが、50h未満の人に対しては月4,000円程の減である。
 まだまだヘルパーに対しての社会的地位が確立されていず、利用者から「来てくれて良かった」「どうもありがとう」の声がけで、また明日からもがんばろうという意欲がわき、仕事を続けている。
 
26)時間給/
 札幌市サービス協会でヘルパー(パート)として働いています。
 当初は、ヘルパーが少ないということもあったのか、仕事のために制約される時間は有償でした。しかし、2〜3年前から無償です。
 
・利用者の記録作成 過去 160円、 現在 0
  ・利用者の書類作成等 過去 制約された時間、 現在 1件に付15分だけ
 
 職員が週休2日を連続しているのに、パートは、休日は毎週特定曜日の1日となっている。
 最近は退職していくパートヘルパーも目立ってきており、一時的とはいえ、1週間に原則として8時間以上20時間未満となっているが、26〜31時間というのも現実である。
 女性の職場ということもあり、職員とパートの間では利害関係があり、理外なことが多くなっています。
 
27)月給/10年以上
 ヘルパーとして働き出してから10年以上経つが、町の行政で働いているので収入は安定しているが、いつかは民間に移動するのかと漠然と感じている今日この頃。
 介護保険制度が始まってしまったが、少ない年金の中、支払いしているお年寄りもいる。その人達のためにも、より良く介護保険が充実していくことを願っている。
 
28)時間給/2年
 介護保険後は、前より時給が下がったため、生活するにはそれ以上の時間働かなければならなくなった。
 
29)時間給/
 収入面では今が一番不安定で、時間給のため、相手(利用者)の都合で収入が変わるので困っている。(時間給も仕事の内容にしては安い)
 また、きちんとした職場で仕事をしたいと思っているが、会社から、うちを辞めたら他では仕事ができなくなると言われた。
 ヘルパーの仕事が好きなので、この仕事は続けていきたいと思っている。
 
30)月給
 現在、自治体のヘルパーとして雇用されているが、どこも赤字、赤字と毛嫌いされ、ヘルパーも民間へ委託しようと考えているようだ。
 個人的なことだが自分は母子家庭であり、これから子供たちも学費がかかる年頃になった。今でも、何とか切り詰めているが、民間へ委託した際、これからの収入もどうなるかと不安を抱いて仕事をしている。勤務時間もきっと長くなるだろう。また、不規則な勤務体制も予想がつくので、ますます不安が募る。
 こんなことを考えても暗くなるので、1日1日をいかにクリアするかを考えながら生活していると、本当に短い1日で終わってしまう。そんな私は、余裕のない日々を暮らしているのかも知れない。
 でも、働かなければならない自分がいることからも逃げられないので、いろんな人達に出会えること、少しでも利用者の方が幸せに近づけること(自分自身も含めて)、「ヘルパー」という仕事は、何人もの人生、生き方を見ることにより、とても勉強になり、自分自身の反省にもなる。だから、今のところ辞めたいという気持ちにもならないので、まだはっきりわからないが、もしかしたら私の好きな職業ではないか。







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